お知らせ
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歯周病と栄養バランスについて
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 今回は、歯周病と栄養バランスについてお話しします。 歯周病は歯周病の原因菌による細菌感染ですが、メタボリックシンドロームと同じように生活習慣病の一つと言われています。 そもそも歯周病の原因菌はゼロにすることはできないし、存在していても大昔の人には歯周病はありませんでした。 しかし、加工食品や穀物を摂取しだして栄養バランスが崩れたため、歯周病を発生させるようになりました。 生活習慣病の一種である歯周病を予防するためには食事と栄養バランスが大切です。 ・タンパク質 私たちのからだをつくる栄養素。筋肉や骨、皮膚や髪の毛、血液を作ります。 口腔内では歯にカルシウムが定着するのを助けます。 タンパク質の含まれている食品 肉・魚・牛乳・卵・大豆製品 ・ビタミンA 成長を助ける栄養素です。視力や目の健康、ひふや粘膜を健康に保ったり、病気の感染に対して抵抗をつける働きがあります。 口腔内では歯の表層のエナメル質の形成に関与しています。 ビタミンAの含まれている食品 トマト・人参・かぼちゃ・レバー・卵黄・ほうれん草・ウナギ ・ビタミンB1 元気になる栄養素。炭水化物を分解して体を動かしたり頭を働かせるために必要な栄養素です。 ビタミンB1の含まれている食品 豚肉・ハム・大豆・たらこ・鮭 ・ビタミンB2 成長をサポートする栄養素です。脂質を分解して代謝の手助けをして細胞の再生・成長促進や粘膜を保護する働きをします。 口腔内では歯肉のはれや傷の修復に効果を発揮します。 ビタミンB2の含まれている食品 レバー・卵・脱脂粉乳・納豆 ・ビタミンC ストレスを防止してウイルスや細菌に対する抵抗力を強めて感染症を予防する働きをします。 血管や骨、皮膚、粘膜を強くする働きします。、 口腔内では象牙質の形成を助けたり、歯のぐらつきや出血にも効果があります。 ビタミンCの含まれている食品 いちご・オレンジ・レモン・アセロラ・キウイ・トマトなどの果物や野菜 ・ビタミンD カルシウムやリンの吸収を助け、骨や歯の健康をサポートします。 口腔内では顎の骨をつくったり歯の石灰化に働きます。また、歯や骨をつくるカルシウムが足りていてもビタミンDが足りなくなると丈夫な歯や骨を作ることはできません。 ビタミンDの含まれている食品 魚・卵・きのこ類に多く含まれます。ビタミンDは日光浴を浴びることで皮膚でも作られます。 ・カルシウム 丈夫な歯や骨を作る栄養素です。体のカルシウムの約99%は骨や歯の構成成分です。血液中のカルシウム濃度は一定に保たれていますが、カルシウムの摂取不足が続くと骨や歯からカルシウムが溶け出して骨の発達不良や歯の質の低下が起きます。 カルシウムの含まれている食品 牛乳・乳製品・大豆・小魚・煮干し・ひじき・小松菜 ・リン リンも体内の85%がカルシウムやマグネシウムとともに骨や歯を作る成分になっています。 残りの15%は筋肉・脳・神経などの組織に含まれています。 リンは体内でリン酸カルシウムやリン酸マグネシウムの形で骨や歯を形成しています。 リンの含まれている食品 魚・牛乳・大豆・肉類 リンは現代の食生活では不足することはあまりなく、むしろ逆に取りすぎが問題になっています。 その一つは加工食品や清涼飲料水に含まれていることが挙げられます。 リンの摂取量が多すぎるとカルシウムの吸収が悪くなるので要注意です。 いかがでしょうか? このようにお口の中の環境を整えるために、様々な栄養素が必要になります。 そしてこれらの栄養素が一つでも欠けてしまうと、途端に虫歯や歯周病が進行してしまうのです。 過不足の無いバランスの取れた食事で、健康で快適な生活を過ごすようにしましょう。
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予防歯科とは?
