お知らせ
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インプラントの歴史について
今回は1度は耳にしたことがある"インプラント″について面白いお話しをしたいと思います。 まず皆さんはインプラントがどのようなものか知っていますか? インプラントは人工歯とアバットメントと呼ばれる連結部分とフィクスチャーと呼ばれる人工の歯の根っこでできています。 なんと!このインプラントの始まりはうさぎ🐰なんですよ!面白いですね〜 ウサギとインプラントがどう関係するの?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。 「インプラント」とは、人工の目であったり耳であったり…臓器といわれるものに医学的にいろいろと応用されている、体に埋め込む器具の総称のことです。 歯科の世界でインプラントと言うと、“歯科用インプラント”といって、失ってしまった永久歯の代わりに使われている“第三の歯”というイメージでしょうか? 最近はとてもよく聞く治療法になってきているので、ご存じの方も多いと思います。 大切な歯が事故などで失われてしまった時の選択肢として、入れ歯やブリッジなどの治療方法がありますが、歯科用インプラント治療は、歯の根の代わりになるチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着し、噛めるように機能の修復をしたり、見た目の審美性を整えたりします。 今では日本でもインプラント治療を行っている歯科医院はたくさんありますが、ではそのはじまりは?となると、タイトルにもあるようにウサギと関係してくるのです。 その歴史は、1952年スウェーデンのペル・イングヴァール・ブローネマルク博士が発見したある現象から始まります。 博士がウサギの体内にチタン製の器具を埋め、後から取り出すという実験をしていたところ、偶然にも骨と器具が強固に結合してしまい外すことができなくなってしまうということがありました。 この出来事から、博士は様々な検証や実験を重ね、「チタンが諸条件を満たせば拒否反応もなく骨と強く結合する」と、私たち人間に応用ができるまでに構築していきました。博士はこの方法をオッセオインテグレーション(骨結合)として発表しました。 ブローネマルク博士は、このチタンと骨組織がピッタリと結合してしまうという現象を歯科治療に応用できないか?という考えからチタンと骨組織の研究を続け、 1965年に初めて実用化されたのがチタン製の人工歯根(インプラント)を使った治療なのです。 日本においては、このオッセオインテグレーションの技術が応用されたインプラントは1983年に東京歯科大学で開始されたそうです。 このような実験中の偶然によって発見されたインプラント治療の原理は、まさに画期的なものでした。 顎の骨と結合したインプラントは、天然の永久歯と同じように咬め、しっかりとメインテナンスを続ければ簡単に外れることなく永続的な使用に耐えるのです。 このような優れた耐久性と、もとのように噛めることから、インプラントは「第二の永久歯」とまで呼ばれ、失われた歯を再生するに近い、優れた歯科治療とされているのです。 インプラント治療は歯を失われた方にとっては、その不自由さを軽減してくれるとても便利な治療法になります。 ただし、しっかりとした技術と知識が必要な治療法でもあります。 もし、インプラント治療をお考えの方は、そのメリット・デメリットなどをきちんと説明させていただくのでお気軽にご相談下さい! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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歯ぐきが下がる
