お知らせ
-
🪷歯周病について〜秋はお口のトラブルに注意〜
こんにちは😊朝晩の空気がひんやりして、季節はすっかり秋ですね🍂気温の変化が大きいこの時期は、体調を崩しやすいだけでなく、お口の中にも変化が起こりやすい季節です。 『最近なんだか歯ぐきがむずむずする』『歯みがきのときに血が出た』と感じることはありませんか?それは、歯周病のサインかもしれません。今回は、そんな歯周病について詳しくお話ししていきます🦷 🌿歯周病ってどんな病気? 『歯周病』という言葉はよく耳にしますが、どんな病気かご存じでしょうか?歯周病とは、歯を支える周りの組織(歯ぐきや骨など)に炎症が起こる病気です。虫歯と並んで日本人に非常に多い疾患で、実は成人の約8割が何らかの歯周病にかかっているといわれています。 怖いのは、痛みが出にくく、気づかないうちに進行してしまうこと。『静かに進む病気』とも呼ばれ、気づいたときにはすでに歯を支える骨が減ってしまっているケースも少なくありません。 🪥歯周病の原因は? 歯周病の主な原因は『歯垢(プラーク)』です。プラークは食べかすではなく、細菌のかたまり。歯と歯ぐきの境目にこびりつき、そこから細菌が毒素を出すことで炎症が起こります。 初期の段階では『歯ぐきが赤い』『歯みがきで血が出る』などの軽い症状ですが、放っておくと炎症が進行し、やがて歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまうことがあります。その結果、歯がぐらぐらしたり、最終的には抜け落ちてしまうこともあるのです。 ⚠️歯周病の進行段階 歯周病は少しずつ進んでいきます。主な段階は次の3つです。 1️⃣ 歯肉炎(しにくえん)歯ぐきだけが腫れている初期の状態。この段階では丁寧に歯みがきを行えば健康な状態に戻ることが多いです。 2️⃣ 軽度〜中等度歯周炎炎症が歯ぐきの奥まで広がり、『歯周ポケット』と呼ばれるすき間ができ始めます。歯を支える骨が少しずつ溶けていくため、歯が浮いたような感覚になることもあります。 3️⃣ 重度歯周炎歯槽骨が大きく失われ、歯がグラグラと動くようになります。最終的には自然に歯が抜けてしまうこともあります。 さらに、歯周病菌は血管を通して全身に広がることがあり、糖尿病や心疾患、誤嚥性肺炎などの全身疾患とも関係しているといわれています。妊娠中の方では、早産や低体重児出産のリスクを高める可能性もあるため注意が必要です。 つまり、歯周病は『お口の病気』であると同時に『全身の健康にも影響を与える病気』なのです。 💡歯周病を防ぐためのポイント 歯周病の最大の予防法は『プラークをためないこと』です。ここでは毎日のセルフケアと、歯科医院での定期的なチェックが大切です。 🪞毎日のホームケア ・歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを併用しましょう。 歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけでは届きにくい場所です。・強く磨きすぎると歯ぐきを傷つけてしまうので、やさしく小刻みに動かすのがコツです。 🏥プロによるケア 3〜6か月に一度は歯科医院で歯垢と歯石の除去を受けましょう。専用の器具を使って歯石やバイオフィルム(細菌の膜)を取り除くことで、家庭では落としきれない汚れをきれいに除去できます。また、初期の異変にも早く気づけるため、重症化を防ぐことができます。 🍎生活習慣を見直す 喫煙、ストレス、睡眠不足、糖分の多い食事は歯周病を悪化させる原因になります。特にタバコは歯ぐきの血流を悪くし、炎症があっても気づきにくくするため要注意です。毎日の食事バランスや睡眠リズムを整えることも、健康な歯ぐきを保つための大切な一歩です。 🦷まとめ:早めのケアが一番の治療 歯周病は『静かに進行する病気』です。痛みが出たときにはすでに進行していることが多く、自然に治ることはありません。 しかし、早期発見・早期治療によって進行を止めたり、健康な歯ぐきを取り戻すことも十分に可能です。 『歯ぐきが腫れている』『出血する』『口の中がネバつく』などのサインを見逃さず、少しでも気になったら放置せずに歯科医院へ相談してください。 秋は『食欲の秋』でもあります🍠おいしく食事を楽しむためにも、今のうちにお口の健康チェックをしてみましょう。 皆さんの笑顔と健康なお口を守るために、私たち歯科衛生士がお手伝いします😊 歯科衛生士 花畑 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
