歯の神様について

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みなさんこんにちは、2021年スタートしましたね!今年もよろしくお願いします。
今回は歯の神様について調べてみました。
日本各地に歯に纏わる神様がたくさんいるのを知っていますか?
少しご紹介します!
真田阿梅・大八の墓(宮城県)
境内の中に真田幸村の娘(阿梅)のお墓があります。
この石像は頬杖をついて瞑想してるポーズをしているので周りの人々が虫歯で痛い頬を押さえているように見えるため、“虫歯の仏” と呼んだそうです。
味噌なめ地蔵(群馬県)
群馬県天桂寺に味噌なめ地蔵が二体います。
このお地蔵さんは口の周りに味噌がたくさんついています。
病や歯痛の時にこのお地蔵さんに味噌を塗り祈願すると治ると言われています。
なぜ味噌かというと、発熱や歯痛の時に味噌を塗ると熱冷ましの効果がある言われているからだそうです。
歯形地蔵(京都府)
このお地蔵さんはもともと、“逆さ川地蔵” とよばれていたそうです。
なんで逆さ川地蔵から歯形地蔵になったかというと、昔川の近くに大工の夫婦が暮らしていたそうです。
大工の夫はとても容姿がよく妻は他に取られるのではないかと不安になっていたそう。
ある雨の日に夫が帰って来ず不安になり迎えに行くと、夫が若い女と相合い傘をしているのを目撃したそう。
妻はとても怒り夫に噛みつこうとしました。
夫は驚いて近くにあった逆さ川地蔵の陰に隠れました。
妻は夫の肩に噛み付いたつもりが地蔵に噛み付いていたそう。
妻の歯は地蔵に食い込み離れなくなり妻はそのまま亡くなったそう。
そこにお坊さんが通り過ぎると噛み付いたまま亡くなりかわいそうということでお経を上げると妻は地蔵から離れることができたそうです。
しかし地蔵の肩には妻が噛んだ”歯形”が、残ったそうです。
その後逆さ川地蔵から歯形地蔵になったそうです。
塗りこべ地蔵(京都府)
伏見稲荷神社の一角に鎮座しているそうです。
なぜ塗りこべ地蔵と呼ばれてるかというと、
①昔土を塗った壁に安置されていたから
②塗り込めという言葉が病を封じ込めるという意味に転じ病の痛み、歯痛を封じるご利益があると自然に塗りこべ地蔵と呼ばれるようになったそうです。
歯神社(大阪府)
この神社は大阪府梅田にあります。昔に近くの川が氾濫し梅田が水没しかけたことがありました。
しかしこの神社の大きな石が”歯止め”したことから “歯止めの神様” と言われるようになったそうです。
また、今でも撫で石という石を撫でてから歯痛の部分を撫でると痛みが和ぐとか…。
また、海外でもアポロニアという聖人がいます。彼女は歯を全て抜かれるという拷問を受けて亡くなりました。そのため、彼女は歯に関する全ての守護聖人として崇敬されてきました。
彼女の絵には抜歯するためのはさみが手に握られています。
一部をご紹介しましたが日本だけでもたくさんの歯に関する神様がいました!
是非皆さんも調べてみてくださいね。
DH関