みなさん、歯茎が下がる原因って知ってますか? ①歯周病 歯周病になると骨が破壊されて溶けてしまうので、それに伴って歯茎も下がっていきます。 ②ブラッシングの力が強すぎる 歯ブラシを力任せにゴシゴシやっていると、歯茎が傷つき下がってしまいます。 ③歯ぎしり・食いしばり 寝ている間や無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりなどをしていると、歯や組織に過剰な負担がかかり骨が下がってしまい歯茎が下がる原因となってしまいます。 ④詰め物や被せ物が合っていない 詰め物や被せ物にずれがあると、その部分の歯茎に炎症を起こして歯茎が下がってしまうことがあります。 ⑤爪を噛んだりする癖がある 歯を支えている組織がダメージを受けてしまい歯茎が下がることがあります。 ⑥歯並びが悪い 歯列から外にはみ出している歯の外側の骨が薄かったり、歯磨きをする際に他の歯より力がかかりやすいために、歯茎が下がりやすくなります。 ⑦矯正治療の影響 成人になってから歯列矯正を行うことにより、歯茎が下がってしまうことがあります。 これは、もともと重なっていて歯茎がダブついていたのが歯を並べたことによって引き締まったため下がったように感じます。 ⑧加齢 歯茎に異常がなくても、加齢によって徐々に下がってしまうことがあります。 と、様々な理由が考えられます。 歯茎が下がることによる症状として ・歯根が露出することでしみるたり不快感が出る ・歯の出ている部分が多くなるので歯が長くなったように見える ・歯がぐらぐらする といったことがあげられます。 何か当てはまる事はありましたか? 気になったらすぐ歯科医に相談しましょう! ■そういえば、歯医者っていつからあるんでしょう…? 701年(大宝元年)に定められた『大宝律令』などには、医学生の学びの対象として目耳口歯科と明記されているそうで、当時は目、耳、口、歯は1つの科でした。 また16世紀半ばには木を彫って作った「木入れ歯」が実用化されました。 元々は仏師が作っていましたが、江戸時代になると「入れ歯師」と呼ばれる専門の職業が定着します。 さらに幕末から明治維新にかけては「入れ歯師」の他にも、「口中医(こうちゅうい)」や「開業歯科医」、「歯抜き師」、そして街で薬を売ったり抜歯をしたりする「香具師(やし)」といった様々な専門家が出来上がり、現在の歯科の領域を分けてきたそうです。 その後、1883年(明治16年)に新たな歯科医籍が作られ、医師と歯科医師は法的に分けられたのでした。 現代とは違い設備が全く整っていない時代でも、その時にできる範囲の処置をその時代の人が考え工夫して今に至ると思うと凄いことですね! いつの時代でも大切な自分の歯。 自分でしっかり守っていきましょう。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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【口腔外科医解説】飲んだ薬はどのようにして体の中で働くのか?
こんにちは、谷村歯科医院 歯科医師・口腔外科医の鈴木 孝美です。 今回は、飲んだお薬がどんな風に身体の中で働くのかをお話したいと思います。 薬を説明するには、難しい言葉ですが大きく二つに分けて 薬物動態PHAMACOKINETICSと 薬力学PHARMACODYNAMICSとがあります。 今回は薬物動態についてお話致します。 薬物動態は薬の体の内での移動=代謝を意味します。 ① 薬を飲む ② 血液への薬の吸収 ③ 血液から効かせたい臓器への薬の移動 ④ 薬の身体の外への排泄 以上の話を中心に説明します。 薬物動態 PHAMACOKINETICS お口から飲むお薬は、ほとんど十二指腸で吸収されます。 十二指腸は胃よりも酸性度が低いからです。 そして薬は肝臓から出ている代謝酵素によって代謝されます。 薬物代謝の主な目的は、肝臓で薬物をより溶性(水に溶けやすい性質)の高い形に変換し、腎臓、肺、胆汁、皮膚、便に排泄されやすくすることです。 肝臓は薬を代謝する重要な臓器であり、薬は主に大規模なシトクロムPー450(CYP)スーパーファミリー酵素によりほとんどの薬物はCYPによる生体内変換を受けます。 吸収されなかった物質は血漿中に残り、最終的に腎臓を通過して尿中に排泄されることになります。 薬の飲むとどのように血液中に薬が漂うかを示す表があります。 それを血中濃度曲線といいます。 血中濃度曲線 • 血液中の薬の時間経過は山型曲線を描く。 多くの薬は血液中の濃度が一定以上になると効き目が現れ、それ以下になると効き目が消えていきます。 • この血中濃度曲線は、その薬がどのくらいの時間で効き目を現し、いつまでそれが続くかなど薬の体内での行動を表します。 • グラフの1番高いところが最高血中濃度(CMAX)、そこに到達するまでの時間(TMAX)は、薬の効き目のスピードを知る目安になります。 • CMAXの半分に減るまでの時間が半減期(T1/2)で、半減期が長いほど薬は体の中に長く留まり、効き目が続きます。 • 濃度曲線の下の面積をAUCといい、これが大きいほど体の中で薬がたくさん利用された(=バイオアベイラビリティが高い)と判断できます。 では、次に連続して飲む抗生物質などを考えてみましょう。 薬を連続して飲むと、定常状態という薬に効果が出ている状態を考えてみます。 定常状態 (STEADY STATE) 薬が血中に入ってくる量と出ていく量が等しくなる状態 定常状態とは、薬を一定時間ごとに繰り返し投与する時、特に抗生物質があげられますが、身体の中で薬が効いている、有効域に達している状態を意味します。。 下の図はバンコマイシンという抗生物質を飲んだときの曲線です。 連続して飲む必要がありますが、なぜ一日三回毎食後飲まないといけないかというと、薬の有効域という薬がやっと効き出す領域にたどり着くまでには、最低4回目から5回目の服用で、やっと薬が効いてきているという事が分かります。 なので、連続して飲まないといけない薬は必ず用法を守って連続して飲んでいく必要があります。 今度は薬物排泄について考えてみましょう。 薬が体から排出される時間は薬を飲むのをやめたら、すぐに身体の中に薬がなくなるわけではないのです。 薬は連続で飲むのをやめると血液中の薬の濃度は半分になり、徐々に時間をかけて身体から薬の量が減っていき、時間がかかるのです。 このように薬の連続服用をやめても、薬の種類によっては、身体の中にまだ残っている薬もあります。 歯科でよく使う抗生物質は、この身体の中で残っている分も含めて3日間から4日間ときめております。 人間の身体は非常に複雑で、すごく精密にできていて、研究が進むとこのような複雑な代謝も解明されています。 複雑な薬の身体での代謝や分解を理解して、薬を処方しています。 ダイナミックな人間の身体はとても勉強していて面白いです。また論文などを拝読しましたら皆さまにお知らせいたします。 歯科医師・口腔外科医 鈴木 孝美 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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【活動報告】『2023年トルコ・シリア地震』への支援について。日本赤十字社を通じた支援のご報告
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 2月6日にトルコ南東部とシリアの国境付近で発生したマグニチュード7.8の大地震により、広範囲にわたって非常に多くのビルや住宅が崩壊し、多数の死傷者が出ているとの痛ましいニュースが連日報じられています。 このたびの大地震でお亡くなりになられた方々とご遺族の皆様に深く哀悼の意を表しますとともに、被災されたすべての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 ※被災地での捜索・救助活動の様子(日本赤十字社の公式サイトより引用) 30年以上前に訪れたトルコとシリアの記憶 遠く離れた中東での出来事ではありますが、実は私は今から30年以上前に、個人的な旅行でトルコとシリアの両国を実際に訪れたことがあります。 東西の文化が交差する歴史ある美しい街並みや遺跡、そして現地で出会った人々の温かい笑顔は、今でも私の記憶に鮮明に残っています。 それだけに、かつて自分が自分の足で歩いたことのある思い出深い国々がこのような未曾有の大震災に見舞われ、見渡す限りの建物が瓦礫の山と化している映像を目にした時は、本当に言葉にならないほど強いショックを受けました。 日本赤十字社(赤新月社)を通じた被災地支援のご報告 ※極寒の夜間に行われている被災者支援の様子(日本赤十字社の公式サイトより引用) 現在の被災地は真冬の厳しい寒さに見舞われており、足元に雪が残る氷点下の環境の中で、住まいを失った多くの人々や子どもたちが不安な夜を過ごしています。 そうした過酷な状況下において、現在、国際赤十字・赤新月社連盟(イスラム圏内では赤十字マークではなく赤い三日月のマークの『赤新月社』として活動しています)のスタッフやボランティアの方々が、昼夜を問わず懸命な捜索・救助活動や、医療支援、食料・毛布・テントの配布といった緊急の復興支援活動を行っています。 日本赤十字社では、現地で命がけで展開されているこれらの救援活動を支えるための「海外救援金」の受付を開始しており、私もかつて訪れた両国の人々に少しでもお役に立てればと思い、日本赤十字社を通じて寄付をさせていただきました。 2023年トルコ・シリア地震救援金(日本赤十字社) 余震が続き、また厳しい寒さの中で救出活動や避難生活が難航していることと存じますが、1人でも多くの命が救われること、そして被災された地域に1日も早く平穏な日常が戻り復興へと向かうことを、心より願っております。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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『歯』にまつわる情報について
