祖師ケ谷大蔵 谷村歯科医院 ブログ

ブログ

2021年2月 6日
子供の口の中の事故


@mushiba_haita_boy.jpg

みなさんこんにちは。
2月はバレンタインデーがありますね!
お菓子作ったり、お菓子貰ったりと甘いものを食べる機会が増える方は多いのではないでしょうか?
美味しく甘いものを食べるためにも、毎日の歯磨きや、歯科医院での定期検診をしっかり受けましょうね。


緊急事態宣言延長により、家族で過ごす時間も増えたのではないでしょうか?
お正月のニュースでは、お餅を喉に詰まらせてしまうご高齢の方が報道されることがありますよね。
喉に詰まらせてしまうものは、お餅だけではありません。
そして、口の中の事故は、高齢者だけではなく、子供でも起こります。

今回は、『子供ではどのような口の中の事故が起こりやすいですか?』 という質問にお答えしていきたいと思います!
子供の口腔領域の事故としては、歯や口の外傷・誤飲・誤嚥・窒息事故があります。


主として口腔外傷は、『歯の外傷』 と、『軟組織(口唇、歯肉、舌、頬粘膜)の外傷』 に分けられますが、歯の外傷と軟組織の外傷が同時に発生することも少なくありません。
誤飲、誤嚥、窒息事故は3歳未満の低年齢児に起こりやすく、重篤な症状に陥ったり、死亡事故に繋がることもあります。

1 歯の外傷
乳歯の外傷は、歩行が開始されてまだ運動機能が未熟な1歳〜2歳児に多く見られます。
『上顎の乳切歯』 と言われる、上の歯の前歯に受傷します。
転倒や、転落、衝突が原因になります。
低年齢児は頭部の比率が大きいので重心が高く、歩行にもまだ慣れてないので、転倒しやすいのです。

2 軟組織の外傷
軟組織の外傷は、歯の外傷と同時に、口唇、歯肉、口腔粘膜などに裂傷や挫創として生じることがあります。
箸やスプーン、フォークなどの鋭利な器具による口唇や舌、口腔粘膜の損傷は多いです。
歯ブラシによる口腔外傷も1歳〜2歳児に多くなっていて、これらの外傷は食事中や歯磨き中に遊んでいたり、くわえたまま歩き回ることが原因となっています。
先端が鋭利なもの以外の歯ブラシでも、勢いよく転んだりぶつかったりすると、頬粘膜や口蓋、咽頭に突き刺さるので気をつけましょう。
歯ブラシをしているときは必ず座らせる、立ち歩き始めたら歯ブラシを中断させる、歯ブラシは子供の手が届かない所に保管するなど保護者の方の協力も、必要です。

3 誤飲・誤嚥・窒息事故
異物の誤飲、誤嚥、窒息事故は、手に触れたものや興味のある物何でも口に持っていく0歳〜1歳児に起こりやすいです。
薬(錠剤)やタバコ、洗剤、化粧品、コイン、ボタン電池などがよく誤飲されてしまいます。
おもちゃでも小さい部品などは取り出して飲み込んでしまうリスクがあります。
異物の誤飲、誤嚥、窒息事故の予防については、子供の行動をコントロールすることは難しいため、環境の整備で対応する必要があります。
子供がくちに入れると危険なもの(タバコ、化粧品、洗剤など)は、子供の手の届かない所に収納するか、床から1m以上高いところに置くのをオススメします。

食べ物による窒息事故は、高齢者と、3歳以下の乳幼児に起こりやすく、異物の誤飲、誤嚥より頻度が高いといわれています。
3歳以下の乳幼児では、まだ乳歯列完成前で咀嚼機能が充分に獲得されていないので、事故が起こりやすいです。
餅や飴、ピーナッツは事故が起こりやすいことが知られていますが、他にもパン、ミニトマトなどの野菜、リンゴやブドウなどの果物、菓子類でも事故の報告が多くみられます。

丸く詰まりやすいものは、飴、ピーナッツ、ミニトマト、ぶどう、団子類、キャンディーチーズ、枝豆などがあります。
水分を吸ってくっつきやすいものは、パン、餅、菓子類のウエハース、ラムネ菓子、豆菓子などです。
乳歯が生え揃わないと噛み砕きにくいものは、生のニンジン、リンゴ、こんにゃく、ソーセージ、かまぼこなどです。

低年齢児では、乳歯の生え方や、噛む力に、合わせた食べ物をまわりの大人が確認してあたえるようにするのが大切です。
噛みやすいように小さく切ったり、少量ずつ食べさせるようにしてみましょう。

高齢者や低年齢児だけでなく、
どの方もよく噛んでお食事はしましょうね。
よく噛んで食べることで食べ過ぎ防止にもなります。

DH大久保


 

カテゴリ:

戻る

月別アーカイブ

カテゴリ