祖師ケ谷大蔵 谷村歯科医院 ブログ

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2018年11月16日
歯磨きに関する豆知識


こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。

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お口の健康を守る最も基本的なことは、なんといっても『歯磨き』です。
今回は、現代生活に欠かせない『歯磨き』に関する常識や、今まで誤解されていたことなどを説明いたします。

口の中のトラブルで最も多いのは、『虫歯』『歯周病』です。
この『虫歯』と『歯周病』を防ぐには、毎日の歯磨きが欠かせません。

砂糖や炭水化物の多い現代人の食生活では、歯を磨かかないとあっという間に虫歯になってしまいます。

中には、「私は歯磨きをしなくても虫歯になったことがない」という人がいるかもしれません。
しかしそのような人はたいてい50歳を過ぎたあたりから、急速に重度の歯周病になっていく場合が多いです。
虫歯になりにくい人は歯自体が硬くて虫歯になりにくくても、歯を磨かないことで歯垢歯石が沈着していきます。
そして徐々に歯を支えている歯ぐきや骨が溶けていき、最後は歯が抜けてしまうのです。
歯が抜けた後は入れ歯になってしまいますので、生活の質が大幅に低下します。


1 歯磨きの目的について

ところで、なぜ歯を磨かないといけないのでしょうか?

つい数十年前まで、毎日定期的に歯を磨く習慣はありませんでした。
もちろん生物で習慣的に歯を磨くのは人間だけです。

私たちが歯を磨く理由の一つは、口の中をきれいにするためです。
社会生活を営む上で食べかすだらけだったりひどい口臭があれば、相手に不快な思いをさせてしまいます。

歯を磨く第二の理由は、食べかすや歯垢を取り除き虫歯や歯周病を予防することです。
ちなみに歯垢とは食べかすではなく細菌の塊まりです。
この歯垢がカルシウムと結合して、3か月ぐらいすると歯ブラシでは取れない歯石となり、歯周病が進んでしまうのです。
歯周病が進むと全身の病気、心筋梗塞、脳梗塞、高血圧、糖尿病などに大きくかかわることが分かっています。

そのほかにも歯ブラシは、『着色を取る』、『いい香りの息にする』、『歯や歯ぐきを強化する』、『歯を白くする』など様々な目的があります。


2 歯磨きはいつすればいい?

今までは「1日3回、食べたら3分以内に3分以上」歯を磨くというのが常識でした。
しかしこの常識はすでに古く、間違ったものでした!

現在、歯磨きは様々なデータから以下のようにするのがいいとされています。

・食べたら最低30分たってからから磨く

・夜寝る前と朝食べる前に磨く

・1日に何度も、また長時間磨くと歯や歯ぐきを傷つけてしまうので悪影響

食後すぐではなく、30分以上たってから磨くというのはびっくりですよね!
しかしこれには正しい理由があります。

食後の口の中は酸性になっていることが多いです。
そのような状況で歯を磨くと、酸で歯を溶かしてしまうのです!
そこで食べ終わてから30分ぐらいしてから磨くと、口の中は中性に戻っているので安全に歯垢を取り除くことができるのです。

就寝前と朝食前に歯を磨く理由ですが、寝ているときは唾液の分泌量が低下します。
そして口が開いた状態になることが多く、そうすると口の中が乾燥してしまいます。
そうすると、唾液による口の中の自浄効果がなくなり大量の細菌が発生するのです。
それを防止したり取り除くために、就寝前と起床後すぐに磨くほうがいいのです。

また、寝ているときに大量発生した細菌(歯垢)は、朝食時に食べ物と一緒に飲み込まれさまざまな病気の原因になることが分かっています。


3 歯磨きは何回すればいい?

歯磨きはできれば、起床後、就寝前、食後30分後がいいのですがなかなか難しいと思います。

ただ、歯磨きのポイントは回数ではありません。
どんなに回数を増やしても、歯ブラシを歯に正しく当てて歯垢を取り除けてないとそこから虫歯や歯周病が発生してしまうからです。

そのためには一度定期検診で、お口の衛生管理のプロである歯科衛生士によるブラッシング指導を受けてみましょう。
また、歯ブラシだけでは、どうしても届かない場所があるので、定期検診ではそのような場所も専用の器具でしっかりきれいにしていきます。
歯垢が歯ブラシでは取れない硬い歯石になってしまう、3ヶ月ごとの定期検診をお勧めします。

正しい歯磨きと定期検診で、お口の健康を維持していきましょう!


 

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