歯を守れば脳も守れる!認知症対策はお口から
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 さて今回は、お口の健康が 認知症にも深く関わっているお話です。 ◆歯が減ると記憶力が落ちる? ~歯の本数と認知症 年齢を重ねると歯の本数が減り、 これにより噛む力が弱まってしまいます。 噛む力が弱まると、食事や体調面だけでなく、 「認知症」の発症にも影響することが 多くの研究で示されています。 ある研究では、65歳以上で歯がほとんど残っておらず、 入れ歯も使っていない人は、 20本以上ある人に比べて認知症のリスクが 約1.9倍も高いという結果がでています。 「噛む」という行為は 単に食べものを細かくするだけでなく、 あごの筋肉を動かして 脳に刺激を届ける役割も担っています。 歯が減ってしっかり噛めなくなると、 脳への血流や刺激が減少し、 その働きが弱くなってしまうわけです。 ◆歯周病は「アルツハイマー型認知症」の 引き金に 近年は歯の本数だけでなく、 歯周病も認知症に 影響を与えることがわかってきました。 別の研究では、歯周病の人はそうでない人と比べて、 アルツハイマー型認知症のリスクが 約1.7倍も高いと報告されています。 アルツハイマー型認知症は、 脳に「アミロイドβ」という 老廃物のようなものが溜まり、 記憶力や判断力が低下していく病気です。 実は、歯周病菌が体に入り込むと、 アミロイドβが作られやすくなり、 認知症のリスクを高めるおそれがあるのです。 ◆歯が20本あれば割引される保険商品も!? こうした研究結果は、 医療以外の分野でも活用されはじめています。 最近では、ある生命保険会社が 70歳以上で歯が20本以上残っていれば 保険料を割り引く、という 認知症保険の商品を発売した例もあります。 このように、お口の健康と 将来の健康リスクのつながりが より一層社会でも認識されてきています。 ◆「人生100年時代」の今、できること 「いつまでも自分らしく元気に過ごしたい」 というのは多くの人に共通した願いであり、 その実現には”お口の健康”が欠かせません。 歯や歯ぐきを守ることは認知症のみならず、 糖尿病や心臓疾患、脳卒中の予防にも 役立つといわれています。 日々のセルフケアに加え、 定期的に歯科を受診してお口の環境を整えることは、 健康寿命を延ばす第一歩です。 未来の自分、そして大切な家族のためにも、 今日からできることを一緒にはじめていきましょう。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7 var css = document.createElement('link'); css.rel = 'stylesheet'; css.href = 'https://www.cranehill.net/websup_blog/css/websupblogjs.css'; css.type = 'text/css'; var head = document.getElementsByTagName('head')[0]; head.appendChild(css);
-
歯石取りとクリーニングとホワイトニングの違い
みなさんは「歯石取り」「クリーニング」「ホワイトニング」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。 どれも歯をきれいにするイメージがありますが、実際には目的も方法も異なります。 今回は、それぞれの特徴をわかりやすく整理してご紹介します。 1. 歯石取り(スケーリング) 歯石取りは、歯や歯ぐきの境目にこびりついた硬い歯石を除去する処置です。 歯石は、歯垢(プラーク)が唾液中のミネラルと結合して石のように固まったもので、歯ブラシでは落とせません。放置すると歯周病を進行させ、歯ぐきの炎症や出血、さらには歯を失うリスクにもつながります。歯科医院では専用の器具や超音波スケーラーを用いて丁寧に除去します。 目的は見た目を白くすることではなく、歯周病予防と口腔の健康維持です。 2. クリーニング クリーニングは、歯の表面に付着した歯垢やステイン(着色汚れ)を落として、歯を清潔にするケアです。タバコのヤニ、コーヒー・紅茶・ワインなどによる色素沈着が代表的な汚れで、専用のブラシや研磨ペースト、ジェットクリーニングなどを使ってきれいにします。仕上がりは歯が本来の白さに戻り、表面がつるつるになるため汚れが付きにくくなる効果も期待できます。