谷村歯科医院ブログ
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ブラッシング
皆さんこんにちは。最近は涼しくなったり暑くなったりと気温差が大きいですね。暑い日はたくさんアイスを食べたりジュースを飲んだりしませんでしたか?甘いものを食べたり飲んだりした後は、必ず歯磨きをしましょうね。歯磨きは、なぜ大切なのでしょう。乳歯(子供の歯)から永久歯(大人の歯)に生え変わるとき、歯と歯の間が空いていたり、生えたての歯は歯の丈が短くて磨きにくいと思います。生えたての歯は弱く、虫歯になりやすいです。夜寝る前に磨く時には磨き残しがなるべくないように特に時間をかけて丁寧に磨きましょね。寝ている間は唾液量が少ないので、細菌の繁殖が大変多いです。永久歯は生え変わることがなく、一生使う歯ですので虫歯にならないようにしましょう。歯列矯正をしていて、歯にブラケットやワイヤーがついている方はいませんか?矯正治療中は、歯に装置がついているので食べ物のカスが詰まってしまったり、普通の歯ブラシだけではなかなか汚れが取り切れなかったりと、ブラッシングが大変だと思います。汚れがついたまま放置しておくと、ブラケットの周りから虫歯になってしまう場合もあります。私は過去の矯正治療中に、上手く歯磨きが出来ず、虫歯になってしまっていました...。あの時もっと丁寧に歯磨きをするべきだったと後悔しています。矯正治療でせっかく綺麗に歯列を並べても、虫歯で歯を削ることになってしまったら悲しいですし、もったいないですよね。普通の歯ブラシの他に、タフトブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使ってお口の中の清掃することをオススメします。装置があると清掃は大変ですし難しいと思いますが、スタッフが丁寧に説明させて頂きますので、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方や清掃の仕方に不安がある方はいつでも当院のスタッフにお声かけください(^-^)歯周病で歯肉が下がってきて、歯の根元が見えてきてる方はいませんか?歯の根元の部分は、冷たいお水やお風がしみるだけではなく、虫歯にもなりやすい部分です。歯の根元の虫歯は、根面う蝕といいます。根面う蝕というのは、虫歯の進行が早く、歯肉の下のほうに進行していくのが特徴です。どんどん虫歯が進んでいくと、歯が折れてしまい抜歯しなければいけなくなるケースもあります。歯の根元が見えてきている方は、歯ブラシの硬さを柔らかめにしたり、あまり力をいれすぎずに磨いてみましょう。フッ素配合歯磨剤を使ったり、低研磨の歯磨剤を使うのをオススメします(^^)--------------------------------------------------------------------------------こちらの歯磨剤は、私が使っている高濃度フッ素配合の歯磨剤です!クールミント味なので歯磨きが終わったあとすごくスッキリしますのでぜひ使ってみて下さい(^^)全体的に歯の根元が見えている場合、夜の寝ている時のブラキシズム(歯ぎしり)の影響を受けている可能性もあります。自覚なくブラキシズムしていることも多いです。気になる方はおっしゃってくださいね。少しでも長く自分の歯で食事ができるように、毎日のブラッシングはもちろん大切ですが、定期検診でのプロフェッショナルケアもとても大切です。スタッフ一同お待ちしております。DH大久保
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歯周病について
