お知らせ
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【活動報告】日本歯科放射線学会『歯科用CBCT(CT)認定医』の資格を取得いたしました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 6月18日の日曜日に、大阪で開催された「特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会」が主催する『歯科用CBCT認定医』の講習会および認定試験を受けに行ってまいりました。 歯科用CT『CBCT(コーンビームCT)』とは?なぜ認定医の読影技術が必要なのか そもそも『CBCT』とは何かというと、「コーンビームCT(Cone Beam Computed Tomography)」の略称で、主に私たち歯科の領域で広く用いられている最新のX線CT撮影装置の一種です。 医科の病院にあるような従来の大型CT撮影装置のように、横たわった体の周りで何度も何度もX線源を回転させて輪切りの画像を撮らなくても、CBCTは円錐状(コーンビーム状)にX線を照射することで、お口の周りを「たったの1回転」させるだけで瞬時に立体撮影が完了します。そのため、撮影にかかる時間が非常に短く、何より患者さまの「放射線被曝量を大幅に軽減することができる」という極めて優れたメリットがあります。 現在、この歯科用CTによる撮影は、安全で確実な「インプラント治療」を行うにあたり、術前の顎の骨の厚みや神経・血管の位置を調べる診査において必要不可欠なものとなっています。 また、歯科でCT撮影を行うケースとしては、インプラント治療のほかにも、 通常のレントゲンには写らない微細な「歯根破折(歯の根が割れているかどうか)の有無」の確認 上の奥歯の根のすぐ上にある空洞「上顎洞(じょうがくどう)との位置関係や炎症」の確認 神経の近くに埋まっている「親知らずの安全な抜歯」や、治りにくい「根管治療(歯の根の治療)」の精密診断 など、日々の高度な歯科診療のあらゆる場面で用いられています。 しかし、このCT撮影には、従来の歯科用レントゲン(パノラマ撮影やデンタルX線撮影)とは全く異なる、非常に重要な注意点があります。 それは、通常のX線撮影が「2次元(平面)」の画像であるのに対し、CT撮影は「3次元(立体)」のデータになるという点です。 ただ、「3次元」とは言っても、目の前に本物の立体模型が飛び出してくるわけではありません。実際には「3次元の立体画像データを、パソコンの平面(2次元)のモニター画面上に投影して見ているだけ」なのです。 そのため、角度や断面の切り取り方による「目の錯覚」や、金属の詰め物等によって生じる画像の乱れ(アーチファクト)に惑わされないようにするための『高度な読影(どくえい)技術』や、X線の物理特性・解剖学に関する深い予備知識が歯科医師に強く求められます。 「ただ医院にCTの機械がある」だけでなく、「撮影したCT画像を100%正しく読み解き、診断に活かせる確かな知識を持つこと」が患者さまの安全に直結します。そこで今回、改めてCBCTの撮影原理や物理特性、そして撮影後の正確な読影技術などに関して体系的に詳しく学び直したいと考え、勉強も兼ねてこの『CBCT認定医』の試験を受けることにいたしました。 9年ぶりに訪れた大阪・豊中市の「千里ライフサイエンスセンター」 今回の講習会および試験は、大阪府豊中市にある『千里ライフサイエンスセンター』(大阪大学歯学部主催)で行われました。 実はこの会場には、今から9年前に開催された「国際インプラント学会」に参加した際にも来たことがありますので、今回で2度目の訪問になります。 9年前のインプラント学会参加の様子はこちら 会場のある「千里(せんり)」エリアは、1970年の大阪万博の跡地である万博記念公園の近くに位置する緑豊かなベッドタウンです。最寄り駅の「千里中央駅」は、新幹線が止まる新大阪駅にも、飛行機の発着する伊丹空港(大阪国際空港)にも電車やモノレールで乗り換えなしの1本でアクセスできるため、遠方からの参加者にとっても非常に便利な立地ですね。 ビル1階の案内板です。今回の「第2回 歯科用CBCT認定講習会」は参加人数が50人ほどとのことでしたので、9年前のインプラント学会のときのような大ホール(ライフホールやサイエンスホール)ではなく、5階の通常の会議室(501-3号室)での開催でした。ちなみに当日は、この建物内で進学相談会など3つのイベントが同時に行われていたようです。 母校の専門分野でもある「歯科放射線学」の奥深い講義と試験 会場内の様子です。ここは講習会場であると同時に、その後に行われる「認定試験」の試験会場でもあるため、座席はすべて受験番号で予め指定されていました。 会場を見渡すと、若い先生からベテランの年配の先生まで、参加されている歯科医師の年齢層は非常に幅広かったです。 また、今回は「日本歯科放射線学会」が主催する専門性の高い試験ということもあり、全国の歯科大学の『歯科放射線学講座』出身の先生がかなり多く参加されていました。 実は何を隠そう、私自身も母校である『東京歯科大学 歯科放射線学講座』の出身です。かつて大学で専門的に学んでいた分野ということもあり、会場の雰囲気や専門用語の数々にはどこか懐かしさと親しみを感じました。また、当日会場の運営にあたられていた学会スタッフの方々も、皆さん各歯科大学に勤務されている歯科医師の先生方でした。 試験の前には、まず「何故、歯科用CBCT認定医が必要なのか?」といったテーマをはじめとする専門講習が3つ行われました。 講師として登壇されるのは、日本歯科放射線学会の理事長である金田隆先生をはじめ、全国のさまざまな歯科大学の「教授クラス」の錚々たる先生方ばかりです。これだけの第一線の先生方が一堂に会して直接講義をしてくださるのを聞けるだけでも、非常に貴重な機会ですね。 こちらが当日配布された『第二回 歯科用CBCT認定医講習会 テキスト』になります。 リスクマネージメントやインフォームドコンセント、被曝線量の管理から各疾患の読影ポイントまでまとめられた非常に詳細なテキストが配られ、これを見ながら教授陣の講義を聞くことができたため、頭の中が整理されてとても良く内容を理解することができました。 