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 今回は『予防歯科』について説明しようと思います。 ところで皆さん、歯科医院へはどんな時に行きますか? ・歯が痛くなった、しみる ・つめものが取れた ・歯ぐきが痛い、腫れた ・グラグラしてかめない ・歯をぶつけた、かけた ・親知らずが痛い、腫れた ・顎が痛い、音がする これら以外にも、歯医者に行こうと思う理由はまだまだありますが、基本的には 「症状が出て困っているので行く」 のでしょう。 もちろん『治療』をすることは大事ですが、治療が必要になる前の『予防』もとても重要です。 『予防歯科』とは、治療が必要となる前に歯石を取ったり、虫歯ができても 『早期発見して早目に治すこと』 です。 予防歯科は家庭での歯磨きなどのホームケアだけでも、歯科医院でのプロフェッショナルケアだけでもお口の健康を守ることができません。 つまり自分の口の健康を保つためには、普段から適切に歯磨きをするのはもちろん、 『歯科医院で決められた期間の間に定期検診を受ける』 ことが大切です。 実際に歯科医院で予防歯科でどのようなことをするのかお話しします。 虫歯と歯周病のチェック レントゲンを撮ったり歯周病の検査をして病巣がないかチェックします。 レントゲンは特に症状がなくても定期的に撮影してチェックすることで、虫歯ができても早めの対処が可能になります。 歯周病のチェックもとても大事です。歯と歯ぐきの間の隙間(歯周ポケット)の深さを確認してその深さに応じて歯石を取り除きます。 腫瘍や親知らず、噛み合わせのチェック 若い人なら親知らずがほかの歯に悪影響を与えていないか、また年配の人なら顎骨内に腫瘍が発生していないかチェックします。 親知らずが手前の歯を圧迫していたり、歯ブラシが届かない場合は他の歯に悪影響を与えるため、抜歯などの対策が必要になってきます。 また、レントゲン画像で、腫瘍が疑われる場合はただちに専門の歯科大学病院に紹介いたします。 特に悪性腫瘍は時間が経つとどんどん他の組織を破壊していきますので、全身にとても大きなダメージを与えるので、早期発見がとても重要になってきます。 歯石の除去 普段のケアで取れない歯垢や歯石を除去します。特に歯石は病原菌の住みかになっていて歯ブラシでは取れないので歯科医院で取り除く必要があります。 この歯石は最初はザラザラしていますが、そのうちに頑丈な白い歯石になります。 これをほおっておくと、腫れた歯ぐきから出る血液と結合して歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)に入り込む黒くて歯周病の原因菌のすみかとなる「縁下歯石」ができてしまいます。 この縁下歯石が溜まっていくと、歯を支えている顎の骨(歯槽骨)が歯周病菌によってどんどん溶かされていき、最後は歯がグラグラして抜けてしますのです。 ブラッシング指導 毎日一生懸命歯ブラシをしても正しく行わないと歯垢が残ったり歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。そのため、患者さん一人一人のお口の中の状態にあった歯みがきの指導を行います。 予防歯科を実践すれば絶対に虫歯にならないわけではありません。 さすがに数ヶ月の検診だけで絶対に虫歯にならないようにすることは、我々歯科医師にはできません。 毎日の正しい歯ブラシと患者さま一人ひとりにあった期間での定期検診と歯垢・歯石の除去がとても大事です。 そして、もしも虫歯が見つかったとしても早めに治療することで、治療期間もコストも抑えることができ、痛みや腫れたり抜歯のリスクも抑えることができるのです。 ちなみに初診のときに虫歯がかなり多かった人も、すべての治療が終わった後に決められた期間に予防歯科を受けているとその後はあまり悪くなりません。 虫歯は、食べ物と清掃と歯の硬さなどの要因が重なったときにできます。 歯が弱い人は、他の人と同じように歯ブラシをしていても虫歯ができやすいです。 そうした方も予防歯科を実践するようになってから、ほとんど虫歯にならず快適に生活を営むことができています。 症状が出てからだと、痛みも出たり何度も通院したり費用も掛かったりするので、ぜひとも『予防歯科』の受診をお勧めします。 当院では予防歯科を積極的に実践しています。 予防歯科を実践できるように国家資格である歯科衛生士が多数在籍しております。 もしも予防歯科について分からないことがありましたら、お気軽に歯科医師や歯科衛生士にお尋ねください。
