お知らせ
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ナイトガード
こんにちは(^∇^) まだまだ暑い日が続いていますが、少し秋を感じる風に変わった気がします! この暑い夏が苦手なので、早く涼しくなってほしいです…。 ◯歯科用ナイトガードについて 『歯科用ナイトガード』は、就寝中に歯を保護するために使用される装置です。 特に歯ぎしり(ブラキシズム)や歯の食いしばりによるダメージを防ぐために用いられます。 ナイトガードは柔らかい素材や硬めの素材で作られており、個々の患者さんの口腔構造に合わせたものが多いです。 ◯ナイトガードの役割 ナイトガードの主な役割は、歯や顎関節への負担を軽減することです。 就寝中、無意識に歯を噛み締めたり擦り合わせたりすることがあり、これが長期間続くと、歯が摩耗し、歯周組織や顎関節に悪影響を及ぼします。 歯ぎしりやくいしばりによりどのような症状が出るのでしょうか? ①歯の摩耗 歯ぎしりはエナメル質を削り取り、歯の中の軟らかい象牙質が溶けてしまいます。 ②歯の割れや欠け 歯に強い力が加わることで、歯やつめものが割れたり、かぶせものが欠けたりすることがあります。 ③顎関節の痛み 顎の筋肉に過度な緊張がかかると、顎関節に痛みや不快感が生じて関節の軟骨を損傷することがあります(顎関節症)。 顎関節症になると、痛み、引っ掛かり、音がする、口があかないなどの症状が出ます。 ④頭痛や首の痛み 慢性的な歯ぎしりは、歯や顎だけでなく頭痛や首、肩の痛みやこりを引き起こすこともあります。 ナイトガードを装着することで、これらの問題を予防し、歯や顎の健康を保つことが可能です。 ナイトガードは、歯同士が直接擦れ合うことを防ぎ、力を均等に分散させる役割を果たします。 ◯ナイトガードの種類 ナイトガードにはいくつかの種類があり、使用目的や個々の症状に応じて選ばれます。 一般的には次の3つのタイプがあります。 ①ソフトナイトガード 柔らかい素材でできており、軽度の歯ぎしりや歯の食いしばりに適しています。 ハードタイプだと違和感が強くて入れてられない人に適しています。 ただし比較的快適な装着感が特徴ですが、強い力を受けると劣化しやすい傾向があります。 また歯ぎしりが強いと変形して、顎関節症をかえって悪化させてしまいます。 ②ハードナイトガード 硬いプラスチック素材で作られ、重度の歯ぎしりや食いしばりに対応しています。 耐久性が高く、歯をしっかり保護します。 シートを調整することができるので顎関節症の治療に適しています。 硬い素材なので装着時にやや不快感を感じることがあります。 ③デュアルラミネートガード 外側が硬く、内側が柔らかいハイブリッド型です。 耐久性と快適さのバランスが取れており、中等度の歯ぎしりに対応します。 またナイトガードは、既成のものも販売されていますが、自分でお湯で柔らかくして成形させるのでフィット感はあまり良くありません。 最も効果的で快適なものは歯科医が作成するカスタムメイドのものです。 カスタムメイドのナイトガードは、患者さんの口の形状にぴったりと合うため、長時間の使用でも疲れにくく快適に装着できます。 ◯ナイトガードのメリット 次にナイトガードのメリットを説明します。 ①歯の保護 歯ぎしりによる摩耗や損傷を防ぎ、長期間にわたって歯の健康を維持できます。 ②顎関節の保護 顎にかかる負担を軽減し、顎関節症を予防する効果があります。 ③睡眠の質向上 歯ぎしりや顎の痛みによる睡眠障害を減らし、より良い睡眠を促します。 ④頭痛の軽減 歯ぎしりが原因で発生する緊張型頭痛を軽減する効果もあります。 ⑤長期的なコスト削減 歯の摩耗や破損を予防することで、将来的な歯科治療にかかるコストを抑えられます。 ◯ナイトガードのケアとメンテナンス ナイトガードにはとても強い力が加わります。 ナイトガードの効果を最大限に発揮させるためには、定期的なメンテナンスと清掃が重要です。 使用後は必ずケアを行いましょう。 ①清掃 使用後は、ぬるま湯と柔らかい歯ブラシを使ってナイトガードを丁寧に洗います。 洗剤や歯磨き粉を使うと傷つく恐れがあるため、避けるようにします。 ②乾燥 清掃後は、ナイトガードをしっかりと乾燥させてから専用のケースに保管します。 湿気が残るとカビや細菌の繁殖を招くことがあります。 ③定期的な交換 ナイトガードは定期的に交換する必要があります。 素材が劣化したり、形が変わってしまった場合は、早めに新しいものに交換すると良いでしょう。 ④歯科医院でのチェック 定期的に歯科医院でナイトガードの状態を確認してもらい、必要に応じて調整や交換を行うことも大切です。 歯科用ナイトガードは、歯ぎしりや歯の食いしばりによるダメージを防ぐために効果的なものです。 適切なナイトガードを選び、日々のケアを怠らないことで、長期間にわたって歯と顎の健康を保つことができます。 歯ぎしりや顎関節の痛みに悩んでいる場合は、歯科医院で相談し、適切なナイトガードを作成してもらいましょう。 歯科アシスタント 松本
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歯科検診の重要性について𖤐 ̖́-