みっちりと行われた3つの講義が終わった後は、少しの休憩時間を挟んで、いよいよ本番の「認定試験」が行われました。 手応えはありましたが、合否の結果はその場ではすぐには発表されず、約2週間後に郵送で通知されるとのことでした。 無事に合格!『歯科用CBCT認定医』の認定証が届きました そして試験から2週間ほどが経った先日、日本歯科放射線学会より郵便が届き、無事に『合格通知』とこちらの『歯科用CBCT認定医 認定証』が送られてきました! 自分の出身講座である歯科放射線学の試験ということもあり、プレッシャーもありましたが、無事に一発合格することができて本当にホッといたしました! 今回の講習会と試験に参加したことで、最新のCBCT画像の物理的な知識や、見落としを防ぐための高度な読影技術を改めて深く学び直すことができ、歯科医師として非常に有意義な経験となりました。 これからも、インプラント治療や親知らずの抜歯、根管治療などにおいて、この『CBCT認定医』としての専門知識と読影技術を最大限に活かし、患者さまへより安全・確実で精密な歯科医療をご提供してまいります! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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紺綬褒章を受章しました(2回目)
このたび日本赤十字社東京都支部を通じて、2度めの紺綬褒章を賜ることになりました。 詳しくはこちら
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【活動報告】2017年に続き、2度目の『紺綬褒章(こんじゅほうしょう)』を受章いたしました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 先日、日本赤十字社東京都支部より「紺綬褒章(こんじゅほうしょう)の受章が正式に決定いたしましたので、医院までお届けにあがります」とのご連絡をいただきました。 私が2011年(平成23年)の東日本大震災の時から、国内外で大きな災害や人道危機が発生するたびに日本赤十字社を通して継続的に支援・社会貢献を行ってきたことに対し、2017年(平成29年)の初受章に引き続き、この度『2回目の紺綬褒章』を受章する運びとなりました。 1回目の紺綬褒章受章の様子はこちら 交通違反まで調査される!?受章決定までの厳格な審査と1年の道のり 国の栄典である「紺綬褒章」の受章にあたっては、実は非常に長く厳格な審査のプロセスが存在します。 まず日本赤十字社東京都支部から「東京都」へ推薦が行われ、そこから「厚生労働省」を経て、内閣府の「賞勲局(しょうくんきょく)」へと上申されて厳正な審査が行われます。 その後、正式に「閣議」に懸けられて決定されたのち、最終的に天皇陛下に上奏してご裁可を得て、ようやく下賜(かし=授与)が決定されるという流れになります。 そのため、申請が始まってから実際に手元に届くまでには、なんと最長で1年間ほどの期間がかかるとのことでした。 ちなみに余談ですが、この内閣府賞勲局による事前の審査では、犯罪歴や納税状況はもちろんのこと、なんと「過去の交通違反歴」に至るまで徹底的に調査・チェックされるそうです。国の褒章を授与するにふさわしい人物かどうかをそこまで細かく調べるというのは、本当に驚きですよね。日々安全運転を心がけていて良かったです(笑)。 院内での伝達式と、岸田文雄内閣総理大臣の署名入り褒状 そして先日、前回の受章時と同様に、日本赤十字社東京都支部の担当者の方がわざわざ当院(谷村歯科医院)まで足を運び、直接褒状と章を届けに来てくださいました。当院の受付前にて、白手袋を着けた担当者の方より厳かに伝達していただきました。 こちらが今回いただいた「褒状(ほうじょう)」です。中央に大きく『日本國天皇』の御璽(ぎょじ)が押されており、左側の文面には『内閣総理大臣 岸田文雄』の署名と印が記されています。(※ちなみに2017年の1回目の受章時は、当時の安倍晋三内閣総理大臣のご署名でした)。 2回目の受章で授与される「銀の飾版(しょくはん)」とは? 今回の受章は「2回目」ということで、1回目のように新しい褒章(メダル本体)がもう一つ授与されるのではなく、すでに持っているメダルのリボン(綬)の部分に追加で取り付けるための『銀の飾版(しょくはん=メダルにつける銀のプレート)』が授与されます。 こちらは、今から約6年前(2017年)の第1回受章時にいただいた紺綬褒章のメダル本体です。大切に保管しておりましたが、5年以上の歳月が経って、純銀製のメダルの周りの部分が空気と触れて少し黒っぽく薄汚れて(硫化・変色して)きてしまいました。 そして、こちらが今回新しく授与された、メダルに取り付けるための『銀の飾版』になります(プレートの表面には受章日である「令和五年四月二十九日」の日付が刻印されています)。 この新しい「飾版」と、前回いただいた「褒章(メダル本体)」を一旦日本赤十字社のご担当者にお渡しして預かっていただき、専門の装具職人さんがこの飾版をメダルのリボン部分に正式な形で取り付けたあとで、後日また当院へ送り返してくださるそうです。職人さんの手でどのように生まれ変わって戻ってくるのか、今からとても楽しみです。 この度もこのような身に余る栄誉を賜ることができまして、大変ありがたく、また身の引き締まる思いでおります。 私たちがこうした社会貢献を続けられるのも、日頃より当院を信頼して通ってくださる地域の患者さまのお支えがあってこそです。今後ともこの紺綬褒章の名に恥じぬよう日々自らを律し、歯科医療を通じた患者さまの健康の向上と、さらなる社会貢献に誠心誠意努めてまいります! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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セラミック 対 ジルコニア どっちが良いの?
