スポーツと歯の関係

みなさんこんにちは!
梅雨が始まろうとしていて、お天気もなんだか寒かったり暑かったりで困りますね💦
今回はスポーツと歯の意外な関係性についてお伝えしていこうと思います!

 

世界のホームラン王、王貞治さんは、現役を引退する頃には奥⻭がボロボロだった…という有名なお話があるようですが、みなさんはご存知でしたか?
これは、ボールを打つ時に奥⻭をグッと噛み締めていたからです。
ちなみに、フィギュアスケートの浅田真央さんも、以前インタビューで「ジャンプのときに奥⻭を噛みしめるため、⻭が欠けることがある」と答えていたことがあるそうです。

時速150キロのボールを打ったり、フィギュアスケートでジャンプする時、アスリートたちの奥⻭には数100グラム〜1トンもの負荷がかかるのだとか。
人は奥⻭をグッと噛み締めることで、重心が安定し、体がスムーズに動くようになります。
そのため、一流アスリートたちの⻭はボロボロになるわけです。
ちなみに、メジャーリーグでも活躍したイチローさんは、1日に5回⻭を磨いて、良い状態を保つようにケアしていたそうですよ。
頑丈な歯があるからこそ一流の選手になれるのでしょうね!

また、スポーツでトップを目指す子どもたちは、早いうちから⻭列矯正をしてかみ合わせをよくするのだそうです。
なぜなら、噛み合わせが悪いと、脳や顎への刺激が正しく伝わらないからです。
トップアスリートはもちろん、私たちが日常生活を送る上でも、⻭並びや噛み合わせが悪いと、仕事や勉強に集中できない……ということが起こってしまうのです。

スポーツによる外傷
スポーツによる前歯の外傷は野球やサッカー、バスケットボールなどの球技スポーツでは、飛んできたボールがあたったり、人との接触事故による歯の破折や脱臼などの事故が多くあります。
そのためにスポーツ選手は『マウスガード』と呼ばれるものを着用します。

 

マウスガード(スポーツ用マウスピース) とは…
スポーツ中に起こる歯や口のケガを未然に防ぎ、大切な歯を守ってくれるプロテクター(安全具)です。

マウスガードの着用がルールで義務付けられているのは、ボクシング、キックボクシング、ラグビー、空手、テコンドー(世界テコンドー連盟)などがあります。

永久歯は一度失うともう生えて来ません。
折れてしまっても再生しません。
スポーツで失う歯は圧倒的に上顎の前歯が多いとされています。
食べる、話す、表情を作るなどの働きが失われてしまう可能性があります。
スポーツ競技で義務付けられていなくても、身の安全を守ることが大切です。

スポーツをやってる方、もしくはこれからスポーツをしようか考えてる方はぜひマウスガードを作ってみてはいかがでしょうか!

歯科衛生士 山口