皆さんこんにちは"٩(˶◝ᴗ◜˶)♡ 今回は『歯科検診の重要性』についてお話します! 歯科医院はできるだけ行きたくないって皆さん思っていますよね? でも歯が痛くなったりグラグラしてから行くのでは遅いんです。 虫歯は一度大きく進行してしまうともとに戻りません。 また歯周病も限界を超えると治療ができず、抜歯しか方法がなくなってしまいます。 そのため歯科検診の重要性は、口腔内の健康を維持するために欠かせない要素の一つです。 歯科検診を定期的に受けることは、虫歯や歯周病といった一般的な歯の問題だけでなく、全身の健康を守るためにも非常に重要です。 これから、歯科検診の重要性について、お話します! 【歯科検診の目的は...】 ①虫歯や歯周病の早期発見と予防𖤐 ̖́- 歯科検診の主な目的の一つは、『虫歯や歯周病の早期発見と予防』です。 虫歯や歯周病は、初期段階では自覚症状が少ないことが多いため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。 特に歯周病は、歯茎の炎症や骨の破壊を引き起こし、最終的には歯を失う原因にもなります。 定期的な歯科検診を受けることで、これらの問題を早期に発見し、適切な治療を行うことができます。 また、歯科衛生士による専門的なクリーニングやフッ素塗布は、虫歯や歯周病の予防に効果的であり、長期的な口腔内の健康を保つ上で重要です! ②全身の健康との関連性𖤐 ̖́- 『全身の健康との関連性』も歯科検診の重要性の一つです。 口腔内の健康は全身の健康と密接に関連しており、特に歯周病は心臓病や糖尿病、呼吸器疾患などの全身疾患と関連があることが知られています。 例えば、歯周病菌が血流に乗って全身に広がることで、動脈硬化を引き起こすリスクが高まる可能性があります。 また、糖尿病患者は歯周病にかかりやすく、逆に歯周病が糖尿病のコントロールを難しくすることもあります。 このように、口腔内の健康を維持することは、全身の健康を守るためにも欠かせない要素であり、歯科検診はそのための重要な手段です! ③口腔内の癌の早期発見𖤐 ̖́- 歯科検診は『口腔内の癌の早期発見』にも重要な役割を果たします。 口腔癌は進行が早く、早期発見が遅れると治療が困難になる場合があります。 定期的な歯科検診では、歯科医師が口腔内の異常を確認し、早期に癌の兆候を見つけることができます。 特に、喫煙や飲酒の習慣がある人は口腔癌のリスクが高いため、定期的な検診がとても重要となります! ④口腔内の機能を維持・改善する𖤐 ̖́- 歯科検診は『口腔内の機能を維持・改善する』ためにも重要です。 歯並びや噛み合わせの問題は、見た目だけでなく、食べ物をうまく噛めないことや発音に影響を与えることがあります。 これらの問題は、成長期の子どもから高齢者まで幅広い年齢層に影響を与えます。 歯科検診を通じて、噛み合わせの問題や歯並びの異常を早期に発見し、必要な治療を行うことで、日常生活の質を向上させることができます。 また、入れ歯やブリッジの調整も定期的に行うことで、口腔内の機能を維持し、食事や会話を快適に行うことができます! 【まとめ 𖤐 ̖́-】 以上のように、歯科検診は虫歯や歯周病の予防・早期発見だけでなく、全身の健康維持や口腔内の機能向上、さらには精神的な安心感の提供まで、多岐にわたる重要な役割を果たしています。 定期的な歯科検診を受けることで、健康な口腔環境を維持し、生活の質を向上させることが可能です。 歯科検診は、私たちの健康を守るために欠かせない習慣であり、日常生活において積極的に取り入れるべき重要なステップです。 歯の検診を日常生活に取り入れてルーチン化してしまいましょう。 特におすすめは硬い歯石が付いてしまう『3か月ごと』になります。 あまり間隔が空きすぎると、つい面倒になったり忘れてしまいます。 もしも歯科検診について分からないことがありましたら、私たち歯科衛生士にお気軽にご相談ください。
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次回の口腔外科外来は9月21日(土)です
毎月、大学病院の専門医による 『口腔外科外来』 を行なっております。 親知らずや口の中のでき物や違和感、あごの痛みや引っかかり(顎関節症)等でお悩みの方はご相談ください。 次回は9月21日(土)です。 ※口腔外科外来受診前に各種検査とご説明のため、事前に1度ご来院していただく必要があります。 (初診として口腔外科外来の予約は不可です。また、初診時に口腔外科外来の受診が必要かどうか判断いたします) ※口腔外科外来は完全予約制になります。 ※口腔外科外来でできる診査や処置には限界があります。診療所レベルでの範囲を超えると判断した場合には、大学病院の口腔外科または専門外来を紹介させていただきます。 詳しくはこちら
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歯科コラム更新しました
歯科コラムを更新しました。今回のテーマは、”身近なお口のトラブル『口内炎』”です。 詳しくはこちら
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歯のホワイトニング気になる方必見!