歯は全部で何本あるか知っていますか?歯があるのが当たり前になっていて、あまり気にしている方は少ないと思います。そこで歯について考えてみましょう! まず乳歯は20本、永久歯は(親知らずを含む)32本あります。 乳歯は永久歯と比べて小さく、エナメル質は薄く弱い為、むし歯になると急速に進行して神経まで達するような痛みを伴うむし歯になりがちです。 まずは下の前歯が生えてきたらガーゼなどでお手入れを始めます。 さらに上の歯が生えてきたら、一日一回は歯みがきが必要です。 さらに生え始めたばかりの歯(乳歯と永久歯)は菌に弱いため、虫歯になりやすく進行も早いです。 特に混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざっている時)は歯ブラシで磨きにくい為、親御さんが仕上げ磨きをしてあげるといいですね♪ さらに細かく見ていくと、歯の中の構造は『エナメル質』・『象牙質』・『セメント質』・『歯髄』『歯肉』・『歯槽骨』・『歯根膜』からできています。 歯が口の中に露出している部分を『歯冠』、歯冠より下の部分を『歯根』といいます。 『エナメル質』歯冠部の表面を被っている人間の身体組織の中で最も硬い組織です。 でも、酸に簡単に溶けてしまうはという弱点があります。 『象牙質』エナメル質、セメント質の内側にあり、歯冠部から歯根部までの歯を形づくる組織です。 エナメル質よりも柔らかく、酸に溶けやすい組織です。 象牙質には象牙細管という細い管が通っていて、管の中は組織液で満たされています。 『セメント質』歯根部表面を被っている組織で、歯根膜によって歯槽骨と結合しています。 『歯髄』一般に神経と呼ばれる組織で、神経線維のほかに血管やリンパ管などが通っています。象牙質に栄養を補給しています。 『歯肉』歯肉(歯ぐき)は、歯根を取り囲んでいます。歯肉はとても軟らかい組織であり、ちょっとした刺激で傷ついて出血したりします。 『歯槽骨』歯肉に包まれて歯を支えているのが歯槽骨(顎の骨)です。歯は歯槽骨のくぼみにしっかりと根を下ろして、物を噛む時などに加わる強い力に耐えています。 『歯根膜』歯根膜は歯周靭帯とも言われ、歯と歯槽骨の間をつなぎ、まるでクッションのように歯にかかった圧力を吸収・緩和しています。 また極端に固いものを噛んだ時に痛いと感じるのは、この歯根膜が圧力センサーの働きをしているからです。 歯は食べ物を噛み砕いて食感を楽しんだり、会話をする上での発音を助けたり、顔の形を整えてくれたりなど、役割があるので、1本1本大事にしましょう♪ ○8020運動 『8020運動』とは、日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。 20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。 そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。 食事は生活の中でもとても大切な事なので、年齢を重ねてもしっかり噛めて、味わえるように歯を大切にしていきましょう! その為には定期検診やセルフケア(お家でのケア)が大切です。 定期検診では、虫歯の早期発見、早期治療や歯周病の予防、歯垢、歯石除去などができる為、虫歯や歯周病が悪化する前に発見できます。そのため、最悪抜歯になるリスクを減らすことができます!! しかし歯科医院には毎日通うことはできないため、セルフケアが特に大切になってきます。 鏡を見ながら1本1本しっかり歯ブラシを当てて磨けるといいですね♪ 朝起きる時に細菌が一番増加するので、寝る前の歯磨きを丁寧にしっかり磨くのがおすすめです^ - ^ぜひやってみてくださいね! 谷村歯科医院ネット予約はこちらから〒157-0072東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階TEL:03-3789-8241URL:https://tanimurashika.jp/Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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【院内紹介】診療室に岡本太郎の絵画『哄笑(こうしょう)』を展示しました!アートで明るい医療空間へ