歯の治療を受けて型を取った際につめ物やかぶせ物の説明をされますが、たくさんの種類があってどれを選択すれば良いのか悩んだことがある方も多いかと思います! 今回は自然な歯にできるだけ近く、見た目を美しくする観点で治療を行う場合の候補にあがる、『オールセラミック』と『ジルコニア』についてお話していきます。 【ジルコニア】 ジルコニアは二酸化ジルコニウムのことで、人工のダイヤモンドともいわれています。ジルコニアは主に宝飾品に使用されていましたが、近年では歯科治療でも使用されるようになりました。人工のダイヤモンドと呼ばれることからも分かるように、強度と耐久性があります! また、他のセラミック治療と同様に審美性に優れていて従来金属を用いていたブリッジなども金属を使用せず、かつ美しい歯を作ることが可能になりました。金属を使わないことからアレルギーの心配もありません。 【セラミック】 セラミックは陶材やガラスに似た成分です。強度に関してはジルコニアに劣りますが、天然の歯に近づける色調の再現や透明感の表現で優れています。また、お茶碗を洗うと着色などなく綺麗になるように、セラミックも汚れがつきにくい材質となっていて汚れがつきにくいということはその周囲を清潔に保つことができます! 【見た目の比較】 ジルコニアは透明感に欠け、白っぽく見えてしまうのが弱点でしたが、ハイトランスという透過率50%のジルコニアも登場してきたことで審美的に問題なく自然な見た目が再現可能になってきました。(強度は従来のものよりも劣ります) それでも歯の性質は人それぞれなので他の歯の透明感が強い方ではどうしてもジルコニアで満足いく色調にできない可能性もあります。 その点、セラミックの場合は比較的自由な色調が再現可能で、透明感と立体感のある自然な見た目に出来るのが特徴です! 【耐久性の比較】 オールセラミックは、セラミック(陶器)だけで作られた材質です。一方、ジルコニアはオールセラミックよりも優れた強度を持ちます。オールセラミックは、噛み合わせが強い奥歯や歯ぎしり・食いしばりで力の加わる奥歯に使用すると、割れるリスクがあります。 【ジルコニアとセラミックの寿命】 元々の自分の歯の硬さ400MPaといわれていますが、セラミックは400MPaとほとんど同じです。平均的な寿命は10~15年といわれています。ですが、メンテナンスをしっかり行えば一生持つともいわれています! 一方ジルコニアは、硬さは 1300MPaといわれており、使用していく中で割れることはないのですが、向かい合っている歯(対合歯)を傷めてしまうリスクがあり寿命は10年程度といわれています。(ジルコニアの表面を滑沢に磨けば対合歯を傷つけるリスクは少ないです) ジルコニアもセラミックと同様にメンテナンスをしっかり行えば一生持つともいわれています! 【詰め物、被せ物を入れたあとのメンテナンスについて】 歯ぎしり・くいしばりがある方はつめ物やかぶせ物を綺麗に入れたとしてもかなり負担がかかりますので、歯ぎしり・食いしばりから歯を保護する『マウスピース』を作ることをおすすめします! 寝てる間につけていただき、歯への負担を減らします。 また、せっかく治療をして良いものを入れても口腔内が清潔な状態でなければ、また新たな虫歯や歯周病によって歯の寿命が短くなる可能性があります。 治療が終わった後も定期的に検診を受け、口腔内を清潔に保ちましょう! 【最後に】 つめ物やかぶせ物は治療部位や噛み合わせ、全体のバランスなど様々なことを加味して、どの種類のものが適応しているか考える必要があります。 なかなかご自身ではどれが適しているのか分かりにくく、悩んでしまいますよね。 値段もそれぞれ違ってくるところなので、そういったところを踏まえて考えていただき、1番ベストの選択ができるようお手伝いしますのでご検討の際はぜひご相談ください! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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70代女性 F.F様インプラント・フルジルコニア冠・ポーセレンジルコニアブリッジ
担当医 谷村先生 施術名 インプラント・ポーセレンジルコニア・フルジルコニア 治療内容 ポーセレンジルコニア・フルジルコニアは色や形の悪い歯を治してできるだけ自然な歯に近づけます。金属を使用していないため、金属アレルギーの原因にもならず、体に優しい素材です。インプラントは人工歯根を歯槽骨に埋入し、天然歯のような自然な噛み心地ができるように機能回復を行います。 治療期間 18ヶ月・24回 費用 全て1本あたり ポーセレンジルコニア 165,000円、フルジルコニア 132,000円、インプラント 462,000円 リスク・副作用 痛み・咬合時痛・冷温水痛・抜歯する場合は腫脹や出血や神経麻痺などを生じる事があります。麻酔を行う場合、アナフィラキシーショックを生じるリスクがあります。セラミック・仮歯が欠けたり、外れる事があります。場合により歯の神経の治療をします。義歯はあわなくなった場合調整する必要があります。インプラントは天然の歯と同じように定期的な検診・クリーニングが必要です。 ※2023年6月7日時点
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スポーツと歯の関係
