お知らせ
-
次回の口腔外科外来は9月26日(土)です
毎月、大学病院の専門医による 『口腔外科外来』 を行なっております。 親知らずや口の中のでき物や違和感、あごの痛みや引っかかり(顎関節症)等でお悩みの方はご相談ください。 次回は9月26日(土)です。 ※口腔外科外来受診前に各種検査とご説明のため、事前に1度ご来院していただく必要があります。 (初診として口腔外科外来の予約は不可です。また、初診時に口腔外科外来の受診が必要かどうか判断いたします) ※口腔外科外来は完全予約制になります。 ※口腔外科外来でできる診査や処置には限界があります。診療所レベルでの範囲を超えると判断した場合には、大学病院の口腔外科または専門外来を紹介させていただきます。 詳しくはこちら
-
【口腔外科医解説】 慢性腎不全や透析を受けられている患者さんの安全な歯科治療
こんにちは、谷村歯科医院 歯科医師・口腔外科医の鈴木 孝美です。 今回は、腎臓の機能にご病気があり、医科に通院されていたり、透析を受けられている患者さんに対して、私たちがどのように「安全な歯科治療」を行っているかについてお話しいたします。 腎機能障害の進行度と検査値について 臨床の現場では、血液検査のeGFR(推算糸球体濾過量)という値が指標としてよく使われます。 これは、腎臓が老廃物を尿へ排泄する能力を示しています。 また、抗生物質などのお薬を処方する際の量の調整には、CCr(クレアチニンクリアランス)という値を用います。 クレアチニンは筋肉で作られるため、標準体型の方はeGFRとCCrをほぼ同等として考えます。 しかし、痩せている方、筋肉の病気がある方、肥満体型の方などは筋肉量が異なるため、専用の計算式を用いて正確な数値を出し、安全なお薬の量を決定しています。 慢性腎不全の患者さんに現れやすいお身体・お口の特徴 腎臓の機能が低下すると、全身やお口の中に以下のような特徴が現れやすくなります。 感染しやすい 貧血や低タンパク血症、あるいはステロイド薬を服用されている影響で、通常よりも感染症にかかりやすい状態になっています。 お口の乾燥(ドライマウス) 特に透析を受けられている患者さんは、唾液の分泌量が通常の約4分の1に減少すると言われており、虫歯や歯周病のリスクが高まります。 骨への影響(骨代謝障害) 腎機能障害によってビタミンDの活性化がうまくいかなくなると、カルシウムの吸収とリンの排泄に障害が起こります。 その結果、低カルシウム血症や高リン血症となり、あごの骨を含む骨の強度が低下してしまうことがあります。 お薬(抗生物質・鎮痛剤)を処方する際の注意点 腎臓の機能が低下している方に「腎臓から排泄されるタイプ」のお薬を通常通り処方すると、排泄が遅れて血液中の薬の濃度が高くなりすぎ、副作用が出やすくなります。 そのため、当院では以下の点に細心の注意を払っています。 抗生物質の選び方 お薬が「肝臓で代謝されるタイプ」なのか「腎臓から排泄されるタイプ」なのかをしっかり見極めます。 肝臓代謝型の抗生物質(マクロライド系、テトラサイクリン系、リンコマイシン系、あるいはセフェム系の一部であるロセフィンなど)を優先的に選んだり、腎臓排泄型の場合は安全な量まで減量して処方いたしますのでご安心ください。 痛み止め(鎮痛剤)の選び方 一般的な歯科の痛み止めであるNSAIDs(ロキソニンやボルタレンなど)は、腎障害をさらに進めてしまう恐れがあるため、腎臓への負担が少ないアセトアミノフェン(商品名:カロナールなど)を選択して処方いたします。 透析を受けられている患者さんへの配慮 抜歯など、出血を伴う外科処置を行う場合には、原則として「非透析日(透析をしない日)」に行うのが望ましいとされています。 これは、透析時に血液をサラサラにするお薬(ヘパリン)を使用するため、血が止まりにくくなるからです。 どうしても透析日に処置が必要な場合や、出血が長引くと予想される場合は、担当の透析医の先生に事前に連絡を取り、可能であれば透析時のお薬を「低分子ヘパリン」などに変更していただくことで、出血リスクをコントロールします。 もし、非常に大きな出血が予想される難易度の高い処置が必要な場合は、全身管理ができる専門医療機関(大学病院など)へご紹介し、安全に治療を受けていただく判断もいたします。 最後に 歯科治療は、患者さん一人ひとりの全身状態をしっかり考慮し、慎重に行う必要があります。 お飲みになっているお薬が変わったり、量が増えたりした場合は、どんな些細なことでも必ず私たちにお知らせください。 当院では、患者さんの全身の健康に寄り添った安全な治療を心がけております。 ご不安な点やご質問がありましたら、いつでもお気軽にお申し付けください。 歯科医師・口腔外科医 鈴木 孝美 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