つまり、見た目の改善と予防の両方に役立つケアといえるでしょう。 3. ホワイトニング ホワイトニングは、歯の色そのものを薬剤で漂白して、本来の色以上に白くする審美的な治療です。過酸化水素や過酸化尿素を使って歯の内部の色素を分解し、透明感のある自然な白さを引き出します。クリーニングが「元の色に戻す」処置であるのに対し、ホワイトニングは「歯を今よりさらに白くする」ことが目的です。結婚式や面接、写真撮影など特別なイベントを控えた方、より美しい笑顔を目指したい方に人気があります。 4. 3つの違いをまとめると 歯石取り:歯周病予防・歯ぐきの健康維持が目的 クリーニング:表面の汚れや着色を落とし、清潔さと自然な白さを回復 ホワイトニング:歯そのものを漂白して、より明るい白さを実現 「クリーニングや歯石取りをすれば歯が真っ白になる」と誤解されることがありますが、実際は違います。 基本はまず歯石や汚れを取り除き、その上でさらに白さを求める場合にホワイトニングを行うのが理想的です。 5. 定期的なケアの重要性 歯石は時間が経つほど硬くなり、歯ぐきの奥にまで入り込みます。クリーニングで落とした着色も、食生活によって再び付着します。ホワイトニングの効果も永久ではありません。そのため、定期的な歯科検診とプロフェッショナルケアが欠かせません。毎日のセルフケアに加えて、数か月ごとの歯石取りやクリーニングを続けることで、健康と美しい口元を長く守ることができます。 まとめ 「歯石取り=歯周病予防」「クリーニング=汚れや着色を落とす」「ホワイトニング=歯を漂白して白くする」と整理すると違いがわかりやすいと思います。口元の印象は第一印象を左右する大きな要素です。 健康的で美しい歯を保つために、自分に合ったケアを定期的に取り入れていきましょう。 歯科アシスタント 松本 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
インフルエンザ予防と口腔ケアの関係
みなさんこんにちは( * . .) 今日は『インフルエンザ予防と口腔ケアの関係』 についてお話します! インフルエンザ予防には『口の中のケア』が大切です! 寒い季節になると、心配になるのが『インフルエンザ』です。 『手洗い・うがい・マスク』はよく知られていますが、実は お口の中を清潔に保つこと がインフルエンザ予防に役立つことをご存じでしょうか? 今日は、口腔ケアとインフルエンザの関係について、わかりやすくお話しします𖤐 ̖́- 【どうしてお口の中とインフルエンザが関係ある?】 お口の中には、もともとたくさんの細菌が住んでいます。 普段はあまり悪さをしませんが、歯みがきをサボったり、唾液が減ったりすると、細菌が増えてしまいます。 この細菌が出す『酵素』や『毒素』が、インフルエンザウイルスが体に入りやすくする“手助け”をしてしまうのです。 つまり、口の中が不衛生だと、インフルエンザにかかるリスクが高まると言われています。 逆に言えば、毎日の口腔ケアで細菌を減らすことで、ウイルスが侵入しにくくなるのです。 また、高齢者は特に注意です! 研究では、介護施設に入っている高齢者で『毎日歯科衛生士による口腔ケア』を受けているグループの方が、インフルエンザの発症率が明らかに低かったという報告もあります。 高齢者は免疫力が下がりやすく、肺炎やインフルエンザにかかると重症化しやすいため、歯みがきや舌みがき、入れ歯の清掃などがとても大切になります。 【家でできるインフルエンザ予防の口腔ケア】 ① 毎日の歯みがき(1日2〜3回) 特に寝る前の歯みがきは必ず行いましょう。 寝ている間は唾液が減るため、菌が増えやすい時間帯です。 ② 舌の清掃 舌の表面には『舌苔(ぜったい)』と呼ばれる白い汚れがつきます。 ここに菌が多くいるので、舌ブラシややわらかい歯ブラシでやさしく清掃しましょう。 ③ 歯間ケア(フロス・歯間ブラシ) 歯と歯の間は歯ブラシだけでは磨き残しやすい部分です。 菌を減らすために、フロスや歯間ブラシを使いましょう。 ④ 入れ歯の清掃 入れ歯を使っている方は、寝る前に外してしっかり洗い、専用洗浄剤を使うことがおすすめです。 ⑤ うがいで乾燥予防 口やのどが乾燥するとウイルスが付着しやすくなります。うがいや加湿器で乾燥を防ぎましょう。 【歯医者さんでできる予防】 ① 定期的な歯のクリーニング(PMTC) ご家庭の歯みがきでは取りきれない汚れや歯石を除去することで、菌のすみかを減らします。 ② プロによる舌や粘膜のケア 歯だけでなく、お口全体を清潔に保つサポートを受けられます。 ③ お口の乾燥チェック ドライマウスがあると感染リスクが上がります。 