祖師ケ谷大蔵 谷村歯科医院 ブログ

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2020年1月 2日
口臭を予防しよう


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こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今年初めの歯科ブログは、 『口臭を予防するには?』 です。


口臭は他の人のニオイは気になりますが、自分のニオイはなかなか分からないものです。
どんな人でも生理現象として、ある程度は口臭があります。
そのため過剰に気にする必要はありませんが、ある程度の口臭は周りの人の迷惑にもなるので、できるだけ取り除くように努力しましょう。

今回はこの、『口臭の予防方法』 について説明いたします。


口臭の種類は?

口臭の種類は大きく分けて次の3つがあります。

1 口の中が原因のもの
2 胃など、口の中以外が原因のもの
3 精神的なもの

2の口の中以外が原因なものは、のどや扁桃腺の炎症、呼吸器や胃腸などの消化器、ピロリ菌による胃潰瘍、逆流性食道炎、吐しゃ物、糖尿病が口臭となってにおう場合があります。
これらが原因となる場合は、病院の消化器内科に受診しましょう。

におう食べ物として有名なにんにくやニラ、またたばこを吸ったり、お酒を飲んだ場合も口臭が発生します。ただしこの場合のにおいは、口の中に残った物が臭うわけではなく、消化、吸収された成分が血液によって肺に運ばれ、吐く息に混ざって出てくるのです。
ですから頑張って歯を磨いても数時間は口臭が発生します。

3の精神的なものだと、物理的に原因を取り除いても問題が解決されません。
この場合も総合病院で相談されることをお勧めします。
ただし本人は実際に口臭があると思うわけなので、解決は難しいです。

とはいえ、口臭に関して一番大きな原因は、1 の 『口の中が原因』 となっています。


『口の中が原因』 の口臭の発生メカニズム

口の中が原因の口臭には、食べ物の他に細菌から発生する臭気があります。
歯石の奥にいる酸素を嫌う 『嫌気性菌』 は、食べかすや血液、粘膜のはがれたものを栄養に増えていきますが、同時に臭気を発生させます。これは 『揮発性の硫黄化合物』 と言われており強烈な口臭のもとになります。

揮発性硫黄化合物は、硫黄成分なので硫黄が主成分の温泉のような卵が腐ったような匂いです。
この臭気は毒ガスと同じで、口の中では歯周病を悪化させたり、活性酸素を発生させて癌になりやすくなってしまいます!


嫌気性菌を取り除くには?

口の中に残っている歯垢、歯石、それに舌の表面に残っている 『舌苔』 を取り除く必要があります。
嫌気性菌は酸素を嫌うため、歯石の深い部分や舌苔の内側に存在しています。


舌苔とは?

舌苔とは舌の表面にたまった、白いかすのことです。
これは食べかすと細菌が混ざったもので、最近の研究では口臭の主な原因はこの舌苔だということが明らかになりました。

口臭を取り除いたり予防をするにはまずはこの舌苔を取り除きましょう。


舌苔を取り除くには?

歯ブラシで舌の表面をごしごし磨くと、歯も表面にある味覚を感じる 『味蕾』 という組織を傷つけてしまう可能性があります。
薬局では舌を磨くための 『舌磨き』 が売っています。
500円前後とそれほど高くはないので、できればこの舌磨きを使用するようにしましょう。


舌の磨き方

・舌を磨くときは、鏡を観ながらしっかりと舌を前に出しましょう。
・舌の先端には舌苔はあまりないので、できるだけ舌の奥から汚れを掻き出しましょう。
・もしも嘔吐反射が強いせいで舌の奥を磨くときにオエッとなってしまう人は、無理をしないでできる範囲で磨きましょう。
・舌磨きは歯ブラシと異なり、1日1回で十分です。あまり一日に何度も舌を磨くと舌を傷つけてしまいます。


歯垢・歯石も取り除きましょう

口臭の主な原因は 『舌苔』 ですが、それ以外に歯垢・歯石もひどくなると臭気を発生させます。
歯垢は適切な歯ブラシで取り除きます。
歯石に関しては、もはや歯ブラシなどのセルフケアでは落とせませんので、歯科医院で取り除いてもらいましょう。

歯周病がひどくなると、歯ぐきが腫れあがり出血して、口臭はもちろん歯ブラシが当たるだけで痛いので歯ブラシができず、さらにまた歯垢歯石がたまり、と悪循環になって最後は歯が抜けてしまいます。
この場合、歯科医院でも1回ですべての歯石を取り除くことはできません。
何度か通院が必要ですが、口臭を取り除くことはもちろん、歯を守るためにも頑張って通いましょう。


 

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