【活動報告】ALD認定医試験の対策勉強会に参加しました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 2026年9月5日(土)の診療後に、湯島にある株式会社ジェイメック(JMEC)で行われた勉強会に参加してきました。 ラスベガスで開催されるALD認定医試験に向けて 今回の勉強会は、10月15日からアメリカのラスベガスで開催されるALD(Academy of Laser Dentistry:アメリカレーザー歯学会)の認定医コースの試験対策として行われたものです。 前回のALD(2019年テキサス州ダラス)の参加の様子はこちら 今回、日本からは総勢15名の歯科医師がこの認定医試験に挑戦することになっています。 株式会社ジェイメックは、歯科用と医科用の両方の医療用レーザーを専門に扱っている会社です。 こちらのビルの7階が立派なセミナー室になっており、私が到着した夜7時には、すでに午後6時からの勉強会が白熱して進んでいました。 オンラインとオフラインのハイブリッド開催 こちらが勉強会の様子です。 今回日本からの参加者は15名ですが、この日会場のセミナー室に集まったのは5名で、他の先生方は全国各地からオンラインで参加されていました。 画面越しからも熱意が伝わってきます。 恩師・永井先生による熱血講義 モニター前で講義をされているのは、私の恩師である永井先生です。 相変わらずの饒舌な口調で、試験の重要なポイントについて非常に詳しく、そして熱心に解説されていました。 講義中、参加者に対して時折「鋭い質問」が投げかけられるのも永井先生のスタイルです。 油断していると当てられてしまうのですが、私も不意に質問を受けました。 なんとか無事に正解を答えることができてホッと胸を撫で下ろしました(笑)。 共に試験官を務める河合先生と こちらは、銀座でご開業されている河合先生とのツーショットです。 河合先生はとても勉強熱心な先生で、私がALDの指導医資格を取得した2年後に、同じく指導医の資格を取得されました。 実は今回、私と河合先生は認定医試験を受験するわけではありません。今回は挑戦する先生方をサポート・評価する『試験官』としての立場で学会に参加いたします。 いざ、7年ぶりの学会参加でラスベガスへ! 学会本番まで残すところあと1ヶ月となりました。 私自身、このALDの学会に現地参加するのは実に7年ぶりとなりますので、今からとても楽しみにしています。 久しぶりのアメリカでの学会、日本の先生方が認定医試験に無事合格できるよう、しっかりとサポートしてきたいと思います! 現地での様子なども、またブログでご報告させていただきます。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
院長ブログを更新しました
院長ブログを更新しました。今回のテーマは、”実はつながっている!?お口の健康とメタボの意外な関係”です。 詳しくはこちら
-
【歯科医師解説】内臓脂肪と「歯周病」が互いに悪化させ合う!?血糖値や脂質異常を引き起こす『悪玉物質』の仕組みと生活習慣病予防
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 今回は、毎年の健康診断や人間ドックの結果でも気になる方が多い『メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と、お口の病気である「歯周病」との深い相関関係』について詳しくお話しいたします。 健康診断でお腹周り(腹囲)や体重、血圧、血糖値、コレステロール値などを指摘されたとき、多くの方は「明日から食事のカロリーを減らそう」「ウォーキングや筋トレなどの運動を始めよう」と対策を考えられるのではないでしょうか。 