みなさんこんにちは。梅雨明けしましたね!こんなに早い梅雨明けは記録に残るはやさだそうですっー!きょうは、歯周病についてお話させてください。みなさん歯周病はどういった病気かご存知ですか?聞いたことはあるという方も多いと思います。最近では、テレビでもたくさん取り上げられたりもしています。人のお口の中には約300~500種類の細菌が住んでいます。歯磨きが正しく行えていないと、これらの細菌が増殖し、歯垢(プラーク)となります。プラークは1mgの中に10億個の細菌がいると言われていて、磨き残され続けると歯石へと変化し強固に歯に付着します。プラークは歯磨きで除去出来ますが歯石は除去できません。歯周病はこの細菌の塊であるプラークの感染により引き起こされる炎症性疾患です。そこで大切になってくるのが普段の歯磨きです。みなさんがセルフケアで、しっかりと歯磨きを見直していく必要があります。歯周病予防の歯磨き粉でオススメなのはこちら。歯の表面のバイオフィルムという細菌の温床になりやすいがあり、そのバイオフィルムを殺菌するIPMP(イソプロピルメチルフェノール)が配合されています。他にも歯肉の炎症や出血を抑えてくれるトラネキサム酸が配合されています。歯周ポケットは、深ければ深いほど悪い!?歯と歯茎の間にもと歯周ポケットという隙間があり、その歯周ポケットには、食事をした際の食べカスや歯周病などの原因になる細菌が入り、歯周ポケットに詰まった食べカスや細菌が歯肉炎や歯周病の原因となり、歯や歯茎をボロボロにしてしまいます。歯周ポケットは1mm、3mm、5mmなどミリ単位で測ります。本来、密着しているはずの歯と歯茎に隙間ができてしまいますので、当然、歯周ポケットが深い方が、歯や歯茎にとって悪い状態と言えますが、自分に歯周ポケットがあるかどうかは、見た目にはなかなか分かりません。歯周ポケットについてしまった歯石については、歯科医院での歯のクリーニングなどで取らないといけません。また、計測時の出血ついては、歯茎が少し腫れている程度の場合が多いため、歯磨きなどのやり方を歯科医院で聞いて、実践することで改善できることが多いです。 歯周ポケットを放置してしまうと、歯周ポケットが進行して、以下のようなことが起こってしまいます。・歯周病菌など、細菌の巣になってしまう・歯がグラグラする・口臭の原因になる歯周ポケットが進行して深くなってくると、その分、食べカスや歯周病菌などの細菌が入りやすくなってしまいます。定期的に検診でチェックする必要があります!当院では、半年〜1年に1回は、定期的に検査をしていますっ!歯周病は自覚症状が出にくく、知らない間に進んでいる場合もあるので、とても怖いです。また、磨き残し以外でも、歯ブラシをしっかりできているのに、歯周病になっていると言われたという方もいるんではないでしょうか。その原因として、食習慣、遺伝、特定の薬の定期服用、喫煙、ストレス、歯ぎしり(ブラキシズム)、糖尿病、骨粗鬆症、など、たくさんの危険因子があげられます。心配な方、最近、検診に行けていない方など、この機会に一度定期検診にいらしてみてはいかがでしょうか?スタッフ一同お待ちしております。歯の磨き方、使っているブラシや歯磨き粉、一度見直してみることから始めましょう。DH 渋谷 葵
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デンタルフロスの話♪
こんにちは(^_^)梅雨に入りジメジメして、気温も暑かったり涼しかったり。体調管理が大切な時期ですね。風邪を引かず元気に夏を迎えたいところです!さて、今回はデンタルフロスについて少しお話しさせていただきます。デンタルフロスには、「糸型デンタルフロス」、「F型デンタルフロス」、「Y型デンタルフロス」の3種類があります。まず、糸型デンタルフロスの使い方です。⚫︎糸を肩幅ぐらいの長さ(約50cm)でカットします。⚫︎糸の片方の端から右手の中指に2回ほど巻きつけます。⚫︎もう片方の端から左手の中指に巻きつけていきます。間が10cm程度になるまで巻きます。⚫︎巻きつけた糸をそれぞれの人差し指で上から押さえ、糸がピンと張った状態にします。⚫︎片方の人差し指を口の中に入れ、糸を歯と歯の間に入れていきます。ノコギリを引くように糸を横に2、3回スライドしながら入れていきます。⚫︎歯と歯の間に入れた糸を、片方の歯に添わせるようにして歯と歯茎の間(歯周ポケット)に糸を入れます。この時も糸を横に動かしながら入れていきます。もう片方の歯も同じように行います。⚫︎糸を横に動かしながら、歯と歯の間から糸を後ろ側からはずします。