今回はスポーツと歯の意外な関係性についてお伝えしていこうと思います! 世界のホームラン王、王貞治さんは、現役を引退する頃には奥⻭がボロボロだった…という有名なお話があるようですが、みなさんはご存知でしたか? これは、ボールを打つ時に奥⻭をグッと噛み締めていたからです。 ちなみに、フィギュアスケートの浅田真央さんも、以前インタビューで「ジャンプのときに奥⻭を噛みしめるため、⻭が欠けることがある」と答えていたことがあるそうです。 時速150キロのボールを打ったり、フィギュアスケートでジャンプする時、アスリートたちの奥⻭には数100グラム〜1トンもの負荷がかかるのだとか。 人は奥⻭をグッと噛み締めることで、重心が安定し、体がスムーズに動くようになります。 そのため、一流アスリートたちの⻭はボロボロになるわけです。 ちなみに、メジャーリーグでも活躍したイチローさんは、1日に5回⻭を磨いて、良い状態を保つようにケアしていたそうですよ。 頑丈な歯があるからこそ一流の選手になれるのでしょうね! また、スポーツでトップを目指す子どもたちは、早いうちから⻭列矯正をしてかみ合わせをよくするのだそうです。 なぜなら、噛み合わせが悪いと、脳や顎への刺激が正しく伝わらないからです。 トップアスリートはもちろん、私たちが日常生活を送る上でも、⻭並びや噛み合わせが悪いと、仕事や勉強に集中できない……ということが起こってしまうのです。 スポーツによる外傷 スポーツによる前歯の外傷は野球やサッカー、バスケットボールなどの球技スポーツでは、飛んできたボールがあたったり、人との接触事故による歯の破折や脱臼などの事故が多くあります。 そのためにスポーツ選手は『マウスガード』と呼ばれるものを着用します。 マウスガード(スポーツ用マウスピース) とは… スポーツ中に起こる歯や口のケガを未然に防ぎ、大切な歯を守ってくれるプロテクター(安全具)です。 マウスガードの着用がルールで義務付けられているのは、ボクシング、キックボクシング、ラグビー、空手、テコンドー(世界テコンドー連盟)などがあります。 永久歯は一度失うともう生えて来ません。 折れてしまっても再生しません。 スポーツで失う歯は圧倒的に上顎の前歯が多いとされています。 食べる、話す、表情を作るなどの働きが失われてしまう可能性があります。 スポーツ競技で義務付けられていなくても、身の安全を守ることが大切です。 スポーツをやってる方、もしくはこれからスポーツをしようか考えてる方はぜひマウスガードを作ってみてはいかがでしょうか! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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オレンジ色の汚れってなに?
今日は歯の表面についているオレンジ色の汚れについて説明していきます! オレンジ色の汚れってなに?っていう方が多いと思います。 普通なら歯垢は白色をしていますが、ずっと同じ箇所に歯垢が溜まっていると白色からオレンジ色の歯垢へと変わっていきます😵 そうすると、歯ブラシではなかなか落ちづらいため、初期の段階で適切にブラッシングで除去されないと、しだいに厚みが増していき、黄色やオレンジ色の汚れになっていきます🥲 歯面に強固に付着しているので、ブラッシングだけでは除去できない場合が多いです! また、歯垢がしっかりついているため、歯垢を取ったら初期虫歯や虫歯があるケースもあります。 なので、歯科医院に行き、歯垢を落とす専用の器械でオレンジ色の歯垢を落としてもらいましょう! 歯垢が特につきやすい所は、歯頚部(歯の歯肉の境目)です。 歯ブラシが当たりづらく、歯垢が残りやすいところになるので、意識して歯ブラシを当ててみましょう!♪ オレンジ色の歯垢は小児でよく見られますが、大人でも付着するので、鏡でチェックしてみてください✔︎ 特に歯垢がつきやすいのは口腔内乾燥(ドライマウス)をしている方です。 本来、唾液の自浄作用(お口の中の食べかすや細菌を洗い流し、お口を清潔に保つ作用)が働き、歯垢や歯石を付きにくくしてくれます。 しかし、口腔内乾燥している方だと唾液の分泌する量が減るので、お口の中や歯の表面の汚れを洗い流す機能が下がり、歯の表面が汚れやすく歯垢が溜まります。 その為、唾液が出てる方よりもしっかりブラッシングをし歯垢を落とさないと虫歯になるリスクが高まってしまいます、、 虫歯にならないためにも、丁寧なブラッシングをして、定期的に口腔内全体を歯科医院で見てもらいましょう!🦷✨ ただ、定期的に歯科医院に来院してもセルフケア(お家でのケア)ができていないと虫歯になるリスクが増えてしまいます。 どんなものがあるのか見てみましょう! ○電動歯ブラシ 普通の歯ブラシのように擦ることによって歯垢を落とすのではなく、歯垢を振動によって粉砕していきます。歯ブラシが使いづらい人は電動歯ブラシを使ってみるのもいいかもしれません。 デメリットとしては、振動の刺激によって歯ぐきや歯を痛めてしまうこともあります。 電動歯ブラシを使う時に力を入れすぎてしまい歯ぐきや歯を傷つけてしまっては逆効果になります。 ○手用歯ブラシ お口の中の汚れを取り除き、清潔に保つためのものです。 歯の表面や歯肉付近に蓄積するプラークや食べカスなどを除去できます。 また、汚れをとるだけでなく、ブラッシングによる歯肉への適度な刺激は歯肉のマッサージにもなり、歯周疾患予防の役割もあります。 ○デンタルフロス 歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間の狭い隙間に通して、歯垢をかき出すことができます。 歯ブラシだけだと歯垢は約61%しか取れていません。デンタルフロスを使用すると約79%も除去率が上がります😌 歯と歯の間は特に虫歯になりやすいので、ぜひ使ってみてください! ○タフトブラシ 毛束が1つのヘッドの小さな歯ブラシです。 普通の歯ブラシでは毛先が届きにくいところの清掃に適しています。 特にみがき残しやすい「歯と歯の間」や「歯と歯肉の境目」のプラーク(歯垢)を効率よく除去することができます。 歯垢がついている場所によっては、歯ブラシでは除去できにくいところがあるので、他の掃除用具を使用して虫歯や歯周病を予防していきましょう!! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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【口腔外科医解説】睡眠と口腔顔面痛
こんにちは、谷村歯科医院 歯科医師・口腔外科医の鈴木 孝美です。 今回は、『睡眠と歯や顎の痛みが関係している』というお話をします。 睡眠が順調でないと、様々な原因により人の健康に影響を与える可能性があります。 睡眠時無呼吸症候群などの睡眠関連の呼吸障害は、心血管疾患や高血圧のリスクを高める可能性があり、糖尿病にかかりやすくなったりします。筋肉や骨は睡眠不足に対してとても弱く、関節リウマチ、腰痛、顎関節症などを発症している患者さんの90%が睡眠不足だったとの論文もあります。 口腔顔面痛領域では、睡眠障害が咬む筋肉の痛みや頭痛を引き起こす可能性があります。 睡眠の定義と私達が眠る実際の理由は、人生の謎の1つであり続けています。その謎を考えてみましょう。 基本的な睡眠は、非急速眼球運動睡眠(ノンレム睡眠)と急速眼球運動睡眠(レム睡眠)に分類され、人間はこのノンレム睡眠とレム睡眠を交互に発生して、眠っています。 ノンレム睡眠は、総睡眠時間の80%を占めてほとんどの体と脳はここで回復します。 レム睡眠はほどんどの夢がこの状態で発生するため、夢睡眠とも呼ばれます。 レム睡眠は、脳の活動状態が覚醒状態と類似しています。しかし脳は活動しているが、筋肉の麻痺があるために、睡眠中に夢を行動できない仕組みとなっています。 口腔顔面痛に関連する最も一般的な睡眠障害は次の3つです。 ① 不眠症 ② 無呼吸症候群 ③ 歯ぎしり この中で今回は③の『歯ぎしり』についてお話致します。 歯ぎしりの定義は、『歯の食いしばりまたは研削、および下顎骨のブレースと突き刺しを特徴とする咀嚼筋活動』です。 睡眠中に歯ぎしりが起こると、日中の歯ぎしりとは違って、顎関節症を引き起こす可能性があると言われています。 睡眠中の位置に関しては、歯ぎしりの74%が仰臥位(仰向け)で、側方位は23%であることが分かっています。 睡眠中の歯ぎしりは、歯と歯に詰めた人工的な修復物を壊したり取れたりすることがあるため、歯ぎしりをしても歯と歯がぶつからないようにする必要があります。 歯を保護するには一般的に歯にかぶせる『マウスピース』があります。 このマウスピースですが、上の歯にカバーをします。ただしあまりにも歯ぎしりが強度で、下の歯にダメージが行く場合は下の歯にもマウスピースを装着します。 更にマウスピースの素材ですが、ペットボトルのように硬いハードタイプとシリコンのように柔らかいソフトタイプがあります。 歯ぎしりは、自分の歯やつめ物やかぶせ物を摩耗させたり壊したりする危険があり、歯以外にも顎の痛みや引っ掛かり(顎関節症)を引き起こします。 これらをしっかりと防ぐには、ハードタイプのマウスピースが必要です。 ソフトタイプのマウスピースは一見楽そうに見えますが、厚みがハードタイプより厚く、強い歯ぎしり食いしばりでちぎれたり、噛むと動いて顎関節に痛みが出てくることがあります。 そのため当院でお作りするマウスピースはハードタイプになります。 現代人の日常生活は、十分な睡眠をもたらさないことが多いです。 多くは睡眠障害に関連しており、良い睡眠を得るのが必要になっております。 よりよい睡眠を得るには次の10の項目があげられます。 ① 平日と終末の両方で定期的な起床時間を維持する。 ② ベッドでの過度の時間を避ける。 ③ 交代制で働く場合を除いて昼寝を避ける ④ 就寝前に食べ物、カフェイン、アルコールを避ける ⑤ 夕方ではなく一日の早い時間に定期的に運動する。 ⑥ 就寝前にリラックスできる何かをしてみる ⑦ 睡眠が困難な場合は時計を見ないようにする ⑧ お腹が空いたら寝る前には軽食を食べるだけにする ⑨ 寝る前に心配しないようにする。 ⑩ 寝る前にはお風呂に入って、眠りにつく時間をゆったり迎える。 健康を保つために、歯の具合も良好でないと不便です。 当院では虫歯や歯周病とともに歯ぎしり・食いしばりのある患者様には治療が一段落した段階でマウスピースをお作りしていますので、安心してお任せ下さい。 お口の中の健康は全身の健康に繋がります。 歯科医師・口腔外科医 鈴木 孝美 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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お子さんの歯磨き攻略法!