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 この度、ご縁があって日本を代表する芸術家・岡本 太郎(おかもと たろう)の絵画が手に入りましたので、ご来院される患者さまにもご覧いただけるよう、当院の診療室に展示することにいたしました。 歯科医院の診療室というと、「緊張する」「無機質で怖い」というイメージを持たれる方も多いかと思いますが、このように色彩豊かで生命力にあふれるアート作品を飾ることで、少しでも院内が明るく温かみのある空間になればと考えております。 『太陽の塔』や渋谷駅の巨大壁画を手がけた岡本太郎 「芸術は爆発だ!」という有名な言葉でも知られる岡本太郎ですが、お若い世代の方の中には、どんな作品を作った人なのかご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。 彼の最も有名な代表作といえば、今から50年以上前(1970年)に開催された日本万国博覧会(大阪万博)のシンボルとして建てられた、あの巨大な『太陽の塔』です。 また、私たち東京都民にとって非常に身近なところでは、渋谷駅の京王井の頭線のホームからJR線側へと伸びている連絡通路(コンコース)の壁面に、縦5.5メートル・横30メートルにも及ぶとても大きな絵画(壁画)が展示してありますが、実はあれも岡本太郎の作品(タイトル:『明日の神話』)です。 あの渋谷駅の巨大な絵には、実は驚くような数奇な歴史があります。 もともとは大阪万博と同じ時期(1960年代後半)に、メキシコに新しく建設される予定だった高級ホテルのロビーに飾るために制作されたものだったそうです。ところが、絵は完成したものの、なんと依頼主のホテルが開業前に倒産してしまい、その後30年以上もの間、あの巨大な絵画の行方が分からなくなっていたというから驚きです。(後にメキシコ郊外の資材置き場で奇跡的に発見され、日本へ運ばれて修復されたのち、現在の渋谷駅に恒久展示されることになりました)。 1972年の名作『哄笑(こうしょう)』を診療室に展示 今回当院の診療室に展示したこちらの絵のタイトルは、『哄笑(こうしょう/英語タイトル:Cachinnation)』といいます。 「哄笑」とは、大声で高らかに笑うこと、お腹の底から豪快に笑うことを意味する言葉です。燃えるような赤や鮮やかな黄色、力強い白と黒のコントラストが、見ているこちらにまでポジティブなエネルギーを与えてくれるような迫力があります。 患者さまにも作品の詳細がすぐ分かるよう、額の横の壁には美術館のように「岡本 太郎/哄笑/1972年 リトグラフ」と刻印したゴールドのプレートを設置してみました。 こちらの作品は1972年に制作された版画(リトグラフ/セリグラフ)のため、世の中に同じ図柄のものが300部存在するのですが(エディションナンバー「3/300」と記されており、300枚刷られたうちの3枚目という非常に若い番号です)、今から50年も前の作品にしては退色や傷みも全くなく、驚くほど保存状態が良好でした。作品の右下には「T. Okamoto」の直筆サインもしっかりと入っています。 診察台のすぐ近くの壁に飾ってありますので、当院にご来院された際は、治療の前後にぜひ間近でご覧になってみてくださいね! 谷村歯科医院ネット予約はこちらから〒157-0072東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階TEL:03-3789-8241URL:https://tanimurashika.jp/Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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シーラントで虫歯を予防しよう!