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虫歯予防デー
虫歯予防デーは有名なので、いろいろな記念日の中でも知っている人も多いと思います。いつかといいますと、毎年6月4日が虫歯予防デーになります。 でもなんで6月4日かというと、語呂合わせで6/4は『む(6)し(4)』と読める事から、《虫歯予防デー》となりました。ちなみに6月4日が含まれている週は、「虫歯予防週間」です。 みなさん、歯はしっかり磨いていますか? 食べ物の中の糖類が虫歯菌の栄養となり、結果として菌が酸を出して歯が溶けて虫歯になります。 それを防ぐのに一番効率がいいのは歯を磨くことです。まさか食べるのを止める訳にはいかないですよね(^_^;) 虫歯予防デーにちなみ、歯はどのようにどれぐらいの頻度で磨いたらいいかですが、基本は以下の3つです。 1 朝起きたらすぐ磨く 2 夜寝る前に磨く 3 歯茎に接するところまで磨く 1ですが、虫歯菌は夜寝ている時に爆発的に増えます。そして朝食事をすると菌がさらに繁殖します。そのため、朝は食事の後ではなく、食事の前に磨くようにしてください。 2はやはり寝ている時に菌の繁殖を抑えるためです。歯を磨いてから寝ると朝起きても口の中のネバネバ感が少なくなります。 3ですが、結構歯をしっかり磨いているにも関わらず虫歯になる人は、歯の表面しか磨いていません。歯と歯の隙間と歯茎の境目下でしっかり磨くことで、ポケットに残っている歯垢を取り除き虫歯の発生を抑えることができます。 よく「食後3回、3分以内に3分以上磨こう」ということを聞いたことがあると思いますが、最近はよくないとされています。虫歯予防デーでこのようなスローガンを見かけたら、これは昭和の時代の話で、実はよくないので止めましょう。 特に食後すぐの歯ブラシは、口の中が食べ物で酸性になっており歯が溶けやすい状態です。そこにナイロンの歯ブラシをゴシゴシ当てたら歯が傷ついてしまいます。エチケットとして歯を磨きたい人もいると思いますが、ぐっと我慢して食後30分ぐらい経ったら磨くようにしてください。 以上、虫歯予防デーにちなんだ歯ブラシの豆知識でした。 ちなみにその他に歯に関係のある日は、11月8日の『良い歯の日』があります。そしてこの日が誕生日の私は、人様に誕生日を聞かれると必ず『虫歯予防デー』と『良い歯の日』の話をします・・(^_^i)・・ みなさんも憶えていてくださいね(^^) 歯科医師 山口美香
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入れ歯の種類
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 今日は 『入れ歯の種類』についてお話ししようと思います。 入れ歯とは、歯がなくなってしまった場合に元の歯の代わりの機能を持たせた、『取り外し式の人工歯』です。 入れ歯には、部分的に歯がない場合に使う『部分入れ歯』と、歯が全部なくなってしまったときに使う『総入れ歯』 があります。 たまに患者さんで部分入れ歯のことを『ブリッジ』とおっしゃる方がいますが、これは誤りです。 ブリッジも歯が無くなったときに使いますが、こちらは無い部分の前後の歯を削ってつなげた『銀歯やセラミックのかぶせ物』のことで、接着剤で歯にくっつけるため取り外しはできません。 患者さんと話をしていて、「どうも話がかみ合わないな」と感じる事があり、よくよく聞いてみるとブリッジと部分入れ歯を勘違いしていたことがありました。 さて入れ歯の種類に戻ります。 入れ歯には、『部分入れ歯』と『総入れ歯』がありますが、さらに保険適用かどうかや使用している材質でいろいろな種類があります。 特に部分入れ歯は構造が複雑で、残っている歯にかかるバネが金属製のものや目立たないもの、磁石を使用したものなど他人からわかりにくいものも開発されています。 保険適応の入れ歯は、何といっても安価で作れることが最大のメリットになります。 しかし保険適応には厳格なルールがあり、「バネが見える」「入れ歯が厚ぼったい」「温度が分からない」「噛む所が減ってしまう」などといった個々の事情を考慮することができません。 また、入れ歯を作製してから6か月間は作った医院はもちろん、他の医院に行っても入れ歯を新しく作ることはできません。 そこで、保険の入れ歯の問題点を改善した入れ歯が保険外ではいろいろあります。 金属床の入れ歯 歯の内側の、外から見えにくいところにプラスチックより薄い金属を使った入れ歯です。 