【活動報告】痛くない・副作用ゼロの「LED光殺菌(FotoSan630)」導入セミナーに参加しました

こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。
昨日、最新の歯科治療技術である「レーザーと光殺菌」のセミナーへ参加してまいりました。
歯科用のレーザー機器は、日常の歯科診療において非常に多岐にわたる様々な使い方ができます。例えば、歯肉(歯茎)の殺菌・切除・止血をはじめ、親知らずの抜歯時の開創、治りにくい歯の根の消毒(根管治療)、歯の切削、しつこい歯石の除去、歯肉の黒ずみ・着色の除去、口内炎の治療、顎の痛みの緩和、歯のホワイトニング、そしてインプラントの高度なオペに至るまで、本当に数え切れないほどの用途があります。 そのため私は今までも、日本国内の学会はもちろんのこと、アメリカのレーザー歯学会などにも定期的に足を運び、世界基準のレーザーの安全な使い方と最新技術を熱心に学んでまいりました。
レーザー治療の優れた効果と「安全管理」の重要性
しかし、素晴らしい治療効果を持つレーザーですが、光のエネルギーを増幅させて一点に強く集中させる性質があるため、安全管理を徹底しないと大変危険な側面も持ち合わせています。
現在当院で使用している「ダイオードレーザー(半導体レーザー)」と呼ばれる機器の波長は、800nmから950nmほどの領域になります。もしもこの強力なレーザー光が誤って直接目に当たってしまうと、目の水晶体を突き抜けて奥にある網膜を痛めてしまう恐れがあるのです。 そのため、レーザー治療を行う際には、患者さまにもスタッフにも専用の波長をカットする「目を保護するゴーグル」の着用を徹底してお願いしております。このように、高い治療効果を得るためには、安全管理にとても気を使う必要があるのがレーザー治療の特徴です。
一方で、ご家庭の電球などでも最近広く使われている「LED(発光ダイオード)」の光であれば、当たり前のことですが直視してしまっても目への危険は全くありません。レーザーは電気を特殊な光に変えて治療を行うものですが、実は近年、このレーザーではなく、極めて安全な「LEDの光」を使用して歯や歯茎の病原菌を殺菌する画期的な治療アプローチが登場してきました。
アメリカの学会で出会った「LED光殺菌」の驚きの効果
きっかけは、先日アメリカのレーザー歯学会に参加した時のことです。 その会場には、大阪大学歯学部の先生と、その先生と一緒に最先端の歯科用機器を販売している企業の社長さんもいらっしゃっていました。その方々と意見交換などのお話をしている中で、「LEDの光を使用した光殺菌(PAD治療)」という新しい治療方法があることを教えていただいたのです。
それはレーザー治療と違い、厳密で大変な安全管理(ゴーグルの着用など)を必要としないにもかかわらず、歯科治療において非常に高い効果を発揮するという素晴らしいお話でした。なんと、LEDによる光殺菌の殺菌効果は、強い出力を持つレーザーを使った殺菌方法とほぼ同等の優れた効果が得られるとのことだったのです。
その後、日本に帰国してからこのLED光殺菌に関するセミナーの詳しい案内をいただき、「これは患者さまの負担を減らすためにも、ぜひ一回自分の目で確かめに行ってみないと!」と強く思い、今回のセミナーに参加することを決意しました。

新橋での最新セミナーに参加!光殺菌の仕組みとは?
セミナーの開催場所は、新橋にある広々とした会場でした。全国からかなり大勢の歯科医師の先生方が集まっておられましたが、最新の治療方法への関心の高さからか、みなさん非常に熱心に耳を傾けていました。
また、セミナー会場の展示ブースにはドイツ製の高出力な歯科用レーザー機器も置いてあり、そちらも非常に性能が良さそうでした。ただ、現在私が当院で愛用しているレーザー機器と同じ波長のものだったため、今すぐの購入については要検討としました。とはいえ、展示されていたレーザーのほうが出力が3倍ぐらい高い仕様になっていたため、今後の診療状況で必要性を感じれば、アップグレードとしての導入を検討するかもしれません。
さて、本題の「光殺菌治療(PAD治療)」ですが、日本の歯科治療の現場ではまだあまり馴染みがなく、実際に導入している歯科医院も全国でごくわずかという最先端の技術です。
具体的な治療の手順としては、まず人体に全く悪影響のない専用の青い染色液(トルイジンブルーという液体)を、殺菌したい歯周ポケットの奥深くや、細菌の繁殖した歯の根の中(根管)に注入します。そして、その液体が反応を起こす特殊な波長の「赤いLEDの光」を照射することで、ターゲットとなる病原菌を根こそぎ殺菌するというメカニズムです。
使用するトルイジンブルーの液体は、身体にとってまったく無害で安全・安心な成分とのことです。ただし、照射するLEDの光は非常に明るく強いため、光線過敏症(光アレルギー)をお持ちの方には使用が不可となります。 実際の治療でLEDの光を歯に当てている時間は「わずか1分以内」と非常に短時間で済むため、治療を受ける患者さんの身体的な負担やストレスもほとんどありません。
副作用ゼロで安心!最新機器「FotoSan630」の導入を決定
従来のレーザー機器と比較して、このLEDによる光殺菌システムは極めて安全性が高いということが十分に理解できました。「これはぜひ、当院の日常診療に役立てて患者さまに提供したい!」と強く実感したため、セミナー会場のその場でさっそく機器の導入注文をいたしました。
気持ちとしては明日からでもすぐに日々の治療で使いたかったのですが、専用の照射器が手元に届くまで大体2週間ぐらい時間がかかるそうです。というのも、この機械は医療先進国であるデンマーク製で、はるばるデンマーク本国から日本へ直送されてくるからだそうです。当院に無事届き次第、早速実際の診療に役立てていこうと考えています。安全にできる治療の幅が今以上にぐっと広がると思うと、私自身も今からとっても楽しみでワクワクしています。
この記事の冒頭にご紹介した画像が、今回私が新たに購入したデンマークのCMS Dental社が開発した「FotoSan630(フォトサン630)」という最新の歯科用LED光殺菌機器になります。
海を渡って今から届くのが待ち遠しくてたまりません。数ある機器の中でも、特に「安全性が高く、副作用が全くない」という最大のメリットに強く惹かれました。さらに、高額な歯科用レーザー機器に比べると導入コストのお値段も安いという利点もありました!(といっても、精密な医療用器械ですので、それなりにしっかりとしたお値段はいたしますが…笑)
ご来院いただく皆さまに、より安全で痛みの少ない最先端の歯科治療を自信を持ってお勧めできる体制が整うので、今回のセミナーに参加して本当に良かったと心から思っています。 この新しい光殺菌機器「FotoSan630」が無事に当院にやってきましたら、また改めてこちらのホームページのブログ等で詳しく皆様にご紹介させていただきますので、それまでもうしばらくの間楽しみにお待ちください!
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