【歯科医師解説】痛みを抑えて治りを早く!最新「歯科用ダイオードレーザー」を導入しました

こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。

この度、当院の診療設備として最新式の「歯科用ダイオード(半導体)レーザー」を新しく導入いたしました!

今回導入したダイオードレーザーは、ペンのように非常にコンパクトなサイズですが、歯科治療において必要十分な「2W(ワット)」という強力なパワーを持っています。セッティングも簡単で、毎日の診療ですぐに活用することができます。

「歯医者さんでレーザーって何に使うの?」と疑問に思われるかもしれませんが、実は非常に多くの使い道があり、患者さまの身体の負担を大きく減らしてくれる素晴らしい機器なのです。

歯科用ダイオードレーザーの幅広い使い道(14の用途)

当院のダイオードレーザーは、麻酔をほとんど使用せずに、以下のような多彩な治療を行うことが可能です。

  1. 口内炎の痛みの軽減

  2. 病巣の治癒(治り)の促進

  3. 歯肉(歯茎)の切除

  4. 膿(うみ)を出す処置

  5. 止血(血を止める)

  6. インプラントの2次手術

  7. 歯の根の殺菌(根管治療)

  8. 歯周ポケットの殺菌(歯周病治療)

  9. 歯肉の黒ずみの改善(ピーリング)

  10. 親知らずの痛みの軽減

  11. 顎(あご)の痛みの軽減

  12. 筋肉のコリをほぐす

  13. ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばりなど)の改善

  14. 歯のホワイトニング

レーザー治療がもたらす『3つの大きなメリット』

これまでの従来の歯科治療ではどうしても治らなかったり、非常に時間がかかってしまったりした難症例でも、レーザーを使用することでスムーズに対応できるようになりました。

1. 治りにくい病巣への「強力な殺菌効果」

歯の根の先に膿が溜まっている場合、病巣が大きすぎると何ヶ月も痛みが引かないことがあります。そのような時にレーザーを使用し、専用の液剤と反応させることで、根の奥深くまで強力な殺菌効果を発揮します。 また、進行した歯周病に対しても、歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)に専用の液を入れてレーザーを当てることで、症状を大幅に改善させることが可能です。

2. 出血・痛み・腫れを最小限に抑える「外科処置に最適」

歯茎を切開しなければならない時、通常のメスだと大出血して術野(治療する場所)が見えにくくなることがあります。しかし、ダイオードレーザーで切開すると、切った部分が瞬時に炭化するため「出血がほとんどない」という絶大なメリットがあります。血を止める時間を省き、より正確な処置が可能になります。 特に「インプラントの2次手術(歯茎を切ってキャップを付ける処置)」では、通常は大きく切開して糸で縫うため、10日〜2週間ほど痛みや腫れが続きます。しかしレーザーを使えば、必要最小限の切開で済むため出血も痛みも腫れもほとんど出ず、縫う必要(抜糸)もないため、あっという間に傷口が治癒していきます。

3. 歯茎を綺麗なピンク色にする「審美効果」

病巣の治療だけでなく、見た目を美しくする審美目的でも活躍します。歯茎が黒ずんでしまっている場合、レーザーを当てることで健康的なピンク色の歯茎を取り戻すことができます。さらに、歯のホワイトニングの効率を高めることにも使用できます。

【安全第一】レーザー治療を受ける際のお願い

このように大変優れた治療効果を発揮するレーザーですが、高いエネルギーを放出するため、取り扱いには十分な注意が必要です。 治療の際、患者さまには目を保護するために「レーザーの波長をカットする専用のゴーグル」を必ず着用していただきます。 (※安全確保のため、ゴーグルの着用やじっとしていることが難しい小さなお子様には、レーザー治療を行うことができませんのでご了承ください)

※ちなみに、歯科用レーザーには主に4種類あり、虫歯を直接削ることができる「エルビウムヤグレーザー」という種類もありますが、現在のところ出力の面で通常のドリルのように削るのはまだ難しい面があります。今回は軟組織(歯茎など)の処置や殺菌に特化したダイオードレーザーを採用しています。

コンパクトで優秀なレーザー機器が仲間に加わり、当院の診療の幅がさらに広がりました。 これからも、最新の設備と技術で、患者さまにより上質で負担の少ない治療を提供してまいります!

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