この時、歯に引っかかって糸が抜けない時は、無理に抜こうとせず、片手の糸をほどき、引いて抜きましょう。⚫︎糸は1回使った部分を別の歯に使うと、歯のバイ菌が別の歯について感染してしまうので、1回フロッシングが終わったら、必ず使っていない部分で掃除するようにしましょう。2つ目のF型デンタルフロスのメリットは、持ちやすいことです。また、持ち手の先が細く加工してあり、つまようじのように使える物もあります。F型デンタルフロスは、主に前歯の歯と歯の間を磨くのに適しています。また、持ち手がついていることで、力の加減もしやすく、誤って口の中を傷つけてしまう可能性が低いです。しかし、前歯は磨きやすいのですが、その反面、奥歯は磨きにくいというデメリットもあります。F型デンタルフロスは持ち手に対して平行、縦向きに張ってあるので、奥歯に届かせようとすると、どうしても持ち手が口の端に引っ掛かってとても動かしにくいのです。そんな時は、Y型デンタルフロスか、糸型のデンタルフロスを工夫して使うと、磨きやすいですよ!3つ目のY型デンタルフロスは、F型デンタルフロスでは磨きづらかった奥歯も磨けるようになっています。ホルダーの頭に横向きにフロスが張られていることで、奥歯まで届きやすく、歯と歯の間にも入りやすくなっています。前歯はF型デンタルフロスを使い、奥歯はY型デンタルフロスを使うと行った使い分けが良いですね!デンタルフロスは、1日1回夜寝る前に歯磨きの後にやりましょう♪デンタルフロスは、歯と歯の間の汚れを取ることが出来るので、毎日の歯磨きにしっかり取り入れたいですね!面倒に思うかもしれませんが、頑張って何度か続ければ自然と習慣になります。虫歯のない健康な歯でいるために、是非やって行きましょう☆歯科アシスタント 松本
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最新のホワイトニング!
みなさんこんにちは。だんだん気温が暖かくなり花粉もおさまってきたので、外出をするのが楽しみですよね。今日は最近、取り扱いを始めたホワイトニングについて紹介したいと思います。『Sinsational Smile』こちらはたったの20分でホワイトニングができる!という最新のホワイトニングになっています。まずホワイトニンングには種類が二つあります。一つ目が、歯科医院で行うオフィスホワイトニングというもの。二つ目が、お家で自分で行うホームホワイトニングというものです。従来、オフィスホワイトニングでは歯茎を守るために、時間をかけて前準備を行ったり、時間もすぐには終わらず、1時間くらいかかっていました。ホームホワイトニングでは、自分用のマウスピースを作る手間がかかり、時間は2時間ほど装着しなければなりませんでした。今回取り扱いを始めた『Sinsational Smile』では、歯科医院でまずオフィスホワイトニングを行い、そのあとに自宅でオフィスホワイトニングをしていただく仕様になっています。そして、どちらも時間は20分ほどで終了し、既製のマウスピースを使うため準備の時間はありません。痛みもほとんど出ることがないので、安心して使うことができます。『Sinsational Smile』のセットはこのようになっています。まず、歯科医院で専用のジェルがついたマウスピースを装着し、青色LEDを20分間あてます。その後、ご自宅に帰ってからホームケアペンを使って、歯にご自身で塗布しマウスピースをつけて20分間待ちます。このホームケアペンは、毎日使って3ヶ月ほど持ちます。実際に私も『Sinsational Smile』を試させていただいたのですが、とても簡単で歯がしみたり、痛みがあるといった症状も出なかったので、安心して行うことができました。また時間も20分なので無理なく行うことができると感じました。料金は18,000円+消費税となっています。クリーニング(歯の表面についた着色やバイオフィルムなどを、専用のパウダーやペーストを使って磨き上げ、フッ素を塗ってコーティングするようなコースです。)