舌が触れるところが薄くなるので、口の中に空間ができて楽になります。 温度がすぐに伝わるので食事がおいしくなり、火傷などの危険性も減ります。また入れ歯が真っ二つに割れるといったリスクも少なくなります。 入れ歯用の金属の種類は、 『コバルトクロム合金』 や 『チタン合金』 になります。 コバルトクロム合金は昔から保険外の材料として使われています。 チタン合金も20年ぐらい前から使用されている金属で、コバルトクロムに比べてとても軽く、金属アレルギーのリスクも少なくなっています。 ただしチタン合金は加工がとても難しく、コバルトクロムを使用した入れ歯よりもやや高額となります。 弾力のある材質を使用した入れ歯 こちらはプラスチックの代わりに弾力性のある繊維素材をした入れ歯になります。 よく、 『ノンクラスプ』 や 『フレキシブル』 の入れ歯といわれています。 金属のバネの代わりに一体化したピンク色をした繊維素材を用いるため、つけていてもほとんど入れ歯とはわかりません。 この材料は入れ歯用として使われ始めたのが比較的新しく、様々な種類があります。 一番柔らかいのは、 『ポリアミド』 という材料です。痛みが出にくいのですが、修理がほぼできず、しっかりかむと曲がって噛みにくいことがあります。 次は、 『ポリエステル』 で、少し弾力があり、修理もお預かりになりますが可能です。 他には、 『ポリカーボネイト』 があります。よくスーツケースの素材として使用されています。 とても頑丈で修理もできますが、柔らかさはほとんどありません。 これら以外にも、磁石を使用したり、残っている歯にかぶせるものがついていたり、シリンダーのロック装置がついていたりと様々な種類があります。 しかしどの入れ歯を選んでも、一生ぴったりした入れ歯はありません。 それは口の中の顎の状態がどんどん変化していくからです。 お口の中の歯ぐきの厚みや顎の骨はどんどん変わっていきます。 しかし入れ歯は硬いので、数年すると合わなくなってがたがたになったり、歯ぐきが痛くなってしまいます。 そのため、入れ歯に特に問題がなくても、定期的に歯科医院でチェックしたり調整をすることも必要です。 もし合わない入れ歯を無理やり使用し続けていよいよ壊れてしまっても、新しい入れ歯はすぐにはできません。 何週間もかかるので、その間はとても困ることになります。 入れ歯は、『自分の体の一部』 となるわけですから安易に妥協せず、快適に人生を過ごせるような入れ歯を選ぶようにしましょう!
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インプラントのセミナーに参加しに広島に行ってきました!
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 昨日、『インプラントのハンズオンセミナー』 に参加しに広島に行ってきました! インプラントのセミナーは東京でももちろん頻繁に開催していますが、私の師匠の先生が使用しているインプラントのメーカーが広島でセミナーを開くので、急遽申込みをしました。 歯科用インプラントの種類は国内のメーカーと海外のメーカーを合わせると、現在100種類以上もあります。 今回はアメリカの、『スプライン』というメーカーのインプラントの講習を受けてきました。 このインプラントはネジの構造が独特で、ゆるみにくい構造になっているそうです。 インプラントは顎の骨に埋める本体と土台と被せ物の3つのパーツで成り立っています。 インプラント本体は顎の骨とがっちり固定されるため問題ないのですが、本体と土台と被せ物は特殊なネジでつけていきます。 このネジは手で締めるだけでは長期間噛んでいると緩んでしまうので、締め付ける力を制御できる専用の電動ドライバーを使用して締めます。 しかし、それでも何年かたつと緩む場合があるのですが、このスプラインインプラントはネジが特殊構造で緩みにくそうです。 実は歯科用インプラントはメーカーの互換性がほとんどありません。 そのため、使いたいインプラントがあれば、それぞれのセミナーに参加して習得しなければなりません。 現在インプラントの基本的な術式はほぼ確立されており手順はほとんど一緒ですが、埋入や固定に際して ミクロン単位の精度が要求されるので、日々勉強をしなくてはなりません。 広島までは東京からは遠かったのですが、様々なインプラントの講習を受ける必要がありますので、全国どこでも行きます。 もっとも、講習会やセミナーはほとんど東京で行われることが多いですが。 