歯科で相談すれば対策もアドバイスしてもらえます。 【まとめ】 インフルエンザ予防と聞くと、つい『手洗い・うがい』ばかりに目が向きがちですが、お口の中を清潔に保つこともとても大切です! 特に高齢者や免疫力が下がっている方は、お口の中のケアをしっかり行うことで、感染症の予防につながります。 『歯みがき=むし歯予防』だけではありません。 歯みがきは全身の健康を守る大切な習慣なのです。 この冬はぜひ、ご家族で『お口からできるインフルエンザ予防』を意識してみてくださいね! 歯科衛生士 辻村 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
臨時休診のお知らせ
9月24日(水)は休診とさせていただきます。 緊急時の対応はこちらをご覧ください。
-
臨時休診のお知らせ
9月10日(水)は休診とさせていただきます。 緊急時の対応はこちらをご覧ください。
-
歯痛について
みなさんこんにちは^_^ 「なんとなくしみるな…」「噛むとズキッとする…」そんな小さな違和感を放置していませんか? 歯の痛みは、ある日突然強く現れ、食事や睡眠に支障をきたすこともあります。 最初は我慢できる程度でも、原因を放置するとむし歯や歯周病が進行し、治療が大がかりになることも少なくありません。 早めに受診すれば、シンプルな処置で済むことも多いため、日常の小さなサインに気づいて行動することが大切です。 多くの方が一度は経験する症状ですが、その原因や背景は非常に多岐にわたります。 放置してしまうと悪化してしまうケースも多いため、早めの受診がとても大切です! 今回は、歯痛の主な原因や注意すべきポイントについてご紹介します😊 まず最も多い原因は「むし歯」です。 むし歯は初期段階ではほとんど痛みを感じませんが、進行して歯の神経に近づくと、冷たいものや甘いものがしみるようになり、やがてズキズキとした強い痛みが出てきます。この段階まで放置すると、神経を取る治療(根管治療)が必要になることも少なくありません。 さらに進行すると、炎症が根の先まで広がり、顔が腫れるなどの重症化を招くこともあります。 次に多いのが「歯周病」に関連する痛みです。 歯周病は歯を支える骨や歯ぐきに炎症が起こる病気で、初期の段階では痛みを伴わないことが多いため、自覚しにくいのが特徴です。 しかし、進行すると歯ぐきが腫れたり、膿がたまったりして痛みが生じます。 歯を失う原因の第一位ともいわれる病気ですので、日常的なケアや定期的な検診が欠かせません。 また、「歯の根のトラブル」や「噛み合わせ」が原因で痛みが出ることもあります。 例えば、歯ぎしりや食いしばりが強い方は、歯や歯ぐきに過剰な負担がかかり、鈍い痛みや違和感が続く場合があります。さらに、親知らずが斜めに生えて周囲の歯ぐきを圧迫したり、炎症を起こしたりすることで、強い痛みが生じるケースも少なくありません。 歯痛の特徴として、「冷たいものがしみる」「温かいもので痛む」「噛むと痛い」「何もしていなくてもズキズキする」など、症状の出方が人によって異なります。 こうした違いは、原因を見極めるうえで非常に大切な手がかりになります。 自己判断で市販薬を飲んで一時的にごまかすと、痛みが軽減して安心してしまいがちですが、根本的な治療にはつながりません。 もし歯の痛みが出てきた場合、まず大切なのは「早めに歯科医院を受診すること」です。特に夜眠れないほどの強い痛みや、顔の腫れ、発熱などを伴う場合には、急性の炎症が広がっている可能性があるため、できるだけ早い対応が必要です。 また、痛みを予防するためには、毎日のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアが欠かせません。 歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用し、歯と歯の間や歯ぐきの境目を清潔に保つことが大切です! さらに、定期的な歯科検診によって小さなむし歯や歯周病を早期に発見すれば、大がかりな治療を避けられる可能性が高まります。 歯の痛みは、体からの大切なサインです。「まだ大丈夫」と放置せず、気になることがあればお気軽にご相談ください。 また、歯に痛みが出てからでは大変は治療になる可能性が高いため早期発見・早期治療をして口腔内環境を整えましょう! 歯科衛生士 楠 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
子どもに多い!唇の裏の水ぶくれ、放置しても大丈夫?