を始めに受けていただき、その後10日以内にホワイトニングを受ける場合は、 ホワイトニングの費用が10,000円+消費税 に割引されるのでそちらもおすすめです。ホワイトニングは一度やれば白さがずっと続くわけではないので、定期的にホワイトニングを受けることをお勧めしています。ですので、一度この『Sinsational Smile』ホワイトニングを行なった方がまたリピートして受ける場合も2回目以降は 10,000円+消費税 に割引されます。最後にホワイトニングの結果には個人差があることと、詰め物や被せ物などの人工物は白くなりません。またホワイトニングを受けた後は24時間、着色の強い飲み物や食べ物などはお控えください。気になった方や、詳しいことはお気軽にスタッフや先生にご相談くださいね。歯科衛生士 井田
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歯ぎしり
みなさんこんにちは! 最近はとても暖かいですね🌸 ゴールデンウィーク楽しんでいますか? 今日は小児の歯ぎしりについて少しだけですが書きたいと思います。 歯ぎしりは、2種類に分類されます。 1つ目は、睡眠時ブラキシズムといいます。 ブラキシズムとは、歯ぎしりのことです。 寝ている時に無意識で起こる、一般的に言われている歯ぎしりのことです。 2つ目は、起きている時に生じる覚醒時ブラキシズムです。小児の場合は、何か物事に集中している時に起こることが多いです。起きている時に生じるので、意識することで歯ぎしりを回避できます。 歯ぎしりが始まるのは、乳歯が生えてきた時と同じと言われています。 小児の歯ぎしりは、なぜ起こるのでしょうか。理由は様々あります。 ストレスや不安は大きな原因になります。 小児の場合、新しく赤ちゃんが産まれた時や、兄弟喧嘩などでも小児にとってはストレスや不安になります。なるべく安心させてあげることでストレスの解消にもなります。 全身的要因もあります。 脳性麻痺やダウン症候群、てんかんの小児は歯ぎしりする可能性が高いと言われています。 小児の歯ぎしりの対応方法は、いくつかあります。 経過観察や、心理的にストレスの解消、不安なことがあるのであれば安心させてあげたり、あとは夜寝る時に装着するナイトガードを作ってみることなどがあります。 大人の方の歯ぎしりでは、 歯の根っこが折れてしまう歯根破折になってしまったり、虫歯や根っこの治療して詰めたものや、被せ物が壊れてしまう場合もあります。 また、顎関節症と言われている、口が開きにくくなってしまう開口障害や、顎が痛む顎関節痛、口を開けるたびに音がする顎関節雑音などの症状がでてくるケースもあります。 歯がすり減ってしまう方もいらっしゃいます。 被せ物や詰め物がしょっちゅう取れる人は、歯ぎしりをしている可能性がとても高いです。 また、被せ物や詰め物が取れるだけならまだしも、自分の歯が奥まで割れると抜歯になってしまったり、何年も経つと口の中の歯全部がすり減ってしまう場合もあります。 そうならないように、寝る時に装着するマウスピースで、歯や顎を守ることができます。 ほとんどの人がこのマウスピースをつけることでさまざまな歯ぎしりが原因の症状を改善することができます。 このマウスピースは特別問題がなければ新しく交換する必要はありません。 ただ、たまに歯ぎしりがすごく強い人はマウスピースがすり減ってしまったり、穴が開いてしまうためその都度交換が必要です。 歯ぎしりが原因で顎が引っかかったり音がしたり口が大きく開かなかったり痛みがある場合は、このマウスピースを改造して噛んだ位置をずらします。 そうすることで顎の関節の動きが改善されて良くなっていきます。 大人の方も、小児の方も歯ぎしりで悩んでる方がいらっしゃいましたらご相談くださいね。 歯科衛生士 大久保
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知覚過敏について
