祖師ケ谷大蔵 谷村歯科医院 ブログ

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2020年11月29日
インプラントに関するQ&A


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こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。

歯を失った後に人工の歯根を埋めてそこにかぶせものを入れる治療を 『インプラント治療』 を言います。
インプラント治療がなければ、歯が無くなった後は、両隣の歯を削ったり神経をとってかぶせるブリッジにするか、取り外し式の部分入れ歯にするしかありません。
ブリッジにする場合は、両隣の歯を大きく削りますし、支えている歯に大きな負担がかかるため、歯が折れてしまうリスクがあります。
部分入れ歯にする場合は、両隣の歯を削らなくてもいい代わりに、ばねの金具が見えたり異物感が強かったり、動くのでしっかりかむことが難しいです。
そのような理由から、当院では歯がない部分の治療としてはインプラント治療をお勧めしております。

とはいえインプラント治療は外科手術になりますので、やはり怖かったり事故や保証、費用など様々な疑問があると思います。
そこで今回は、患者様からのインプラント治療に関するよくある質問をQ&A方式でまとめてみましたので説明していきます。


Q インプラント手術はどのように行うのですか?

A まず人工歯根を埋め込む一時手術、人工歯根にカバーをつける二次手術、型取り、かぶせもののセットと通常4工程になります。

手術は虫歯の治療と同じ部分麻酔を使用します。
型取りに際しては歯の治療と異なり、削る工程はありません。
また土台とかぶせ物が同時に出来上がりますので、型取りも1回で終わります。


Q 治療が終わるまでどのくらいの期間がかかりますか?

A 最短で3ヶ月かかります。

下の顎で骨がしっかりしている場合は3ヶ月ほどになります。上の顎は柔らかいため5ヶ月ほど見たほうが安全です。
インプラントは埋め込んだ後で骨と固定されるまで時間がかかりますので、どうしても一定の期間が必要になります。


Q インプラントの手術が怖いのですが。

A 手術は、抜歯と同じ部分麻酔で行います。手術の時間は2時間ほどです。また、不安や恐怖心が強い患者様には鎮静処置をしますのでリラックスした状態で処置を受けることができます。

最短で1時間程度で終わりますし、手術中は麻酔をしていますので痛みはありません。
当院ではベテランの口腔外科医が担当しますので、鎮静剤の点滴下で治療すことが可能です。
全身麻酔ではないので意識が無くなるということではないのですが、処置中は恐怖心や不安が無くなります。


Q インプラントの寿命はどれくらいですか?

A しっかりとメンテナンスをしていれば一生持たせることも可能です。

インプラントは人工的なものなので、天然の歯よりは感染に弱いです。
ただし、現在のインプラントの製品はかなり熟成されており、しっかりとしたメンテナンスをしていれば、ほとんど経年変化はありません。
また、かぶせものがセラミックだと表面が欠けてしまうことがありますが、当院ではとても頑丈なジルコニアという白い材料を使用していますので耐久性もとても優れております。
それでも不幸にしてインプラントがだめになっても、患者様が望めば数ヶ月後にまたインプラント治療を行うことができます。
ただし、歯ぎしりや食いしばりが極度に強い方はまれに脱落を繰り返しますので難しい場合があります。


Q インプラントは何歳からできますか?

A あごの成長が落ち着く20歳ぐらいからでお勧めしています。

中高生で事故やけがなどで前歯を失ってしまった際に、親御さんからインプラント治療に関して相談を受けることがあります。
しかし、高校生まではまだあごの骨が成長段階なので、お勧めできません。
多感なお年頃なので特に女の子は歯がないとコンプレックスになってしまうでしょう。
しかしインプラント治療はまだ難しいため、仮歯を作って様子を見ていただいております。
また逆に何歳までインプラント治療ができるかですが、当院では80歳を一つの区切りとさせていただいております。
もちろん、全身状態に左右されますので80歳以上でも可能と判断すればお勧めしますし、さまざまな全身疾患がある場合は高齢でなくてもお断りしております。


Q 金属アレルギーがあるのですが可能でしょうか?

A 人工関節に主に使われるチタン合金を使用しております。

当院のインプラントは、京セラ製の純国産チタン合金のインプラントを使用しております。
チタンは腕の関節や股関節などの人工関節として埋め込まれる金属で、歯の代わりとしてもとても丈夫で長期安定性を持った素材になります。
今までチタンでアレルギーが発生した症例はありませんが、ご心配なら事前に皮膚科でアレルギーのパッチテスト受けてもらいましょう。


Q インプラントはいくらぐらいかかりますか?

A インプラント治療は合計で42万円になります。

インプラント治療は我々にとっても大変な治療です。
事前の診査と診断、処置、そしてメインテナンス、高価な材料など。
そのため基本的に1本あたり一次手術で20万円、二次手術で2万、インプラント用土台で5万円、かぶせもので15万円の合計42万円になります。
お支払いは総額を一括ではなく、各工程でそれぞれお支払いいただく形をとっております。
なおお支払いにはクレジットカードが使用できます。


Q インプラント治療は保証はあるのでしょうか?

A 埋め込む人工歯根で10年、かぶせものは5年となっております。

正しく埋入されたインプラントは毎日のセルフケアと定期的なメインテナンスをしっかりと行うことで、一生に近い期間持たせることが可能です。
そのため当院では長期の保証制度を設けております。
ただし、歯ぎしりや食いしばりが極度に強い方はごくまれに


Q インプラントができない場合はどんな時ですか?

A 年齢や全身疾患によってはできない場合があります。

年齢に関しては前述のとおりですが、全身疾患とは重度の骨粗鬆症・糖尿病・肝臓病・心臓疾患のある人、血液疾患のある人、最近全身麻酔で手術を受けた人、薬物やアルコール中毒・ヘビースモーカーの人、先天性の骨形成不全の人、がんなどで放射線治療を受けた人ではインプラント治療はほぼ不可能です。
また上の顎の手術で、上顎洞という空洞内が腫れている場合に手術の際この空洞を触れる可能性がある場合もできません。
なお、インプラントはメンテナンスフリーではないので、歯ブラシや定期健診の重要性を理解していただけない場合も予後不良でトラブルになりやすいのでお断りしています。
喫煙は手術後の回復を大幅に遅らせます。
また感染に対して弱くなりインプラントが脱落するリスクが高まりますので、禁煙を強くお勧めしています。

これらとは逆に、あごの骨が足りない場合は人工骨を適切に使用することで現在はほとんどの状態でインプラント治療が可能です。
もし今までに、「あごの骨が足りないのでインプラントができない」と言われたとしても、一度ご相談ください。


当院では院長が執筆した、『インプラントに関する小冊子』 を希望する患者様に差し上げております。(希望小売価格1,100円)
インプラント治療に関するご質問やご相談がありましたら、当院スタッフまでご相談ください。


 

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