みなさんこんにちは( ¨̮ ) お子さまの歯磨きで、「仕上げ磨きをあまりさせてくれない」また、「奥歯までしっかりと磨けているか心配」というお悩みはありませんか?歯は唾液の中のカルシウムなどを吸収して徐々に強くなっていきます。しかし、生えたばかりの歯の表面は未完成で弱いため虫歯の進行も早いので、積極的に予防をすることが必要です!そこで虫歯予防の1つにシーラントという方法があります。今日はそのシーラントについて詳しく説明をしていきます! 【シーラントとは】小窩裂溝填塞(しょうかれっこうてんそく)と呼ばれることもある、虫歯の予防方法のことです!フッ素が配合された歯科用樹脂素材(レジン)でコーティングすることで歯を虫歯から守るというものです。 適応歯は、萌出後間もない健全な乳臼歯や永久歯が対象になります。乳歯や生えたばかりの永久歯は、エナメル質が若いため表面の気孔が多く開いています。また石灰化が不完全のため、特に6歳臼歯と呼ばれる奥歯は噛み合わせの力が強く働くので、しっかり虫歯予防をしなければ永久歯が生えそろう前に虫歯になってしまう可能性があります。 そして6歳臼歯をはじめとした奥歯は咬合面(咬む面)の溝が複雑な形状をしているため、普段の歯磨きだけではなかなか汚れが落としきれないことがあり、シーラントによる虫歯予防ではこの溝を埋めるために溝に食べカスやプラーク入り込んでしまうことがなく、また歯磨きもしやすくなるため、効果的に虫歯予防ができるようになるのです。 【シーラントの流れ】では実際にシーラントをどのように塗布するのか、治療の流れを説明いたします。 ①最初に歯の溝の部分の汚れを取り除きます。 歯の溝には食べかすのほか、ベッタリとついた歯垢が入り込んでいるため、専用のブラシでしっかりと取り除きます。 ②歯を乾燥させてシーラントの前処理の薬剤を塗布し、数秒置いてから水で洗って乾燥させます。 次に歯の表面と溝の中の水分を取り除き、シーラントがしっかりとくっつくような下処理剤を塗布します。(この操作は行わない場合があります) ③歯の溝にシーラントを塗ります。 歯の溝の中がきれいになったらシーラントを細いノズルを使用して、隙間ができないように、また多すぎないように慎重に塗布していきます。 足りないところがあるのはだめですが、多すぎて他の表面に溢れてしまうと噛んだ時にそこだけ当たってかみ合わせがおかしくなてしまいます。 そのため、シーラントの塗布は慎重に、またどうしても溢れてしまった場合は固まる前にしっかりと拭き取ります。 ④光を当ててシーラントを硬化させます。 シーラントの液は、光を当てると固まるようにできています。(特定の波長の光に反応して、通常は青い光です) 液の塗布が終わったら、光重合器で照射してシーラントを固めます。 ⑤シーラントが正しく塗布できているかチェックをする。 光を当てたあとは、短針などを用いて、シーラントがしっかり固まっているかチェックをします。 この時に剥がれてしまったり、隙間がある場合は再度シーラントを塗布して光を照射します。 またシーラントを塗布する面積が大きすぎたり厚すぎた場合は、ていねいに削り落として調整します、 確認が終わったらシーラントの塗布は終了になります。 ★シーラントは歯を削らないため痛みがありません。小さなお子さまでも安心して処置ができます!そしてシーラントをした歯は、していない歯に比べると、4年以上で60%も虫歯予防効果があることも研究結果で分かっています! 【⚠︎︎注意点】・シーラントだけでは虫歯予防はできない! シーラントは虫歯予防にとても効果を発揮しますが、奥歯の溝だけが虫歯になりやすいという訳ではありません。歯と歯の間も虫歯になりやすい部位です。こちらは、シーラントでは予防できないため、しっかりした歯磨きが必要です!歯と歯の間は糸ようじやデンタルフロスなどを使い綺麗にしましょう。また、フッ素を併用するとより虫歯になりにくくなります。 ・シーラントは永久的ではない シーラントはむし歯治療の詰め物と比べると耐久性は少し劣ります。 歯ぎしりなどで取れてしまったり、時間が経つととれてしまうこともあります。そのため定期的に取れていないか、他に虫歯がないかを定期的に歯科医院で検診を行う必要があります。 【虫歯予防の1つフッ素との違い】虫歯のなりやすい箇所の一つである奥歯の歯の溝の予防に特化した予防方法がシーラントです。 それ以外の予防方法ではフッ素塗布なども有名ですが、フッ素塗布は歯全体の歯質強化が目的のため、シーラントとフッ素は違います。 【まとめ】 シーラントの最大のメリットは、虫歯になりにくくなるということです。 ですが、シーラントを行ったからといって、必ずしも虫歯にならないわけではありません。 シーラントをした後も毎日丁寧に歯磨きをしましょう!また、乳歯や生えたての歯への処置が最も有効ですが、大人の永久歯にも効果があります。大人でも歯の溝には虫歯が多く、歯の溝の奥に溜まった汚れは歯ブラシで除去しにくいところもあります。大人も子供もシーラントを上手に活用して、虫歯になりにくい健康な歯を手に入れましょう! 谷村歯科医院ネット予約はこちらから〒157-0072東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階TEL:03-3789-8241URL:https://tanimurashika.jp/Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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歯並びはなぜ悪くなるのか?