こんにちは。このところ暖かい日が続いてます。もうすっかり春ですね。ところで皆さんは「知覚過敏」についてご存知ですか?歯磨剤のCMなどで耳にする機会が多いと思います。歯に歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物を口に入れた時などに、キーンとしみるような痛みを感じます。それなのに虫歯などの病変は見られないような時、知覚過敏が疑われます。原因は何なのでしょうか??まず、歯の構造から説明します。歯の最表層の「エナメル質」は、刺激があっても痛みを感じません。その内層の「象牙質」には無数の小さな管状の構造物(象牙細管)があることにより、刺激をその内部の神経(歯髄)に伝達されて歯は痛みを感じます。通常、象牙質はエナメル質に覆われているので、極端に強い刺激でない限りは痛みを感じることはありません。またエナメル質に覆われていない歯の根の部分(歯根)の象牙質は、歯茎で覆われています。しかし象牙質が何らかの理由で露出してしまうと刺激が歯髄に伝達されやすくなり、知覚過敏が生じるようになります。こういった事が起こる原因としては以下のものが考えられます。①歯茎が下がる加齢や歯周病により歯茎が下がってくると、歯の根の部分(歯根)が露出します。歯根部分はエナメル質に覆われていないため、象牙質がむき出しの状態になります。②過度のブラッシングにより歯の表面がすり減る歯ブラシで強くゴシゴシと磨く習性があると、表層のエナメル質がすり減ってしまい象牙質の露出をきたします。③歯ぎしり、咬みしめ、くいしばり歯に負担がかかり、表面がすり減っていくことがあります。これらの習癖は、ご自身では気がついていない事も結構多いです。④酸の過剰摂取スポーツ飲料や炭酸飲料、酸っぱい食物など、酸性の強い飲食物を長時間口に含んだり、過度に摂取する事が多いと、だんだんと歯の表面が溶かされてしまいます。⑤虫歯の治療に伴う知覚過敏歯の治療で削った後に、歯の神経が削る前より痛みに敏感になってしまうことがあります。しばらくすると落ち着いてくる場合が多いですが、症状が強い場合は歯髄を取り除く治療が必要になることもあります。次に対処法についてです。まず自宅でのセルフケアです。習性を見直す事が大切です。「原因」の中で自分に当てはまると思った点は改善しましょう!①ブラッシングは優しく行う硬くない歯ブラシで、優しい力で、1本ずつ磨くようなつもりで丁寧に。不適切なブラッシングは歯茎が下がる原因にもなります。②食いしばりをしないよう心がける何かに集中している時など、無意識のうちに歯をくいしばっていないか、気をつけてみましょう。食いしばりは意識することで減らせます。時々意識して上下の歯を離すよう心がけましょう。③知覚過敏用の歯磨剤も有効歯磨剤に含まれる硝酸カリウム(口腔内でカリウムイオンに変化)が、バリアを張るように取り巻き、神経細胞が興奮しにくくなることにより症状を軽減させます。継続することで効果が現れます。④酸の過剰摂取に注意酸の強い飲食物を頻繁に摂取しない、また長時間口の中に含むような摂り方をしないようにしましょう。⑤再石灰化を促す知覚過敏は軽度のものでは時間とともに収まり自然に治癒することがしばしばあります。これは象牙質の露出部において唾液や歯磨剤などに含まれる再石灰化成分によって、象牙細管の微細な空隙が封鎖されてくるためと考えられます。知覚過敏症状があるとブラッシングが不十分になりがちとなり、プラークが付着します。プラークには虫歯菌がいて酸を作り歯の表面を溶かしてしまいます。再石灰化とは逆の脱灰という現象です。プラークが溜まりがちになれば知覚過敏は悪化することも考えられます。つまり歯磨きはとても重要なのです。以上のことから考えると、歯周病と虫歯の予防は、知覚過敏の予防につながります!次に歯科医院 で行っている治療です。①知覚過敏用の薬を塗布する象牙質露出部の内部の象牙細管を、歯と同じような成分の結晶やその他様々な物質で封鎖することで、歯の神経への刺激の伝達が遮断されます。ただ、薬を繰り返し塗布する必要があります。②すり減った部分を埋める処置をする歯科用材料ですり減ったところを埋め、象牙質表面を被覆します。③マウスピースを使用する歯ぎしりが原因の1つと判断される場合は、マウスピースを作成し、これを使用することで歯への負担を軽減させます。④歯の神経を抜く歯の神経はできるだけ残したほうがよいのですが、痛みが激しく生活に支障が出るような場合は、歯の神経を抜く治療をします。症状がひどい場合の最終手段です。知覚過敏は身近な症状です。自分で注意をすれば改善できることもありますし、歯科医院での治療を必要とする場合もあります。気になるようであればお気軽にご相談ください!藤田