みなさんこんにちは( ¨̮ ) 皆さんはお子さんの歯磨きスムーズに出来ていますか? 親御さんの「しっかり虫歯予防をしてあげたい!」という気持ちとは裏腹に、なかなか歯磨きをさせてくれないお子さんが多いと思います。 今回はなぜ歯磨きを嫌がるのか、そしてどうしたらスムーズにお口のケアをする事が出来るのかを一緒に考えていきたいと思います! 【子供が歯磨きを嫌がる理由】 ・お口の中を触られるのが嫌 歯磨きに慣れていないお子さんでしたら、歯ブラシがお口に入るのは不快に感じてしまいます。 特に歯茎や舌などの歯以外の部分に歯ブラシが当たると、刺激を感じやすいため、拒否反応を示してしまう恐れがあります。そのため、小さい頃から徐々に慣らしていく必要があります。 ・遊んでいるので磨きたくない 遊んでいたり、絵本やテレビを見ている途中で強制的に歯磨きをしてしまうと、意識や行動の切り替えができないため、歯磨きを嫌がる原因になります。 子どもの様子を伺いながら、落ち着いたタイミングをみて歯磨きをしましょう。 ・歯磨きが怖いから嫌 夜は親御さんも疲れている時間帯になります。 スムーズに歯磨きができない場合、お子さんが嫌がっていても無理やり歯ブラシをしたり、場合によっては押さえつけて歯ブラシをしているかもしれません。 そうした経験や記憶が重なってくると、「歯磨き=怖い」というイメージが植え付けられ、歯磨きが嫌になることがあります。 お子さんが上手く歯磨き歯磨きができなくても、落ち着いて優しく対応するようにしましょう。 ・仕上げ磨きが痛い 皆さんは歯ブラシ、正しく持てていますか? 歯ブラシの正しい持ち方は鉛筆と同じ持ち方です。 持ち方が正しくないと必要以上に力が入ってしまい、赤ちゃんが痛みを感じる原因となってしまいます。 【年齢的の磨き方】 ・0歳 生後6~9か月頃から前歯が生え始めます。 清潔なガーゼ等で歯を拭いましょう。 1歳半の健診を受けた子どもの内、2~5%に、虫歯が見つかると言われています。 将来歯が生え始めて、いきなり歯ブラシをして嫌がれたりしない為にも、実はこの時期からお口の中に触れて慣れさせる事が重要となってきます。 歯磨きの歌の動画を流してみたり、頬を触るなどのスキンシップをとってみるのも効果的です! ・1歳 上下の前歯が生え揃います。 上の前歯が生えてきたら「本人用」と「仕上げ磨き用」の2本の歯ブラシを用意して、いよいよ歯ブラシをスタートさせます。 食事をしたら歯を磨くということを習慣化させましょう。 ・1歳半 奥歯(第1乳臼歯)が生え始めます。 生えたての奥歯は食べかすや歯垢が非常に溜まりやすい形状になっており、虫歯の原因菌であるミュータンス菌も、奥歯が生え始める頃から口の中に定着してくると考えられています。 加えて、甘い飲み物やお菓子を口にするようになり、虫歯の危険度が高まります。 また、できればこの頃までに卒乳する事をおすすめします。 ・2歳 前歯と奥歯の間の歯(乳犬歯)が生えます。 イヤイヤ期の歯磨きは「頑張ってるね」「えらいね」など上手く褒めながら磨きましょう。 特に前歯の裏、奥歯の溝など虫歯になりやすい場所から磨く工夫をすると良いでしょう。 ・3歳 1番奥の歯(第2乳臼歯)が生えてきます。 乳歯20本が生え揃う3歳児健診では、噛み合わせのチェックも可能となります。 虫歯になりやすい奥歯の歯と歯の間はできるだけフロスを使用しましょう。 【嫌がらないための工夫ポイント】 ①小さい頃から慣れさせる はじめは歯の本数も少なく、無理に磨く必要はありません。 歯ブラシが歯や歯茎に当たる感覚を早いうちから覚えさせてあげましょう。 最初のうちは持ち手が丸く、柄の短い赤ちゃん用の歯ブラシがおすすめです。 慣れてきたら自分で持たせてあげて、口に入れたり噛んだりして慣れさせてあげましょう! 必ず転んだりして喉の奥を突かないよう見守ってあげてください。 ②好きなキャラクターや色の歯ブラシを使う 歯ブラシにはたくさんの種類があります。 ある程度の年齢になると、好きなキャラクターや色があると思いますので、そのキャラクターや好きな色の歯ブラシを使うことで、毎日の歯磨きの時間が楽しみになります。 薬局や歯科医院でお子さんと一緒に歯ブラシを選びましょう! ③味や香りのある歯磨き粉を使う フルーツの味や匂いがあるものが多いので、お子さんの好きなものを選んであげましょう。 何種類か用意して、歯磨きの前に一緒に選んだり、混ぜたりしてみるのも、歯磨きの時間が楽しくなるポイントです。 ④親御さんも一緒に磨く いくらやり方を教えても、子どもはいきなり自分では歯磨きはできません。 親御さんも一緒に歯磨きをしてやり方を見せてあげましょう! そして、会話やスキンシップも交えながら歯磨きの時間を楽しい時間にすると良いです。 ⑤歯磨きをする時間を決める それまで楽しく遊んでいたのに急に歯磨きとなると、多くのお子さんは嫌がるでしょう。 きちんと、「◯時からは歯磨きの時間」と決めて習慣化すれば、遊んでいても切り替えられるようになり、歯磨きが嫌でなくなるでしょう。 ⑥歯磨き動画やアプリを活用する どうしても歯磨きを嫌がる、ぐずって仕上げ磨きをさせてくれない場合に、歯磨きの動画やアプリを活用することもおすすめです。 可愛いキャラクターと一緒に歯を磨けることで、やる気のスイッチを入れてあげましょう。 ⑦歯磨き後に褒める 歯磨きが終わった後は、大げさなくらいしっかりと褒めてあげましょう! もし上手くできなかったり、途中で終わったとしても頑張ったことを褒めるようにしてあげましょう。 褒めることで、歯磨きを好きになってもらいましょう! 【まとめ】 お子さまの虫歯の予防として、歯科医院でのフッ素塗布やシーラントなども大切ですが、それよりも大事なのが毎日のお家でのケアです! どれだけ定期検診に来ていただいていても、お家でのケアができていなければ虫歯のリスクは高くなってしまいます。 毎日の積み重ねを大切にし、虫歯に負けない丈夫な歯を目指しましょう! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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【活動報告】100周年を迎えた世界最大の『ドイツ・ケルン国際デンタルショー(IDS)』へ!最先端の歯科医療機器を視察