もちろん食事や運動の習慣を見直すことは大前提として非常に大切ですが、実は最新の医学・歯学の研究によって、全身の代謝トラブルを根本から改善するためには『お口の中の健康(歯周病のコントロール)』が極めて重要なカギを握っていることが明らかになっています。 1. 全身の生活習慣病の入り口となる「メタボ」と「歯周病」の双方向リスク そもそも『メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)』とは、単に体重が重いというだけでなく、お腹の内臓まわりに脂肪が過剰に蓄積した「内臓脂肪型肥満」に加えて、「高血圧」「高血糖」「脂質代謝異常(中性脂肪やコレステロールの異常)」のうち、いずれか2つ以上を併せ持っている状態を指します。 この状態を放置すると、血管の老化(動脈硬化)が急速に進み、やがて重度の糖尿病や心筋梗塞、脳卒中といった命に関わる重大な生活習慣病を引き起こす「入り口」となってしまいます。 一見すると、「お腹の脂肪や血液の数値」と「お口の中の歯ぐきの状態」には何の関わりもないように思えるかもしれません。 しかし近年の医科歯科連携による多くの研究から、メタボリックシンドロームと歯周病の間には密接なつながりがあるだけでなく、両者が『お互いに相手の症状を悪化させ合う(双方向に悪影響を及ぼす)』という非常に厄介な関係にあることが分かってきました。 つまり、「歯周病を放置しているとメタボが進行しやすくなり、逆にメタボの状態が続くと歯周病もどんどん重症化してしまう」という、抜け出しにくい悪循環(負のスパイラル)に陥ってしまうのです。 2. なぜお口と内臓が影響し合うのか?血流に乗って全身を巡る『悪玉物質』の恐怖 では、遠く離れているはずの「お口の歯ぐき」と「お腹の内臓脂肪・血管」は、体の中でどのようにつながっているのでしょうか? その仲介役となって悪さをしているのが、体内での慢性的な炎症によって作り出される『悪玉物質(炎症性サイトカインなどの生理活性物質)』と『血管(血流)』です。 ① 【歯周病 → メタボへの悪影響】歯ぐきから血管へ入り込み、血糖値や脂質を乱す 歯周病は、歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)に潜む歯周病菌によって、歯ぐきの内側に慢性的な炎症が起きている病気です。 歯ぐきに炎症が続くと、私たちの免疫細胞が細菌と戦う過程で、その場所から「TNF-α(ティー・エヌ・エフ・アルファ)」などに代表される大量の『悪玉物質(炎症性物質)』が絶えず作り出されます。 すると、出血しやすくなっている歯ぐきの毛細血管から、この悪玉物質や歯周病菌の毒素が血液の中へとダイレクトに入り込み、血流に乗って全身の臓器や血管へと巡っていきます。 血液中に入り込んだ悪玉物質には、血糖値を下げる唯一のホルモンである「インスリン」の働きを邪魔する(インスリン抵抗性を引き起こす)作用や、肝臓や血管での脂質代謝を乱す作用があります。その結果、血糖値が下がりにくくなって高血糖(糖尿病)が進行したり、脂質異常症や動脈硬化が加速してメタボリックシンドロームを悪化させる大きな要因となってしまうのです。 ② 【メタボ → 歯周病への悪影響】肥大化した内臓脂肪からも悪玉物質が放出される! さらに恐ろしいのは、これとまったく逆のルートでも悪影響が起きるという点です。 お腹の中に過剰に溜まった「内臓脂肪」は、単にエネルギーを貯蔵しているだけの組織ではありません。脂肪細胞がパンパンに肥大化すると、なんとその内臓脂肪からも先ほどと同じような『悪玉物質(炎症を引き起こす悪玉アディポサイトカイン)』が大量に放出されるようになります。 内臓脂肪から放出された悪玉物質が血流に乗って全身を巡り、お口の歯ぐきの毛細血管へと到達すると、歯ぐきの血管にダメージを与えて免疫力を低下させ、歯周病の炎症や歯を支える骨(歯槽骨)の破壊をさらに激しく進行させてしまうことが分かっています。 (※また、歯周病によって歯がグラグラしたり歯を失ったりして「しっかり噛めない状態」になると、あまり噛まずに飲み込める柔らかい高カロリー・高糖質な食事に偏りやすくなり、早食いによって満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまうため、肥満やメタボをさらに助長するという側面もあります)。 3. 