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フッ素について
こんにちは!だんだんと暖かくなってきましたね(^ ^)そろそろお花見の季節ですね🌸 今回は「フッ素」についてお話しようと思います。 皆さん、フッ素という言葉は歯医者さんや歯磨き粉のCMでよく耳にしますよね? しかし、フッ素とはなんなのか、フッ素がどうして歯に良いのか知っていますか? まず、人間が食べ物を食べて、その食べカスが口の中に残ったままになってしまうと、歯のカルシウムやリンが溶け出してしまいます。そうするとムシ歯になってしまうのですが、フッ素はその溶け出したカルシウムやリンを歯に再び吸収する作用があります。 この作用を「再石灰化」といいます(^^)/ フッ素を使用することによって、カルシウムやリンが溶け出しても再石灰化が起こりやすい環境にすればムシ歯になることが少なくなります。 また、フッ素には耐酸性の向上の効果があり、フッ素を使用する前よりも酸に強くなるのでムシ歯になりにくい状態になります。 とくにフッ素を使用して効果があるのが乳幼児や子供です。生えたての歯はとてもムシ歯になりやすいので注意が必要です!乳歯が生えてくるタイミングや永久歯が生えてくるタイミングにフッ素を使用して歯を守りましょう。 また、加齢などの影響で歯茎が下がってしまいますと歯ぐきの下にあった歯の根っこが出てきてしまいます。その歯の根っこの部分はムシ歯になりやすいのでフッ素が効果的です。 フッ素には、医療機関で使われているものと、歯磨き粉などに入った市販の物があります。 その違いはフッ素の濃度です。 医療機関で使われているフッ素は約9000ppm、歯磨き粉に含まれているフッ素は約1000ppmと、とても差があります。 医療機関で使われているフッ素はフッ素濃度が高く、歯の再石灰化にかなり役立ちます。 一方で歯磨き粉に含まれているフッ素は濃度が低いので、毎日使い続けることによって効果が発揮されます。 最後にフッ素の注意点です。 ・フッ素は大量に使用すれば良いわけではないので、適量を守りましょう。 ・フッ素を使用していればムシ歯にならないと思うのは間違いです。フッ素を使用していてもきちんと日々のケアを怠らないようにしてムシ歯の予防に努めましょう。 ・フッ素入り歯磨き粉を使った後のうがいは軽くにしましょう。強くゆすいでしまいますとフッ素の効果が弱くなってしまいます。 ・フッ素の塗布は3ヶ月〜6ヶ月くらいの周期で行うと効果的です。 定期的に歯医者さんに行って検診を受けましょう(^^)/ フッ素は正しい使い方をすれば私たちの歯の健康を守ってくれる最高のパートナーになります。 フッ素の性質や使い方を理解して有効活用していきましょう! そのためにも、歯医者さんへの定期健診にはぜひいらしてくださいね!(^O^) DH 白井
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歯ぎしりについて
みなさんこんにちは。今日は歯ぎしりの影響について説明いたします。歯ぎしりは、睡眠の妨げになるだけでなく、歯や顎などに悪影響を与えます。歯ぎしりをしている人の割合はとても多いのですが、自分では自覚していない人がほとんどです。また、「歯ぎしり」の他にも、「強い咬みしめ」「くいしばり」といった歯や顎に負担をかけるお口の中の悪い習癖があります。これらの悪習慣を 「ブラキシズム」 といいます。この「ブラキシズム」は、歯周病や顎関節症のリスクを上げるだけでなく、肩こりや頭痛など口の中以外の病気の原因にもなるため、早めの対処が必要になります。そもそも歯ぎしりの原因となるものは、はっきりとはしていないようですが、考えられるものとしてまずはストレス、その他、歯並びの関係だったり、噛み合わせの悪さなどがあるようです。