国際インプラント学会の年次大会

こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。

先週の日曜日に舞浜のホテルで、『国際口腔インプラント学会の年次大会』がありましたので、参加しに行ってまいりました。
通常日本の学会は、大学の歯学部の講座がそれぞれ持ち回りで主催をします。
そのため学会の学術大会は主に研究発表が主になり、参加者も大学に残っている医局員がほとんどのため、私みたいな一般臨床医はなかなかなじむことができません。
しかしこのインプラント学会は開業医の歯科医師の会員で成り立っています。
学術大会も研究より実際の臨床に焦点をあてており、参加することで日々の診療にとても役に立ちます。
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学会の開催される場所は毎年変わります。今年は東京ベイ舞浜ホテルの会議場で開催されました。
この日はとてもいい天気だったため、ディズニーランドに行く家族連れでホテルのロビーは大混雑でした。私は残念ながら?会議室にこもって1日お勉強です。(*^。^*)
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会場の前にはインプラントに関する歯科用機器メーカーがブースを出していました。
インプラントは超精密な医療器具で日々進化しますが、このようなところで最新情報を仕入れることができるのでとてもありがたいです。
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この国際口腔インプラント学会はドイツインプラント学会と提携しており、ドイツ本国でその学会の認定医試験を受けることができます。
この試験はなかなか難しいみたいで合格者は年に数人です。今年の日本人の合格者は一人だけだったみたいで、この学会の開催中に授賞式がありました。私もこの資格を目指して頑張ります!
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受講中の様子です。学術大会なので正装で参加です。朝から1日講義があったのでちょっとお疲れです。
国際口腔インプラント学会(ISOI)は、学会の性質上ベテランの開業医の先生が多い学会です。
しかも皆さん目つきが気のせいかとても鋭かったです。今までに様々な困難を経験してきたのでしょう。
ところで、会場内で2年前のアメリカのレーザー学会で一緒だった先生とお会いしました。
この学会に10年前に最初に参加したときは知り合いの先生が一人もいなかったのですが、今では理事の先生方にも懇意にしていただき、毎年学会に参加するのがとても楽しみです。
インプラント治療は、歯がなくなったあとも入れ歯を入れたり隣の歯を削ってブリッジにしなくてもいい素晴らしい治療方法です。
特に歯がなくなった隣の歯がぐらぐらになっていると、ブリッジや入れ歯にするとまただめになって歯を失ってしまいます。
インプラントを入れることで、弱い歯の負担を少なくすることででき結果的に少しでも長く自分の歯を残すことができるのです。
しかしインプラント治療はリスクが大きいことも事実です。そのため我々のようなインプラントを扱う歯科医師は常に最新の知識と技術の取得に日々努力する必要があります。
これからも患者様の豊かな人生に役立つように頑張ります!