負の連鎖を断ち切るカギは「食事・運動」+「お口のプロケア」の3本柱! このように、お口の中の「歯周病」と全身の「メタボリックシンドローム」は、血管を介して互いの火に油を注ぎ合うように悪化させ合い、患者さまの健康を少しずつ蝕んでいきます。 この負の連鎖を根本から断ち切るためには、これまでの定番であった「バランスの良い食事」と「適度な運動習慣」の2つだけに頼るのではなく、3つ目の柱として『徹底したお口のケア(歯周病の治療と予防)』に積極的に取り組むことが不可欠です。 実際に、糖尿病やメタボリックシンドロームの傾向がある患者さまに対して、歯科医院で専門的な歯周病治療やクリーニングを行い、歯ぐきの炎症をきれいに取り除いたところ、お口の中から血管へ流れ込む悪玉物質が激減し、インスリンの効きが良くなって血糖値(HbA1c)や血中脂質の数値が改善したという研究データが数多く報告されています。 今日から始める「歯周病&メタボ」撃退の3ステップ 悪循環を防いで全身の若々しさと健康を取り戻すために、ぜひ以下の3つのステップを実践していきましょう。 進行度合いに応じた「専門的な歯周病治療」を受ける: すでに歯ぐきからの出血や腫れ、お口のネバつきなどがある場合は、まず歯科医院で歯周ポケットの深さや骨の状態を精密に検査し、歯ぐきの奥深くに潜む歯石や細菌の塊を取り除く根本的な歯周病治療を行いましょう。 ご家庭での「毎日の歯みがき+歯間ケア」を習慣にする: 歯周病菌が最も繁殖しやすい「歯と歯の間」や「歯と歯ぐきの境目」のプラーク(歯垢)を落とすため、通常の歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを毎日欠かさず使用する習慣をつけましょう。また、食事の際は「一口30回」を目安によく噛んで食べることで、だ液の分泌が促され、少ない食事量でもしっかり満腹感を得られるようになります。 歯科医院での「定期的な検診とプロクリーニング」を継続する: 一度落ち着いた歯ぐきも、数ヶ月経つと再び自分では落とせないバイオフィルム(細菌の膜)や歯石が形成されてきます。3ヶ月に1回程度は歯科医院でプロによるクリーニング(PMTC・スケーリング)を受け、お口の中の炎症がゼロの状態をキープし続けましょう。 4. 全身の健康づくり・生活習慣病対策を谷村歯科医院がサポートします! お口は、全身へとつながる最初の入り口であり、お口の健康を守ることは、そのまま血管や内臓の健康を守り、将来の大きな病気を予防することへと直結しています。 「健康診断で血糖値やメタボを指摘されたけれど、しばらく歯医者に行っていない」「歯みがきのときに血が出たり、歯ぐきが腫れたりすることがある」という方は、日々の「食事」と「運動」に当院での「プロフェッショナルなお口のケア」を掛け合わせて、できることから着実に健康づくりに取り組んでいきましょう! 歯周病のチェックやクリーニングをご希望の方は、どうぞお気軽に谷村歯科医院までご相談ください。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
次回の口腔外科外来は9月12日(土)です
毎月、大学病院の専門医による 『口腔外科外来』 を行なっております。 親知らずや口の中のでき物や違和感、あごの痛みや引っかかり(顎関節症)等でお悩みの方はご相談ください。 次回は9月12日(土)です。 ※口腔外科外来受診前に各種検査とご説明のため、事前に1度ご来院していただく必要があります。 (初診として口腔外科外来の予約は不可です。また、初診時に口腔外科外来の受診が必要かどうか判断いたします) ※口腔外科外来は完全予約制になります。 ※口腔外科外来でできる診査や処置には限界があります。診療所レベルでの範囲を超えると判断した場合には、大学病院の口腔外科または専門外来を紹介させていただきます。 詳しくはこちら
-
夏季休診について
8月9日(日)より8月16日(日)まで夏季休診とさせていただきます。 緊急時の対応はこちらをご覧ください。
-
谷村歯科医院ブログを更新しました
谷村歯科医院ブログを更新しました。今回のテーマは、”骨粗しょう症の薬を飲んでいる方は要注意!歯科治療を安全に行うためのポイント”です。 詳しくはこちら
-
【口腔外科医解説】 骨粗しょう症の薬を飲んでいる方は要注意!歯科治療を安全に行うためのポイント