歯並びはなぜ悪くなるのか? きれいに並んでいる歯並びはいいですよね。しかし歯並びはいろいろな影響できれいに並ばないことが多いです。 今回はどのような影響が歯並びに関係してくるのか、また歯並びが悪いとどのようなことが起きるのか説明をしていきます。◯歯並びは、歯の大きさ・あごの大きさが関係していますこれらには人種別に特徴があり、日本人はあごが小さい傾向があると言われています。 その他、成長過程での異常が原因になることもあります。無意識にやってしまった癖が、だんだん歯並びを悪くしていってしまった可能性があります。 例えば、指しゃぶりや舌の先が日常的に自然と上下の歯の間についている癖の事である舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)、頬杖(ほおずえ)、口呼吸など子供の頃に癖づいた行動が歯並びに影響することがあります。 そのため、このような癖があるお子さんは保護者様が注意して改善するようにしましょう。 また、鼻がアレルギーなどでいつも詰まって口で呼吸している場合も唇を閉じる力が弱くなって前歯の歯並びが悪くなりやすいです。耳鼻咽喉科を受診して治療するようにしましょう。 現代人の食事は加工された柔らかい物が多く、そのため顎の発達が悪いと言われています。顎が小さいと歯が全部生え揃うスペースが無いため歯並びが悪くなってしまいます。 小さいうちから柔らかいものだけでなく、しっかりした食感の食べ物を取り入れるようにしましょう。 ◯歯並びが悪いとどのような事が起こるのでしょうか? 悪い歯並びは、歯や口腔内に悪影響なだけでなく、あなたの身体の不調に関係しているかもしれません。 ・虫歯になりやすくなる・将来歯が抜けてしまう可能性が高くなる・歯周病が進行しやすくなる・顎関節症になりやすくなる・親知らずや歯周病の影響を受けやすくなる他にも・歯や顎が動かしにくい・歯が欠けたり、擦れたりしやすい・食べ物が噛みにくい・すぐ歯にはさまる・頭痛や肩こりがひどい身体にこんな症状が出ていたらそれは歯並びや噛み合わせのせいかもしれません。 ◯悪い歯並びの症状例 次に悪い歯並びの種類について説明します。実にいろいろな種類の悪い歯並びがあります。・叢生(そうせい)歯が上下にデコボコだったり、となりの歯と重なっていたりする状態。『八重歯』や『乱ぐい歯』と呼ばれる。 ・上顎前突上の前歯が前の方に飛び出している状態。上のあご全体が突出していることもある。いわゆる『出っ歯』のこと。 ・下顎前突咬んだときに下の歯が上の歯よりも外側になっている状態。歯だけが傾いている場合や、下のあご全体が前に出ている場合がある。 ・開咬奥歯が咬み合っているときに前歯が開いている状態。前歯で物を咬み切りにくく、発音もしにくい可能性がある。 ・空隙歯列(くうげきしれつ)歯と歯の間にすき間がある状態。特に前歯の中心にすき間があると物が挟まりやすいだけでなくとても目立つ。 ・過蓋咬合(かがいこうごう)上下の歯を咬み合わせたときに上の歯が下の歯をほとんど見えないほど深く覆う状態。食べ物を細かく砕く、すりつぶすなどがしにくい咬み合わせ。 ・交叉咬合(こうさこうごう)左右のバランスが悪く、歯列の一部または半分ほどがずれてしまっている状態。顔がゆがんで見えることがある。 ・顎変形症一般的な歯を動かす矯正治療のみでは十分な咬み合わせにするのが難しい難症例。骨格的なものなので、あごの骨を削るなどの外科手術も併用する。(この場合の矯正治療は健康保険適応になる場合があります) ★歯並びが良くなると審美面や口腔内の健康はもちろん、身体全体の健康面でたくさんのメリットが得られます。現在、少しでも違和感や症状、不安がある方は矯正歯科または定期検診で行く歯科医院で相談してみましょう。 