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 今回は、お口の中や唇にできる水ぶくれのような症状について説明します。 ◆唇や舌にできる水ぶくれ、その正体は? お子さんのお口の中に小さな水ぶくれのような膨らみが見つかると、心配になり、慌てて受診をされるケースが少なくありません。 このような唇や舌にできる半透明の膨らみは 「粘液嚢胞(ねんえきのうほう)」の可能性があります。 粘液嚢胞とは、お口を噛んだり傷つけたりすることで、だ液を運ぶ細い管が詰まってしまい、だ液の行き場がなくなって水ぶくれのようになってしまうものです。 見た目ほど心配なものではありませんが、自然に消えることは少なく、繰り返しやすいのが特徴です。 ◆痛みはなくても油断は禁物 粘液嚢胞は子どもに多くみられるお口トラブルのひとつで、舌の先や裏側、下唇にできやすく、直径5~15mmと大きさもさまざまです。 ただし、中に溜まっているのはだ液なので、基本的に痛みを伴うことはありません。 つぶれると中のだ液が出て小さくなりますが、しばらくするとまた溜まって膨らんでくる… というのを繰り返すのが、この病気の厄介なところです。 つい自分でつぶしてしまいたくなりますが、傷口に細菌が入り炎症を引き起こすおそれもあるため、気になっても無理に触らず安静を保ちましょう。 ◆治療法と注意したいポイント 粘液嚢胞の多くは自然に治ることはなく、効き目のある塗り薬や飲み薬もあり別の病気が隠れていることもあるため、自己判断で放置するのは禁物です。 お口の中に気になる膨らみ・できものを見つけたら、早めに歯科医院を受診しましょう。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7 var css = document.createElement('link'); css.rel = 'stylesheet'; css.href = 'https://www.cranehill.net/websup_blog/css/websupblogjs.css'; css.type = 'text/css'; var head = document.getElementsByTagName('head')[0]; head.appendChild(css);
-
映像でわかる歯の健康!
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 このたび当院では、8月より待合室にデジタルサイネージ(モニター)を設置いたしました。 設置の目的は、患者さんにとって役立つ「お口の健康」に関する情報を、よりわかりやすく、より親しみやすく伝えることです。 これまで、診療中にすべてを丁寧にご説明するのは時間的にも難しく、またホームページやSNSなどの文字情報だけでは伝わりにくい点もありました。 そこでアニメーションを活用し、視覚的に理解しやすいコンテンツを流すことにより、患者さんご自身が納得しながら治療を選択できる環境づくりを進めています。 モニターでは、以下のような内容を上映しています。 1枚目の画像: 前歯のかぶせ物「プラスチック」と「セラミック」の違い 見た目や耐久性など、それぞれの特徴を比較しています。 素材を選ぶ際の参考にしていただける内容となっており「同じ白い歯でなにが違うのか?」「自分に合ったものを選びたい」という方にぴったりの情報です。 2枚目の画像: オフィスホワイトニングの効果と安全性 当院では歯科医院でのみ使用できる、信頼性の高い薬剤を用いたホワイトニングを提供しています。 市販品やサロンとの違いを明確にし「短時間で白く、しかも安心・安全」な治療であることを伝えています。 3枚目の画像: 歯ぎしり・食いしばりの恐ろしさ 「自分はしていない」と思っている方も、実は寝ている間などに無意識で行っていることが多いのが歯ぎしり・食いしばりです。 歯のすり減りや顎関節症、肩こりなど全身に影響のある原因になるため、放置せず早めの対策が必要です。 4枚目の画像: 親知らずのリスクと注意点 親知らずは見えにくくみがきにくい場所にあるため、歯ぐきとの間に歯垢が溜まりやすく、炎症を起こす原因になります。 この動画では、そうしたリスクとケアの難しさについて解説しています。 親知らずに関して動画で詳しく解説していますので、誰でも「親知らずとはどういう歯なのか?」「どんなトラブルがあるのか?」「なぜ親知らずは抜かないといけないのか?」という疑問に対して理解することができます。 5枚目の画像: レントゲンの重要性 「見た目では分からないむし歯も、レントゲンを撮ることで初めて発見できることがある」といった内容を、実際の写真とイラストを使って分かりやすく解説しています。 