みなさんこんにちは( ¨̮ ) 歯の色味が気になる方、ホワイトに興味ある方はぜひ今回のブログ注目してみてください!✨️ 歯みがきや歯のクリーニングでは落ちない加齢や飲食物による着色を歯を削ることなく白くする方法で、その方本来の歯の色よりも白くすることが出来ます。 歯の表面にホワイトニング剤を塗布し、歯の黄ばみや色素を分解して歯を白くしていきます。 天然の歯を白くしていくため、自然な色の仕上がりになり、笑顔の魅力が格段にアップします!ホワイトニングで使用する薬剤は歯医者でしか扱えないものを使用します。 ○ホワイトニングで使用する薬剤 ホワイトニング製品にはさまざまな成分が含まれていますが、今回は主要となる成分を紹介します! 1. 過酸化水素 多くのホワイトニング製品に使用される主要な漂白成分です。歯科医によるプロフェッショナルなホワイトニングや一部のホームホワイトニング剤に含まれます。 2. 過酸化尿素 過酸化水素よりも穏やかに作用し、ホームホワイトニングキットに多く含まれます。過酸化尿素は口内で分解されて過酸化水素となり、ホワイトニング効果を発揮します。 3. 過ホウ酸ナトリウム 主に歯科医による内部漂白(根管治療後の歯の内部ホワイトニング)に使用されます。 4. フッ化ナトリウム 歯のエナメル質を強化し、虫歯を予防するために一部のホワイトニング製品に含まれています。 5. 重炭酸ナトリウム 歯の表面の汚れを物理的に除去するために使われる成分です。 これらの成分の組み合わせにより、効果的かつ安全なホワイトニングができます! ○オフィスホワイト(歯科医院にて行うホワイトニング)とホームホワイトニング(お家で行うホワイトニング)の違い オフィスホワイトニング 1. 実施場所 歯科医院で行います。 2. 使用する薬剤 過酸化水素などの高濃度の漂白剤を使用します。濃度は15~40%程度が一般的です。 3. 方法 歯科医師や歯科衛生士が薬剤を歯に直接塗布し、専用の光やレーザーを当てて漂白効果を促進します。処置は通常30分~2時間かかります。 4. 効果 即効性があり、1回の処置で効果が現れることが多いです。 5.持続性 効果は速やかに現れますが、持続性はホームブリーチと同程度かやや短いことがあります。 ホームホワイトニング 1. 実施場所 自宅にて行います。 2. 使用する薬剤 通常、過酸化尿素などの低濃度の漂白剤を使用します。濃度は10~22%程度が一般的です。 3. 方法 歯科医院にて型どりを行い、歯型に合わせたマウスピースを作製し、そのマウスピースに漂白剤を入れて30分から2時間ほど時間を置き、それを一定期間(通常数週間)行います。 4. 効果 効果が現れるまでに数週間かかることが多いです。 5.持続性 効果の持続性は比較的長く、自己管理が可能です。 ○選択のポイント ・即効性を求める場合や、結婚式やイベント前などの特別な機会にはオフィスホワイトニングが適しています! ・コスト面では自宅やる手間や一定期間行う必要がありますが、ホームホワイトニングの方が安価になります。 ※歯の健康状態や知覚過敏などの問題がある場合はどちらの方法が適しているかを歯科医師に相談しましょう! ○まとめ どちらの方法も利点があり、行う方のニーズやライフスタイルに合わせて選ぶことができます⟡.* そしてホワイトニング後24時間は、歯の吸収率が上がるため飲食後のケアを意識したり、飲食後にうがいを取り入れるとホワイトニングの効果を長持ちさせることが出来ます✨️
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子供の歯磨き
