歯周病の予防、なぜ重要?

みなさんこんにちは。
最近すっかり寒くなってきて、なるべく外に出たくないな〜と思う方も少なくないのではないでしょうか。
今日は、“なぜ寒い時期でも定期的に歯石をとるが大事なのか”について書きたいと思います。
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歯石を取る理由として、歯周病になり歯がぐらぐらになるのを予防する。ということや、虫歯の原因になる細菌の塊を除去する。ということ、歯石を取ることで全身的な病気になるリスクを下げる。などが挙げられます。
では全身的な病気とは、どのようなものがあるのでしょうか?
1.心筋梗塞
動脈硬化により心筋に血液を送る血管が狭くなったり、ふさがってしまい死に至ることもある病気です。
動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされていましたが、別の原因として歯周病菌などの細菌感染があげられます。
2.脳梗塞
脳の血管が詰まる病気で、歯周病の人はそうでない人の2.8倍も脳梗塞になりやすいと言われています。
血圧・コレステロール・中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療はより重要となります。
3. 糖尿病
歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つと言われてきました。
実際、糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかりやすいという結果がでているのです。
さらに最近、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという真逆の関係も明らかになってきました。
つまり、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっていると考えられるようになってきたのです。
歯周病治療で糖尿病も改善することも分かっています。
4.低体重児出産
妊娠している女性が歯周病にかかっている場合、低体重児および早産の危険度が高くなることが分かっています。
これは口の中の歯周病細菌が血中に入り、胎盤を通して胎児に直接感染するのではないかと言われています。
その危険率はタバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高いという結果がでているのです。
歯周病は治療可能なだけでなく、予防も十分にできるものです。
生まれてくる元気な赤ちゃんのために、確実な歯周病予防を行いましょう。
5.関節炎
関節炎などが発症する原因のひとつとして、ウイルスや細菌の感染があります。
関節炎などの原因となる黄色ブドウ球菌や連鎖球菌の多くは、歯周病原性細菌など口腔内に多く存在するのです。
これらのお口の中の細菌が血液中に入り込んだり、歯周病によって作り出された炎症物質が血液に入り込むことで、関節炎などが発症することがあります。
このように歯周病を予防することは、結果的に全身の病気を予防することにも繋がるのです。
DH 井田