肉体的、精神的ストレスがあると、寝ている時に歯ぎしりをしてストレス発散をしているようです。歯ぎしりには3つの種類があり、家族や周りに指摘されて気づくことがあったりしますが、強い噛み締め喰いしばりなどは、音がしないので、気づかない人が多いようです。患者さんでも、「私は噛みしめや歯ぎしりはしていません」とおっしゃる方がとても多いです。歯ぎしりは、寝ている時が多いと思われていますが、昼間でもやっていることがあるそうです。もし起きているときに気づいたら、意識的にやめる必要があります。ところで皆さん、歯ぎしりやくいしばりをすることで、どんなことに影響するがあるかご存知ですか?歯の噛む面がすり減ってきて見た目が気になってきたり、顎が痛くなったり音がしたり口を大きく開けることができなかったり(顎関節症)、肩こりになったりといったいろんなものに影響を及ぼしますまた歯ぎしりによってそれぞれの歯に力がかかると、歯の周りにある歯周組織に炎症が起こり、歯をしっかりと磨いていても歯周病になってしまいます!歯周病は、磨き残しが原因で進んでしまったり、直接的な影響は歯垢、歯石によるものですが、「歯ぎしり」によって歯周病が加速することが分かっています。では歯ぎしりを治すにはどうすればいいのでしょうか?残念ながら歯ぎしりは習慣性のものなので、歯科医院で治すことは難しいです。しかし、歯ぎしりをしても影響を少なくすることは可能です。歯ぎしりをする方の予防として、専用のマウスピースというものがあります。これは、寝ている時にはめて、起きたら外すというものです。もちろん、昼間にお家にいるときに喰いしばりある方は、昼間に使っていただいても大丈夫です。歯と歯が接触することを避けるため、削れる心配もありませんし、顎関節や、歯にかかる負担も軽減することが出来るものです。当院でも、型取りをして、一週間程で作ることができますので、是非ご相談下さいね^^DH 渋谷 葵
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親知らず。
こんにちは(^_^) まだまだ寒い日が続きますが、皆さん体調は大丈夫ですか? インフルエンザが流行ってますね〜。 先日テレビで見たのですが、インフルエンザの予防に歯磨きがいいそうなんですよ! 今回は親知らずについて少し調べてみました(^_^) まず親知らずとは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろにある歯で、第三大臼歯が正式な名称。 智歯(ちし)とも呼ばれています。 10代後半〜20代前半で生えることが多く、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だと言われているそうです。 親知らずが全く生えない人は約4人に1人の割合で存在するのだとか。 生えてきた親知らずは必ず抜かないといけない訳ではないそうですが、抜いた方が良かったり抜くべき親知らずもあるようです。 抜いた方が良い親知らず ◎親知らずの咬む相手の歯がなかったり、斜めに生えていて、満足に噛むことができない場合。 ◎一番奥の歯のため歯磨きが十分に行き届かず、虫歯や歯周病になり痛みや腫れを繰り返し引き起こす場合。 でも、虫歯も大きくなく、歯としての働きをしている場合は治療して残すこともあります。 抜かなくても良い親知らず ◎上下で噛み合っている場合。 歯として機能しているので、抜く必要はないですね。 ◎虫歯や歯周病になっていない場合。 ◎歯磨きがしっかりできている場合。 親知らずによるトラブルはなにがあるでしょうか? ◎歯ぐきが腫れる 歯ブラシが届きにくく、汚れや細菌が溜まると、歯ぐきの腫れや痛みを引き起こします。 ◎手前の歯が虫歯や歯周病になる 十分に歯ブラシが行き届いていないと、手前の歯との隙間に汚れや細菌が溜まってしまい、親知らずだけでなく、その手前の歯も虫歯や歯周病になってしまいます。 ◎頬を噛む 親知らずが生えてくる過程で、噛み合わせが変わります。 