インフルエンザ対策

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みなさん、こんにちは。
2020年は東京オリンピックで盛り上がりそうですね!
今年もよろしくお願いします。
さて、今日は 『インフルエンザ』 について書きたいと思います。
 
新型のコロナウイルスのニュースが最近はとても多く感染予防に注意したいところですが、気温が下がり乾燥するこの時期は、気にかけてはいてもインフルエンザにかかってしまう人も少なくないと思います。
手洗いや乾燥対策など基本的な予防策や、予防接種などはもちろん、プラスアルファの予防策として期待されているのが、お口のケアです。
口の中の菌がインフルエンザの菌を助ける?
口腔内の細菌が、インフルエンザウイルスの感染を促進する可能性があることが最近分かってきたのです。
人の細胞の中に取り入れられたインフルエンザウイルスは細胞内で増え、子孫ウイルスが細胞表面に形成されます。
しかし、このままでは子孫ウイルスが細胞表面にくっついた状態で放出はできません。
そこでインフルエンザウイルスがもつ酵素が、子孫ウイルスと細胞との結合を切り離します。
こうして放出された子孫ウイルスは、他の細胞へ感染できるようになり、感染が拡大するのです。
また口の中の細菌によって、細胞外に放出されたインフルエンザウイルス量が20倍以上にも増加することが分かっています。
では、お口の中の細菌をどのように減らすのがいいのか?
口腔細菌の温床となっているのは、歯の表面についている白っぽい塊のことで、これを 『歯垢』 と言います。
歯垢は食べカスの集まりと勘違いされる方もいらっしゃいますが、実は口腔内細菌の塊なのです!!
歯垢はつきたばかりのころはまだ柔らかく歯ブラシで落とせるのですが、やがて固まってきて石みたいになります。
これを 『歯石』 と言います。
一旦、歯垢が硬い歯石になってしまうと、普段の歯ブラシでは落とすことができません。
歯科医院の専用の機械でしか落とせないので、歯石取りを行う必要があります。
歯科医院では、音波や超音波を使ったスケーラーという機械で歯や歯ぐきを傷つけずに微振動で歯石だけを落としていきます。
最近では、歯科医師や歯科衛生士が手用の道具で歯石を取ることは殆どありません。
手用スケーラーは使い方を間違えると、歯と歯ぐきを傷つけてしまいます。
まれに音波や超音波スケーラーの使用時に出てくる水ですごくしみてしまう場合は、手用のスケーラーで何回かに分けて歯石を取り除きます。
また、歯垢が固まって歯石になる時期は3~6ヶ月と言われていますので、それくらいのタイミングで定期的に歯石取りを行うととても効果的です。
自宅でできる予防法は?
歯科医院でプロの手によって、感染の原因になる歯垢・歯石をとり除くことも大事ですが、自宅での丁寧なケアがより重要になってきます。
まず歯ブラシは自分に合ったものを選び、時間をかけて丁寧に磨きましょう。
よくゴシゴシと力強く大きな動きで歯を磨いてしまう方がいますが、歯ブラシは小さく歯茎をマッサージするような感じで細かく動かすのが正解です。
奥の歯の難しいところには、『タフトブラシ』 といってブラシの束が丸く小さいものを使うのもおすすめです。
また、『歯間ブラシ』『デンタルフロス』 を使って歯間をよく清掃することも重要です。
歯の間が空いていて気になる方は、歯間ブラシを使用してください。
歯の隙間がそんなに気にならない方はデンタルフロスを通すことをおすすめします。
マウスウォッシュなどを最後に使って、歯のコーティングをすることも大事なことです!
分からないことがあれば、歯科衛生士に相談していただければお答えしますので、是非ご相談ください。
毎日の正しい歯ブラシと定期的な歯石除去で、インフルエンザと新型コロナウイルスから守りましょう!
歯科衛生士 井田