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 3月16日から19日にかけて、ドイツのケルンで開催された世界最大の歯科機材展示会『国際デンタルショー(International Dental Show : IDS)』、通称「ケルンデンタルショー」に参加するため、ドイツへ行ってまいりました。 このケルンデンタルショーは2年に1度開催される歯科界最大のビッグイベントで、今回はなんと世界64カ国から2,327社もの歯科関連メーカーが出展する、文字通り「世界最大のデンタルショー」です。 なぜ「ドイツ」なのか?世界の歯科医療機器の勢力図 歯科を含めた医療機器の世界では、古くから「ドイツ製」のものが非常に多く使用されています。 医科の総合病院などでも、CTやMRIといった大型画像診断装置の分野ではドイツ製(シーメンスなど)がよく見られますよね。歯科の分野でも、ドイツ製の医療機器や材料は非常に信頼性が高く、精密さや機能面においても群を抜いて優れているため、私たち谷村歯科医院でも日々の診療で様々なドイツ製の機械や材料を導入・使用しています。 ちなみに最近の歯科業界のトレンドとしては、コストパフォーマンスに優れ、機能面でも欧米製と遜色のない「韓国メーカー」の医療機器もずいぶん増えてきました。 さらにここ数年は、「中国製品」の品質もかなり良くなってきています。価格は韓国製品よりもさらに安いのですが、やはり故障時のサポートや長期的なメンテナンス体制に不安が残るため、メインの医療機器として購入するにはまだ抵抗があります(ただし、小型の周辺機器などを「消耗品感覚」で割り切って購入する分には良いのかもしれません)。 実はこれまで、アメリカのレーザー学会などの海外の国際学会に参加した際、現地でご一緒した日本の勉強熱心な先生方の間で、よくこの「ケルンデンタルショー」のことが話題に上がっていました。実際に行ったことのある先生が多く、「スケールが桁違いで素晴らしいよ」と聞いていたため、私も「いつか必ず自分の目で見てみたい」と以前から憧れを抱いていました。 そして今回、このケルンデンタルショーが「記念すべき100周年記念大会(100 YEARS IDS)」という大きな節目を迎えること、さらに新型コロナウイルス感染症に対する各国の海外渡航規制がかなり緩和されてきたことが重なり、「これは一生に一度のまたとない機会だ!」と考えて、思い切って現地へ飛ぶことにいたしました。 世界中の最新歯科機器の一次情報を直接手に入れることで、私自身の歯科医師としての知識も大きくアップデートできると確信しての出発です。 北極圏とグリーンランドを越える、片道15時間のフライト ところが、現地へ向かう飛行機の中でまず驚かされたのが「飛行ルート」です。 現在、ロシアとウクライナの戦争が続いている影響により、日本からヨーロッパへ向かう航空機はロシア上空を飛ぶことができず、大きく迂回する必要があります。そのため、日本からドイツまでなんと所要時間が約15時間もかかってしまいます……。 飛行機のモニター(フライトマップ)を見ていると、日本を出発した飛行機は本来のドイツがある西側とはまったく逆方向(北東・アラスカ方面)へと進み、なんと北極圏からグリーンランドの上空を通過して、北欧やイギリスの方から回り込むようにしてドイツのフランクフルト空港へと進んでいくのです。 普段見慣れている「平面の世界地図(メルカトル図法)」でこのルートを見ると、ものすごく遠回りをしているようで訳が分かりませんが、上の写真のように丸い「地球儀」の画面でルートを見て、これがロシアを避ける最短ルートなのだとようやく納得できました。 長時間のフライトを経てフランクフルト空港に到着した後は、ドイツの高速鉄道(日本の新幹線にあたる『ICE』)に乗り換え、約1時間で目的地のケルンに到着しました。 会場の「IDS 100 YEARS」の看板の前に立ち、ずっと憧れていたケルンデンタルショーについに来ることができたと思うと、本当に感激です! 東京の約7倍!全13ホールという桁違いのスケール ケルンデンタルショーは4日間にわたって開催されますが、事前情報でも「あまりの広さに、1日や2日ではとても回りきれない」と聞いていました。実際に会場へ足を踏み入れて、その言葉の意味がすぐに分かりました。 会場の天井から吊り下げられたこちらのフロア案内板をご覧ください。 なんと会場は7つの巨大な建物に分かれており、さらにそれぞれの建物が2階建てや3階建ての構造になっています。そのため、展示会場は全部合わせると「13ホール」もあるのです……! 先日ご紹介した有明の東京ビッグサイトで行われる「東京デンタルショー」がせいぜい「2ホール」ほどしか使用しないことを考えると、単純計算で日本の約7倍もの広さになります。 さすがは世界一の規模を誇るデンタルショーです。どのホールに行っても、世界中から集まった人々でかなり混雑しており、すさまじい熱気にあふれています。 会場にいるほとんどの人は歯科医師や歯科技工士、メーカーなどの歯科関係者だと思われますが、なんと参加者の約70%はドイツ国外(海外)からの来場者だそうです。会場を見渡すと欧米人が中心ではありますが、日本人や韓国人、中国人といったアジア系の歯科関係者の姿も結構多く見かけました。 日本では見られない各国のユニークな歯科機材と最新レーザー 広い会場を歩き回ると、ドイツの製品だけでなく、日本ではまずお目にかかれないような世界各国の珍しい歯科製品が数多く展示されていました。 例えばこちらは、鮮やかなカラーバリエーションが目を引くスペインのメーカー(Ancar社)の診療チェアーや、スタイリッシュなキャビネットを展示していたイタリアのメーカー(ASTRA社)のブースです。