こんにちは、今回は『子供の歯磨き』について説明します。 乳歯は何本あるか知っていますか?? 正解は20本です!!! ちなみに永久歯は親知らず含めて32本です🦷 生え変わる歯は基本20本全て生え変わります! そして新しく12本も歯が生えてきます もし乳歯が抜けなくて永久歯が生えてきたら歯科医院なら行って抜いてもらいましょう!! 【子供の歯磨き】 乳歯が1本でも生えてきたら始めましょう!! 生後6カ月くらいから、下の前歯が生え始めます。 乳歯も小さいため、いきなり歯ブラシで磨くのではなく初めは ガーゼを使って歯の汚れを拭うようにしてあげましょう👶🏻 赤ちゃんの口腔内ははじめ無菌状態なので、大人が使った箸やスプーンを赤ちゃんにも使ったり、キスすると菌がうつってしまうので大人とは別の箸やスプーンなどを使いましょう!! 歯磨きができる年齢になってきたら 1日1回でもきちんと歯磨きをすることが大切です! 自分きちんとできるようになるまでは、お膝の上に寝かせて奥歯までしっかり磨いてあげましょう。 歯ブラシもお子様の歯の状態に合ったものを使うことが大切です。 歯磨きは、回数を多くやるよりも、1日1回でもきちんと磨いている方が効果が高いといわれています! 1日の歯磨きの回数をむやみに増やすのではなく、1日1回でもきちんと磨くことが虫歯予防に効果的になります! とくに、菌は唾液の減る夜間に増殖するので、 寝る前の歯磨きが一番大切です。 もちろん、歯磨きには虫歯や歯肉炎の原因となるプラーク(歯垢)を除去するという目的だけでなく、口臭の原因にもなる食べカスなどを除去する目的もありますので、毎食後の歯磨きも大切になります。 夜は必ず保護者の方が仕上げ磨きをすることをオススメします!! 【歯磨き粉の量】 『0〜2歳』 歯が生え始めてから2歳までは、歯磨き粉の量は米粒程度(1〜2mm程度)が適量とされています。 歯が生え始める時期には個人差がありますが、おおよそ6ヶ月〜9ヶ月頃が一般的です。 歯が1本でも生えたら赤ちゃん用歯ブラシと歯磨き粉を使って、就寝前を含めた1日2回の歯磨きをスタートしましょう。 ただし、赤ちゃんの誤飲を防ぐためにも歯磨き粉は子どもの手が届かない場所に保管してください。 『3〜5歳』 乳歯が生え揃う3歳〜5歳の歯磨き粉の使用量は、グリーンピース程度(5mm程度)が目安です。 この頃になると少しずつ自分で歯磨きをするお子さまも増えてくるでしょう。 大人による仕上げ磨きに加えて、歯磨き粉の適量を守れているか保護者の方がしっかりとチェックしましょう! 『6歳〜成人』 6歳以降の子どもや高齢者を含む成人の歯磨き粉の使用量は、歯ブラシ全体を覆う1.5cm〜2cmが目安です。 歯を磨いた後は歯磨き粉を軽くはき出し、うがいをする場合は少量の⽔でうがいしましょう! 【フッ素について】 歯磨き粉のフッ素濃度の基準は 歯が生えてから〜2歳→900〜1,000ppm 3〜5歳→900〜1,000ppm 6歳〜→1,500ppm までになります。 歯磨き粉によってフッ素濃度が違うので、歯磨き粉の表記を見て買うしようにしましょう! 研磨剤が入ってみる歯磨き粉は歯に見えないキズができ、着色や虫歯、口臭に繋がるので、研磨剤が入っていない歯磨き粉がオススメです! 子供の歯磨きをするのは大変だと思いますが、しっかりすることで虫歯のリスクが低くなるので、仕上げ磨きをして虫歯になるリスクを下げましょう!! 歯科衛生士 楠
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夏季休診について
8月11日(日)より8月18日(日)まで夏季休診とさせていただきます。 緊急時の対応はこちらをご覧ください。
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次回の口腔外科外来は8月24日(土)です
毎月、大学病院の専門医による 『口腔外科外来』 を行なっております。 親知らずや口の中のでき物や違和感、あごの痛みや引っかかり(顎関節症)等でお悩みの方はご相談ください。 次回は8月24日(土)です。 ※口腔外科外来受診前に各種検査とご説明のため、事前に1度ご来院していただく必要があります。 (初診として口腔外科外来の予約は不可です。また、初診時に口腔外科外来の受診が必要かどうか判断いたします) ※口腔外科外来は完全予約制になります。 ※口腔外科外来でできる診査や処置には限界があります。診療所レベルでの範囲を超えると判断した場合には、大学病院の口腔外科または専門外来を紹介させていただきます。 詳しくはこちら
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歯科コラム更新しました
