【歯科医師解説】乳歯の虫歯は放置NG!子どもの歯の重要な役割と当院の診療方針

今回は『子どもの歯(乳歯)』についてお話しします。
人間の乳歯は0歳頃から生え始め、4歳頃には全部で「20本」が生えそろいます。その後、5〜13歳頃にかけて、順次大人の歯(永久歯)へと生え変わっていきます。
乳歯が使われる期間はわずか10年ほど。「どうせ抜けるから、少しぐらい虫歯になっても平気かな?」と放置してしまうのは、実はとても危険です!
1. その後の人生を左右する!乳歯の大切な3つの働き
子どものお口の中は、乳歯と永久歯が混在する非常に複雑な環境です。乳歯には「ただ噛むだけ」ではない、今後の人生に大きく関わる重要な役割があります。
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① 噛む力を育て、顎の成長を促す しっかり噛むことで顎の成長を促し、お顔の筋肉や表情の発達に良い影響を与えます。また、噛むことで唾液が多く分泌され、お口の中を浄化して虫歯や口臭を防ぐ効果もあります。
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② 正しい発音を身につける 前歯などがしっかり生えそろうことで、舌を正しく使い、きれいな発音で話すことができるようになります。
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③ 永久歯を正しい位置へ導く(歯並びの土台) 永久歯の形ができてくると、乳歯の根が吸収されて抜け落ち、そこへ新しい歯が誘導されます。虫歯などで乳歯が早く抜けすぎてしまうと、永久歯が生えるスペースが崩れ、将来の歯並びが悪くなる大きな原因になります。
2. 子どもの虫歯予防は「痛くなる前」が鉄則
子どもの歯の治療は、大人と比べて非常に困難です。 お口が小さくて器具が届きにくいだけでなく、唾液の量が多いため詰め物がうまく接着しにくく、感染のリスクも上がります。さらに、怖がって急に動いてしまうと、お口の中を傷つける危険性も高まります。
そのため、「痛がってから」ではなく、痛くなる前に少しでも早く歯科医院へお越しください。 定期検診やフッ素塗布で何度も通って、医院の雰囲気に慣れておくことが、いざという時にスムーズに治療を受けられる最大のコツです。当院のキャラクターである「たにくん」や「たにみーちゃん」と一緒に、まずは歯医者さんに楽しく通う練習から始めてみませんか?
3. 【重要】当院の小児歯科治療のポリシー
当院では、お子さんが治療を怖がって暴れてしまったり、お口を閉ざして拒否してしまったりする場合に、ネットなどの拘束具(サポーティング)や開口器を使用して無理やり治療を行うことは一切いたしません。
押さえつけての無理な治療は、大切なお子さんの人権を無視した行為であり、将来にわたって「歯医者嫌い」という深刻なトラウマを植え付けてしまいます。また、急な体動によるスタッフやお子様自身の怪我のリスクも伴います。
そのため、どうしても治療が必要であるにもかかわらず、お子さんのご協力が得られない場合は、全身管理や専門的なトレーニングが可能な「小児歯科専門医」での受診をおすすめさせていただいております。
お子さんの心と身体の安全を第一に考えた方針ですので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。 毎日の仕上げ磨きと定期検診の二人三脚で、お子さんの健康な歯を守っていきましょう!
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