ヨーロッパならではのデザイン性の高さが印象的でした。 さらに驚いたのがこちらのメーカー(WERTHER社など)のブースです。なんと、患者さまが座るデンタルチェアー(診療台)に、最初から「X線(レントゲン)撮影装置」が一体となって備え付けられていました! もしこれが使えれば、治療の途中でレントゲンを撮りたい時に、わざわざ患者さまにチェアーから立ち上がってレントゲン室まで何度も移動していただかなくて済むため、非常に便利ですよね。 しかし残念ながら、日本の厳しい医療法(電離放射線障害防止規則)では、「X線撮影は周囲を鉛などで厳重にX線防護を施した専用の『X線撮影室(レントゲン室)』の中で行わなければならない」と定められているため、日本の歯科医院にこの機械を導入することは法律上不可能です。国ごとの法律や診療スタイルの違いが垣間見えて興味深いですね。 そして、私が専門としている「歯科用レーザー」の展示もしっかりチェックしてまいりました。 こちらは、以前アメリカのレーザー歯学会(ALD)に参加した際にも見かけた歯科用レーザーの最新モデルです。 なんと最高出力(ピークパワー)が「100ワット(100W)」という、ものすごく高性能でパワフルな半導体レーザーです。透明なアクリル板にデジタルの文字やグラフが浮かび上がるように表示されており、まるでSF映画のような近未来感がありました。 当院で愛用している欧州・ドイツメーカーの本社ブースを訪問! また、当院の日常診療でも導入して大活躍している光殺菌装置『FotoSan(フォトサン)』や、「世界一明るいLED照射器(詰め物を光で固める機械)」を開発・製造しているデンマークのメーカー『CMS Dental社』のブースも見つけ、直接立ち寄ることができました。 現地の開発・担当スタッフの方から、日々の臨床にすぐ役立つ効果的な照射のコツや最新情報などを直接詳しく聞くことができました。 日本のデンタルショーでは、こうした海外の優れたニッチ製品は、日本の輸入業者や商社のブースの片隅に少しだけ展示してあるだけで、メーカーの専門的な詳しい話を聞くことはまずできません。開発元の本国スタッフと直接対話ができるという点も、わざわざドイツの現地まで足を運んで本当に良かったと感じたポイントです。 さらに、私が毎日の診療で欠かさず愛用しているドイツの一流歯科メーカーの巨大な本社ブースを自分の目で見ることができ、歯科医師としてすごく嬉しく興奮しました! 各社とも100周年大会に合わせて最新のフラッグシップ製品を誇らしげに展示していました。 会場のあちこちでは、非常に興味深いミニセミナーやライブデモンストレーションが絶えず行われていました。 上の写真は、熟練のマイスター(歯科技工士)が「いかに天然の歯と見分けがつかないほど自然で、周りの歯と美しく調和の取れたセラミック冠(かぶせ物)を作り上げるか」という緻密なステイン(色付け)・築盛技術を実演しているデモで、黒山の人だかりができるほど大盛況でした。 (※ちなみに写真をご覧いただくと分かる通り、2023年3月のドイツでは、これだけ人が密集する屋内会場であっても、もはやマスクを着けている人は誰一人としていませんでしたね)。 また、写真には収めきれませんでしたが、日本の歯科メーカーも世界に負けじと大変頑張っていました!「松風(SHOFU)」「モリタ(MORITA)」「ナカニシ(NSK)」といった日本を代表する大手歯科メーカーが、メインホールの目立つ一等地にかなり巨大なスペースを確保しており、世界中の歯科医師から高い注目を集めていたのが日本人としてとても誇らしかったです。 痛みを抑えて歯石を取り除く!『EMS社』の最新超音波スケーラー 今回の視察で特に収穫が大きかったのが、予防歯科・クリーニングの世界的リーディングカンパニーであるスイス『EMS社』のブースです。 こちらでは、歯石を取る機械(超音波スケーラー/エアフロー)の最新モデルが展示されていたのですが、ちょうど日本法人(大阪支店)の担当歯科衛生士さんが現地ブースにいらしたため、日本語で最新の超音波スケーラーについて詳しくお話を伺い、実際にデモ機を体験させていただくことができました。 定期検診などで固い歯石を取る際、「キーンという音や振動が響いて痛い・しみる」というご経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。 しかし、このEMS社の最新機器(ピエゾン技術)を使うと、機械のセンサーが「歯石の硬さや付着状況」を瞬時に自動で判断し、その瞬間ごとに最も適切な最小限のパワーへと自動調整してくれます。そのため、歯や歯ぐきを傷つけることなく、患者さまはほとんど痛みや不快感を感じることなく、歯周ポケットの奥深くにある頑固な歯石まで綺麗に・優しく取り除くことができるとのことでした。患者さまの快適性を劇的に高める素晴らしい技術です。 600年の歳月をかけて完成した世界遺産「ケルン大聖堂」 今回は4日間という限られた日程の中で朝から晩までデンタルショーの会場を歩き回っていたため、観光らしい観光をする時間はほとんどありませんでしたが、ケルン中央駅を出たすぐ目の前にそびえ立つ世界遺産『ケルン大聖堂』の姿は、思わず息を呑むほど圧巻でした! 高さ157メートルを誇るこのゴシック様式の巨大な大聖堂は、1248年に建設が始まり、途中での中断を経ながら完成するまでになんと「600年」もの歳月がかかったそうです。人間の歴史と情熱の凄まじさを肌で感じることができました。 以上、今回は非常に短期間の弾丸ドイツ出張となりましたが、世界の歯科医療の最前線を全身で体感できた、最高に充実した4日間でした。 今回のケルンデンタルショー(IDS)で得られた最新の知識と医療機器の情報をしっかりと精査し、谷村歯科医院にご来院いただく患者さまへより質の高い・快適な歯科医療として還元できるよう、これからもスタッフ一同頑張ってまいります! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7