歯科コラムを更新しました。今回のテーマは、”お口のなかに銀歯はありますか?”です。 詳しくはこちら
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インプラントの表面の材質について
こんにちは、歯科医師の鈴木孝美です。 今回はインプラントの表面の材料の話をしていきます。 当院の使用しているインプラントの表面には、『ハイドロキシアパタイト』が覆っているインプラントを使用しています。 ハイドロキシアパタイト(HA)とは、リン酸カルシウムの事であり、歯と骨の主成分です。 このHAインプラントを埋入した部分が埋入された側の骨とどのように付いていくのかを説明致します。 HAインプラントと骨と結合は『カルシウムブリッジ』という化学的結合によって、隙間がない状態です。 この結合を専門的な言葉で『Biointegration』(バイオインテグレーション)と言います。 バイオインテグレーションはとても強く結合します。 インプラントの論文の中では、このHAの部分の剥がれやすさを指摘して否定的な論文もありましたが、さらに研究が進み、もしもミクロ単位でHAが剥がれたとしても全く問題ない事が分かりました。 インプラント自体はチタンという金属材料で出来ています。 世の中にはこのチタンのみをインプラントとして使う場合もあり、ではチタンと骨がどう結合するのかというと、チタンインプラントと骨は密着する『Osseointergration』(オッセオインテグレーション)と言います。 チタンインプラントのメカニズムは、チタンインプラント埋入後、初めのインプラントと結合している初期固定が経時的に低下していくのですが、しかしオッセオインテグレーションによりチタン表面に作られてくる新しい骨(新生骨)による二次的な固定力が出現して8週間後以降は安定した骨との固定が認められます。 もし、HAインプラントの表面が剥がれ落ちても、チタンが現れるので、その部分は前述したオッセオインテグレーションの結合が得られます。 いくつかの論文ではそのHAインプラントの剥がれやすさは10年で25%以下という報告があり、身体の中で長期間、バイオインテグレーションの効果を期待できます。 私個人的にはバイオインテグレーションとHAが剥がれたとしてもそこにはオッセオインテグレーションの両方が得られるHAコーティングされているインプラントの方がより、骨に強固に結合すると思います。 さらには、当院ではインプラントの治療計画は、トップダウントリートメントといい、インプラント埋入部位に対して最終補綴物(上のかぶせもの)から考えていきます。 最終補綴物からCT上でインプラント埋入位置をCT上で決定して、CT上で埋入位置を決めてインプラント埋入時に正確に埋入できるように、サージカルプレートという物を作ったりします。 ただしどんなに優れたインプラントでもメンテナンスフリーではありません。 正しい口腔ケアがとても大切です。具体的にはご自宅で行うセルフケアと定期的に歯科医院で行うプロフェッショナルケアです。 インプラント埋入してから、インプラント周囲炎やインプラント粘膜炎にならないようにメインテナンスがとても重要です。 2018年に米国歯周病学会と欧米歯周病学会では、インプラントの単なる炎症だけのことを『インプラント粘膜炎』、インプラント周囲組織の破壊が起るのを『インプラント周囲炎』と定義づけられます。 どちらも、インプラントにとっては避けるべき状態なので、当院では徹底したメインテナンス、さらに咬合力が強い方にはマウスピース作成など行っております。 また当院ではインプラントオペの際に、インプラントを専門としているベテランの口腔外科医と協力して、全身のコントロールと不測の事態に備えることで、安全に治療することができるのでどうぞご安心なさって下さい。 ちなみに骨の中に埋め込むインプラント本体は、今回ご説明した『HAコーティングインプラント』を使用致します。 糖尿病や高血圧、骨粗鬆症などの全身のご病気がある方は、事前にご相談ください。 主治医の先生と連携してインプラントが可能かどうか確認いたします。 また手術中は必要に応じて血圧や酸素飽和濃度などモニタリングしながら行いますのでご安心なさって下さい。 鈴木孝美