こんにちは、谷村歯科医院 歯科医師・口腔外科医の鈴木 孝美です。 今回は、「骨粗しょう症のお薬を飲んでいる(または注射を受けている)方の歯科治療」についてお話しします。 現在治療中の方にとって、安全に歯科治療を行う上で非常に大切な内容となりますので、ぜひご一読ください。 骨粗しょう症の薬と「顎骨壊死(がっこつえし)」のリスク 骨粗しょう症の治療に使われる「ビスホスホネート(BP)製剤」や「デノスマブ」などの骨吸収抑制薬は、骨密度を上げて骨折を予防する非常に重要なお薬です。多くの方が服用、あるいは注射を受けられています。 しかし、2003年に海外で「BP注射薬を使用している患者さんの顎(あご)の骨が溶けてしまう『顎骨壊死』が発生した」という報告があり、それ以降、歯科治療の際には特別な注意が必要喚起されるようになりました。 日本でも2023年に専門の委員会による最新のガイドライン(ポジションペーパー2023、以下PP2023)が発表されており、当院でもこの基準に基づき、医科と連携した安全な治療を行っています。 歯科治療時に注意が必要なお薬一覧 ご自身が使用しているお薬が該当するかどうか、以下の表でご確認ください。 薬剤の種類 主な商品名(飲み薬・注射・点滴) ビスホスホネート ゾメタ、ゾレドロン酸、リクラスト、パミドロン酸二Na、フォサマック、ボナロン、アレンドロン酸、ボンビバ、ボノテオ、リカルボン、ミノドロン、アクトネル、ベネット、リセドロン酸Na デノスマブ プラリア皮下注、ランマーク皮下注 ロモソズマブ イベニティ皮下注 血管新生阻害薬 アバスチン(ベバシズマブ)、スニチニブなど もし上記のお薬を飲んでいたり、点滴や注射を受けたことがあったりする場合は、必ず当院のスタッフへお知らせください。 歯科治療を安全に行うための注意点(最新ガイドラインより) 原則として、整形外科などで骨粗しょう症の治療を開始する際は、治療を始める前に歯科治療(特に抜歯)を終えておくことが推奨されています。 しかし、すでに骨粗しょう症の治療を始めている最中に、虫歯などで歯科治療が必要になることももちろんあります。その場合の注意点は以下の通りです。 1. お薬手帳の確認と主治医との連携 当院では治療前に必ず「お薬手帳」を確認させていただきます。ただし、病院で打つ注射薬はお薬手帳に記載されないことも多いため、問診でもしっかりと確認いたします。 顎骨壊死のリスクを予防するため、必要に応じてお薬を処方している整形外科などの主治医の先生と連携をとって治療を進めます。 2. 虫歯や歯周病の治療について ガイドライン(PP2023)では、骨粗しょう症のお薬を使用していても「虫歯・根の治療・歯周病の治療など、一般的な歯科治療は継続することが望ましい」とされています。 3. 抜歯時の「休薬」について 抜歯に関しては、現状では「お薬を休む(休薬する)ことで顎骨壊死が防げる」という明確な根拠がないため、「原則として休薬せずに抜歯を行う」ことが提案されています。 ただし、リスクが高い患者さんについては短期間の休薬を検討することもあるため、主治医と歯科医師の強い連携によるリスク評価が不可欠です。 4. デノスマブ(プラリア)を使用中の方のスケジュール プラリアなどのデノスマブは、投与を中止すると骨折のリスクが急激に上がるため、休薬は避けることが重要です。 そのため、「投与から4ヶ月頃に抜歯を行い、粘膜の治りが良ければその1〜2ヶ月後に再度投与を行う」というような、安全な治療スケジュールをご提案しています。 5. インプラント治療について お薬を多量に、かつ長期間使用されている方のインプラント治療は難しいとされています。少量の使用であれば禁忌(絶対にやってはいけない)ではありませんが、主治医と歯科医師でかなり厳密なリスク評価を行う必要があります。 お気軽にご相談ください お薬のことでお気づきの点や、ご不安なことがございましたら、当院のスタッフや歯科医師に何なりとお申し付けください。 患者さんの全身の健康を守りながら、安全最優先で歯科治療をご提供いたします。 歯科医師・口腔外科医 鈴木 孝美 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
院長ブログを更新しました
院長ブログを更新しました。今回のテーマは、”つめもの・かぶせものが外れる! その寿命と原因は?”です。 詳しくはこちら