患者さんの不安や疑問を和らげる一助になればと思います。 歯科治療では、レントゲン画像による診断が50%もあります。 そのため、歯科では常にレントゲン画像を見ながら治療をしています。 これらのコンテンツはすべて、歯科の知識がない方でも「見てわかる」「ちょっと気になる」ように工夫しています。 お子さまからご年配の方まで、幅広い年代の方に「役に立った」「見てよかった」と思っていただけるよう、今後も内容を充実させてまいります。 ご来院の際は、ぜひ待合室のモニターにもご注目ください。 皆さまのお口の健康づくりに、少しでもお役立ていただけたら嬉しいです。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
舌痛症について
こんにちは、歯科医師の鈴木孝美です。 今回は舌がヒリヒリ、ピリピリしたり、痛かったりする『舌痛症』について現在私が所属する学会で分かっている事があるのでそれについて報告したいと思います。 舌痛症(BMS)の分類 ①一次性BMS 舌に傷など見た目の変化がなく、全身的な病気も無い状態での舌の『痛み』『ひりひり』が存在する状態です。 ②二次性BMS 全身的なご病気(糖尿病、貧血、口腔粘膜の異常)がある方が、舌にも痛みやヒリヒリがある状態です。 二次性BMSの場合は原因の病気の治療で治ることが多いです。 二次性であるご病気や舌の傷など無いことをしっかり確認します。 そして二次性ではない場合、多くの舌痛症は一次性BMSに該当します。 原因が分からないのに自分の舌が痛い、ヒリヒリするなんて不安になりますよね。 この一次性BMSの原因が三つ分かっていますのでご説明いたします。 一つ目の原因 舌の知覚神経は実は二つあり、三叉神経の中の舌神経と鼓索神経が舌前3分の2と舌後方3分の1で二つの神経が混在しています。 この二つの神経は研究により二つあることで抑制(お互いに暴走しないように)し合っているのです。 例えは、一つの鼓索神経が傷ついて障害を受けるともう一方の舌神経の機能を抑制できないため神経が暴走してしまう状態が原因と考えられています。 二つ目の原因 舌痛症の患者さんの舌の細胞診(組織を取って病理検査する)を行った結果より分かった原因なのですが、舌痛症の患者さんの細胞にはTRPV1という主に痛みや熱の刺激を感知するイオンチヤンネル型受容体であります。 カプサイシン、43度以上の高温、わさび成分のアリルイソチオシアネートにより活性化され、活性化されると灼熱感のある痛みを引き起こすのです。 舌痛症の患者さんはまさに舌の灼熱感があるため、この理論はとても納得ができます。 三つ目の原因 舌に繰り返される刺激やそれによるストレスにて脳に誤作動が生じることによります。 局所ではなく、脳の中枢が痛みを間違って伝え続けてしまうことによる原因です。 治療法 3つの原因を考えて、アメリカの学会や論文や様々な勉強会で拝聴して今時点で有効な治療法をお話しします。 二つ目の原因より、TRPV1はカプサイシン受容体です。 この受容体は、過度にカプサイシンを与える事で一時的にその痛みが伝わる事が低下する事が分かっているため、口の中にカプサイシンを停滞させる事により治療する事もあるようです。 50㎖の水にタバスコを1~2滴たらした水を口に含ませる治療もあります。 一つ目と三つ目の原因から、症状がお辛い場合は、中枢や神経の暴走を止める抗うつ薬や抗てんかん薬、中枢での神経の間の痛みの伝達を遮断する薬などを使う治療もあります。 さらには漢方薬の治療もあり、むくみの治療に使われる五苓散という漢方薬が舌痛症に効くとの報告があり、一日三回食前にお湯に溶かして服用するとの治療法もあります。 ラフチジンという胃潰瘍の薬がTRPV1受容体の拮抗薬、つまりはTRPV1受容体を働かせないとの事も分かっており、その薬を使用する事もあるようです。 また、口の中をより清潔に保つという意味で舌痛症に抗真菌薬を使用することもあるようです。 ここに列記した治療法は、まだ保険診療では歯科医院で認められていないものが多く、当院では保険診療内でできる患者さんの症状に合わせた治療を行っておりますので、ご安心なさって下さい。 また、当院の治療にてなかなか改善しない場合は、大きな大学病院と連携していますので迅速にご紹介も致しております。 舌痛症は治らない病気ではないため、何かご不安な事がございましたら、何なりとご相談くださいませ。 より詳しく原因を直接ご説明致します。 歯科医師 鈴木孝美 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7