子どもに多い!唇の裏の水ぶくれ、放置しても大丈夫?

こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。

今回は、お口の中や唇にできる水ぶくれのような症状について説明します。

◆唇や舌にできる水ぶくれ、その正体は?

お子さんのお口の中に小さな水ぶくれのような膨らみが見つかると、心配になり、慌てて受診をされるケースが少なくありません。

このような唇や舌にできる半透明の膨らみは
「粘液嚢胞(ねんえきのうほう)」の可能性があります。

 

 

粘液嚢胞とは、お口を噛んだり傷つけたりすることで、だ液を運ぶ細い管が詰まってしまい、だ液の行き場がなくなって水ぶくれのようになってしまうものです。

見た目ほど心配なものではありませんが、自然に消えることは少なく、繰り返しやすいのが特徴です。

 

◆痛みはなくても油断は禁物

粘液嚢胞は子どもに多くみられるお口トラブルのひとつで、舌の先や裏側、下唇にできやすく、直径5~15mmと大きさもさまざまです。

ただし、中に溜まっているのはだ液なので、基本的に痛みを伴うことはありません。

つぶれると中のだ液が出て小さくなりますが、しばらくするとまた溜まって膨らんでくる…
というのを繰り返すのが、この病気の厄介なところです。

 

 

つい自分でつぶしてしまいたくなりますが、傷口に細菌が入り炎症を引き起こすおそれもあるため、気になっても無理に触らず安静を保ちましょう。

 

◆治療法と注意したいポイント

粘液嚢胞の多くは自然に治ることはなく、効き目のある塗り薬や飲み薬もあり別の病気が隠れていることもあるため、自己判断で放置するのは禁物です。

 

 

お口の中に気になる膨らみ・できものを見つけたら、早めに歯科医院を受診しましょう。

 

谷村歯科医院
ネット予約はこちらから
〒157-0072
東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階
TEL:03-3789-8241
URL:https://tanimurashika.jp/
Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7