そうすると、頬を噛みやすくなってしまい、何度も同じ部分を噛んでしまうと口内炎になりますし、片方の親知らずのみ生えていると、噛むところを探して歯が伸びてきてしまうそうです。 ◎歯並びが悪くなる 真っ直ぐに生えていない親知らずに手前の歯が押されて、歯並びが悪くなることも。 ◻︎なぜ親知らずが生えない人がいるのでしょう? 進化してきた私たち人類は、4本足が進化の過程で2本の腕と2本の足になり、お尻に生えていたしっぽはなくなりました。 親知らずも、かつては硬いものを食べるためにしっかりとした顎と32本の歯が必要でしたが、柔らかいものを食べるようになって、それらが必要なくなったことで、親知らずが要らないものとなり、顎も小さくなったため、生えてこないということが起こるようになっているんだそうです。 ◻︎親知らずが生える人、生えない人は何が違うのでしょう? 実は、その人の環境が関係しているそうです。 親知らずは、10代後半~20代前半に生えてきますが、この年代だともう大人です。 顎の大きさもこの時点で決まっているので、成長が終わった時点の顎の大きさによって、親知らずが必要かどうか体が判断するのだそうです。 他に遺伝ということもあるようですが、だからといって親が生えてなければ、子供も必ずしも生えないとは言えないようです。なんだか複雑ですね。 皆さんも気になることがあれば先生や衛生士さんに相談してみてくださいね! 歯科アシスタント 松本
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8020運動とは
明けましておめでとうございます。みなさん2017年はどんな年だったでしょうか。私は2017年は初めて学生から社会人になった年でした。初めは目の前のことをこなすだけで、あっという間に過ぎてしまった時間ですが、今年はやることを明確にして、有意義に時間を使える年にしたいと思います!!さて、『8020運動』という言葉はご存知でしょうか。8020運動とは、厚生省と日本歯科医師会が「80歳になっても自分の歯を20本以上保つ」ということを目標に始まった運動です。「80」という数字は男女の平均寿命を表していて、「20」は食べ物を満足して食べるために必要な歯の数を表しています。噛むということは、食べ物を美味しく食べることも出来るのですが、それ以外にもたくさんのメリットがあります。唾液がたくさんでることで、消化を助けてくれたり虫歯の菌や歯周病の菌を洗い流す作用があります。他には噛むことで、顔の筋肉を鍛えることができたり、脳の働きを活性化することができます。また唾液に含まれる消化酵素の働きで、体の免疫力を高めることもできます。このように歯を保つことは、様々な面から考えても重要ということが分かります。逆に歯がなくなると、いろいろな障害がでてきます。うまく噛めない残っている歯で補うので負担が大きくなり次々とだめになっていくスポーツなどで力が入らない顔が老けて見える顎の関節が痛いうまくしゃべれない頭痛、肩こりになる噛まずに飲み込むと体調が悪くなる寝たきりになる確率が大きくなる などこのように歯というのは口の中だけでなく、全身状態にとても影響を及ぼします。ではどのように歯を保っていけばよいのでしょうか。ポイントをいくつか挙げますので、ご自身で出来ているか確認してみてください。☑︎ 規則正しい食生活で糖分を摂りすぎない。よく噛んでから飲み込む。☑︎毎食後の正しいブラッシング。歯ブラシをする時はゴシゴシと大きく動かしてしまう方も多いと思いますが、一本一本磨くような感じで細かく動かしていくことが重要です。☑︎フッ素入り歯磨き粉や洗口剤などを使用する。☑︎デンタルフロスや歯間ブラシで、歯と歯の間の汚れやプラークを落とす。☑︎禁煙する。タバコは歯周病を悪化させる原因になってしまいます。☑︎定期検診に通う。1〜3ヶ月に1度歯医者で、検診とお掃除をしましょう。いかがでしたでしょうか。出来ているところは継続し、まだ難しいところは意識して取り組むようにしていきましょう(。・ω・。)わからないところは、先生や歯科衛生士に、お気軽にご相談ください。DH 井田