祖師ケ谷大蔵 谷村歯科医院 ブログ

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2019年5月16日
『メタボ』と歯周病の関係は?


こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。

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皆さん、毎年定期健康診断や人間ドックを受診していますか?
その際『メタボ』のチェックがありますが、それに引っかかった人はいますでしょうか?

最近コンビニやスーパーなどでは脂肪を吸収しにくくするお茶などがとても人気で、『トクホ』に認定されて多くの種類販売されています。
これらのお茶をメタボや肥満対策で、定期的に摂取している人は多いみたいですね。

ところでこの『メタボ』ですが、これはメタボリック症候群(Metabolic syndrome)の略です。
『メタボ』イコール肥満や健康に悪いというイメージがあると思いますが、今回はこの『メタボ』がお口の中の歯周病とどう関係があるのかということを説明していきます。


1 メタボリック症候群とは

平成28年の厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要」によると、成人男性の31.3%、成人女性の24.2%と、それぞれ3割と2割もの人が肥満とのことです。

そしてメタボリック症候群が強く疑われる人は、成人男子の実に2人に1人!、女子の5人に1人と推定されています。
この『肥満』と、『メタボリック症候群』とはどう違うのでしょうか?

肥満の状態には大きく2種類あり、『皮下脂肪型』『内臓脂肪型』に分けられます。
『内臓脂肪型』は『皮下脂肪型』:肥満よりも病気のリスクが高く、高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中・高脂血症などの成人病や生活習慣病を引き起こしやすくします。

『メタボリック症候群』とは、この高リスクな内臓脂肪が増加して生活習慣病や血管に起因する病気になりやすくなっている状態をいいます。
メタボリック症候群イコール内臓脂肪症候群なのです。

ちなみに健康診断でメタボのチェックがありますがその基準は、ウエスト周りが男性で85cm以上、女性で90cm以上となっています。
ウエストのサイズだけでメタボかどうか正確な判断はできませんが、これらの数値に近い人は生活習慣を見直したほうがいいでしょう。


2 メタボリック症候群と歯周病の関係は?

『歯周病』とは歯と歯茎の間の歯周ポケットから歯周病菌が侵入し、炎症によって歯を支えている骨を溶かして最終的に歯が抜けてしまう病気です。

メタボリック症候群の状態の人は内臓脂肪が多く、血管の中も脂肪が蓄積して血流が悪くなっています。
血流が悪いと血液がどろどろになって、栄養や酸素を全身に運ぶ能力が低下してしまいます。
そうすると免疫力も低下して歯ぐきの血流も悪化して、歯周病にとてもなりやすい状態になっていますのです。

また歯周病の人は病原菌が血流にのって心臓や全身に回るため重篤な病気の原因になったり、逆にメタボリック症候群の進行を進めてしまうことが分かっています。


3 歯周病を治してメタボを改善しましょう

『メタボ』を改善すると同時に、歯周病の治療や予防をすることがとても大切です。
そのためにはこれらのことを心がけましょう。

・生活習慣を改める

食べ過ぎない、糖分や脂肪、炭水化物を控えめにする、タバコを控える、適度な運動、十分な睡眠をとる、ストレスをためない。

・お口の中を清潔にする

食後30分したら歯を磨く、歯ブラシのほかにも歯間ブラシやデンタルフロス、マウスウォッシュを併用する。

・定期的に歯石を取る

歯垢歯石はセルフケアだけでは取り切れません。
3か月に一度は歯科医院で歯垢・歯石をプロのケアで取り除くことが大切です。
しっかりと噛めることが消化を助け、メタボリック症候群を予防します。


定期検診と規則正しい生活で、歯周病とメタボリック症候群を予防しましょう。


 

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