今まで参加したインプラントのセミナーは、一番メジャーな『ITI』インプラントや京セラの『POI EX』システムがあります。 構造はほとんど同じなのですが、20年以上前はネジタイプではなく、櫛のような形をしたインプラントもありました。 私が開業する前に勤務していた東京の浜松町にある世界貿易センタービルの中の歯科医院では、院長先生がインプラントの専門の先生でした。 その先生は日本におけるインプラント治療の初期の創業メンバーの1人だったので、様々なインプラントの症例や患者様を診察することができ、大変有意義でした。 今回のインプラントセミナーは参加してとても良かったです! 埋入のデモや縫合の練習などとても充実した内容でした。 講習会に参加していた先生は若い先生からベテランの先生まで様々でした。 しかし、インプラント治療は高度な技術が要求される外科手術なので、参加している先生はほぼ男性でした。 講師の先生は、自己紹介のときに知ったのですが東京の目黒で開業しているインプラント専門医の先生でした。 私が東京から来たというととてもびっくりしていました。 わざわざ東京から広島まで来て講習を受ける人はなかなかいないみたいです。 この先生とは、後日メールで相談に乗っていただけましたので、それも含めて今回のセミナーに参加して良かったです。 インプラント治療は歯が全部ある人にとっては必要のない治療です。 しかし歯がない人にとって噛むことができないということは、精神的にも肉体的にも大きなマイナスの影響を与えてしまいます。 それを補うためにこのインプラント治療というのはほんとに素晴らしい治療方法です。 ただし難点として治療に際しては、外科的な侵襲があり、時間とコストがかかります。 また我々も日々勉強したり事前の準備と長期的なフォローが必要なのですごく大変です。 このような試練を乗り越えて、今後も患者様のために日々努力してまいります。
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歯とスポーツの関係について
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 今回から歯に関する情報を院長ブログとして定期的に発信していきます。 最初の『歯の豆知識』は、スポーツをしている方・これから運動習慣をつけたい方にぜひ知っていただきたい 『歯とスポーツの関係』についてのお話です。 あまり知られていませんが、スポーツと歯には密接な関係があります。 むしろ歯は、スポーツパフォーマンスに直結するほど重要な役割を持っています。 ウィキペディアより ◆ プロスポーツ選手ほど歯が悪くなりやすい? 実は、プロのスポーツ選手は歯のトラブルを抱えがちです。 『プロなのに?』『健康管理は徹底しているのでは?』と思われるかもしれませんが、実はその逆です。 理由はとてもシンプルで、 全力でプレーする時にものすごい力で歯を食いしばるためです。 集中力を極限まで高め、最大限の力を発揮しようとすると、無意識のうちに歯を強く噛みしめます。 アマチュア選手はそこまで強く噛みしめる場面は多くありませんが、 プロ選手は、練習・試合のすべての動作が限界ギリギリ。 そのため、毎日のように歯に負担をかけ続けてしまうことになります。 筋トレの時に思い切り力を入れると、誰でも自然に歯を噛みしめますよね? プロ選手はその状態が毎日数時間続いていると考えると、その負担がどれほど大きいか想像できると思います。 ◆ どれくらい強い力が歯にかかっているのか? 普段、食事で噛むだけでも、 『体重と同程度の力が歯1本1本に瞬間的にかかっている』 といわれています。 体重40kgの人 → 40kg分の力 体重80kgの人 → 80kg分の力 これでも十分強い力ですが、スポーツで思いっきり噛みしめる時はさらに強く、 なんと体重の3倍の力が歯にかかることがあります。 例えば、 体重80kgの男性なら、 ➡ 240kgの力 が歯にかかります。 これでは歯が削れたり欠けたりしてもおかしくありません。 むしろ、そうならない方が不思議なほどです。 だからこそ、スポーツ選手は歯のトラブルを抱えやすく、 歯のケア=競技力を維持するための重要な要素になっているのです。 ◆ 歯に負担をかけてもスポーツは続けていいの? 『じゃあスポーツをすると歯が壊れてしまうの?』 と不安に思われる方がいるかもしれません。 ご安心ください。 正しく対策すれば、歯を守りながら思い切りスポーツを楽しめます。 その対策の中心となるのが、 スポーツ用マウスピースです。 ◆ マウスピースの役割 スポーツ用マウスピースを装着すると、 ・歯と歯が直接ぶつかるのを防ぐ ・衝撃を吸収し、歯の破折を予防 ・瞬間的な力を逃がし、筋肉の負担軽減 といった効果があります。 特にスポーツ用マウスピースは、 力を入れる瞬間のパワーを引き上げる効果もあるため、 競技力アップにつながるといわれています。 実際、テレビでサッカー・野球・バスケットボールなどを見ていると、 透明のマウスピースを装着している選手を見かけることが増えています。 ◆ 市販マウスピースの落とし穴 薬局などでもマウスピースが販売されていますが、 市販のものは『熱で柔らかくして噛んで成形するタイプ』がほとんどです。 しかし、これは フィット感が悪く、すぐに外れる・口内炎ができる・運動中に気になって集中できない といった問題が起きやすく、あまりおすすめできません。 ◆ 歯科医院のマウスピースはなぜ良いのか? 歯科医院では、専用の型取りを行い、 患者さまの歯型に合わせて精密にマウスピースを作製します。 ・真空加圧でピッタリ密着 ・噛み合わせの調整が可能 ・厚みを競技に合わせてカスタムできる など、スポーツ用としての完成度がまったく違います。 『フィット感が良く、違和感がない』 『落ちにくく、しっかり力が入る』 という点が最大のメリットです。 ◆ スポーツの種類で形が違う? スポーツによってマウスピースの必要な強度は異なります。 野球・サッカー・テニスなど → 歯への直接衝撃が比較的少ないため、標準タイプ ラグビー・空手・アメフトなど → 強い衝撃を考慮し、厚みのあるタイプ 格闘技(ボクシング・総合格闘技) → しっかり歯を守るため、より厚く特別仕様 当院では、競技に合わせて厚みや形を調整し、 オンリーワンのスポーツ用マウスピースをお作りしています。 ◆ スポーツ用と歯ぎしり用は違うの? 同じ『マウスピース』でも目的が違います。 歯ぎしり・顎関節症用は ➡ 上下の歯が当たらないように保護する目的 スポーツ用は ➡ 衝撃吸収+力を出しやすくする目的 です。 形も厚みも役割もまったく異なるため、 兼用はできません。 ◆ スポーツをしている方へ もしみなさんが、 ・ジムの筋トレ ・ランニング ・テニス ・野球 ・サッカー など、週に数回運動をしているなら、 マウスピースを作るメリットはとても大きいです。 特に、歯ぎしりの癖がある方、食いしばりグセがある方は、 運動中にさらに強く噛みしめる傾向があり、歯の負担が大きくなりがちです。 ◆ 保険適用は? 歯ぎしり・顎関節症用のマウスピースは ➡ 保険適用です。 ただし、スポーツ用のマウスピースは ➡ 保険外(自費診療)となります。 当院では、用途に応じたマウスピースを豊富に取り扱っておりますので、 気になる方はいつでもお気軽にご相談ください。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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当院にて映画『東京公園』(三浦春馬さん・榮倉奈々さん主演)の撮影が行われました
2010年11月7日、日曜日の朝7時から映画撮影が行われました。技術指導と撮影に適した歯科医院を探されていて、20件の候補の中から当院が選ばれました! 映画撮影というのは人生初なので、とてもドキドキしてしまいましたが、10時間ほどかかり無事、撮影終了しました。 プロ用カメラは大きいです。 もう映画は公開されているので言えますが、いきなり、冒頭のシーンに当院が出てきます。ひょっとしたら、「あれ!? この風景見たことある」という患者様がいらっしゃったかもしれません。 私と同じくらいの年令の俳優さんが歯科医師を演じるのですが、できるだけ本物になるように"技術指導"をさせていただきました。 ちなみに、映画で出てくる院長室は当院ではなくて、近くの会議室らしいです。 撮影は長時間に渡りかなり大変でしたが、けっこう楽しみました。 撮影中の院内は満員御礼状態。いろんなスタッフの方が協力して、1つの作品作りに当たっていました。いちばんビックリしたのは、その数の多さ。なんと50人もいたので床が抜けるかと思いましたが、「映画作りって、こんなに人が関わっているのか~」と、あらためて感激してしまいました。 同じシーンを11回も撮り直しています。 公開後、さっそく映画館に見に行きましたが、エンディングで『谷村歯科医院』という文字が出てきて嬉しかったです。 皆さまも、ぜひご覧になってください!