谷村歯科医院ネット予約はこちらから〒157-0072東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階TEL:03-3789-8241URL:https://tanimurashika.jp/Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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俳句から読む江戸時代のむし歯事情
今回は皆さんが1番気にしてるであろう、『むし歯』のお話です。現代人を悩ませている『むし歯の悩み』って、今の時代だけなのでしょうか?歯の悩みはどんな時代にもあるようですよ〜🥲日本の“ わびさび ”を代表する俳句から、江戸時代の当時のむし歯事情を想像してみましょう! ●昔の人もむし歯になったのか?時代とともに、食生活や生活スタイルはずいぶんと変化しました。 ですが、はるか昔の生活を俳句から読み解いていくと、お口の健康に関する悩みは、今も昔も変わらずあったことがわかります。 それどころか、当時は今のように治療が進んでいなかったため、多くの人が歯を失ってしまうほど症状が悪化することが多かったようです。そんな『歯』に関連した俳句は、古くは江戸の時代からありました。 ●俳句の中のむし歯江戸時代を代表する2人の俳人も、実は私生活では、歯が痛くて悩んでいたそうです。 その痛みや苦しみさえも風情ある俳句にしてしまうなんてすごいですが、本人たちは大変だったでしょうね! 〜松尾芭蕉〜 江戸時代前期に活躍し、日本でその名を知らない人がいないほど有名な、松尾芭蕉。 旅をしながら、美しい自然を旅情たっぷりに詠んだ『奥の細道』が、代表作として知られていますよね。 『閑さや岩にしみ入る蝉の声』など、趣のあるわびさびを織り込んだ多くの俳句は、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。 ですがそんな芭蕉も、歯の悩みを抱えていました。そのことがわかる俳句が、こちら。 「 結ぶより 早歯にひびく 泉かな 」 手に泉の水をすくうと、口へ運ぶより先に、水の冷たさが歯にしみるように感じる。(その他の解釈もあり) 「 衰へや 歯に喰いあてし 海苔の砂 」 芭蕉が海苔を頬張ったときに、混じっていた砂を噛んでしまい、ズキンと痛みを覚えたその瞬間に身の衰えを切実に感じた。 これらの句は芭蕉が四十代の頃の俳句とされていますので、加齢にともなって歯茎が弱まり、歯周病が加わっていたのではないか?と想像されます。 歯の状態から体の衰えを痛感し、嘆く気持ちを句で表現しながら旅をしていたのでしょうか? 〜小林一茶〜 むし歯に悩まされていたのは、芭蕉だけではありません。 「やせ蛙 負けるな一茶 これにあり」などの俳句を残した、江戸時代後期に活躍した小林一茶は、49歳のときには全ての歯が抜けてしまったようです。 65歳で亡くなったそうなので、晩年はずいぶんと不自由な生活だったことが想像されます。 「 歯が抜けて あなた頼むも あもなみだ 」 最後の歯を失って歯の大切さを悟り、「南無阿弥陀」の唱えようとするが、歯が無いため「なむあみだ」ではなく、「あもあみだ」となってしまう。 自虐的にも捉えられるユーモアと悲しさをまじえて、このような句を詠んでいます。 入れ歯はまだ広く普及していなかったようですから、その後の食生活を想像すると、晩年の苦労がうかがえますね! ●江戸時代の虫歯治療 江戸時代の抜歯方法 江戸時代の治療風景 江戸時代に国内で初めて製造された歯ブラシは、鯨ひげの柄に馬の毛を植毛したものでしたが、なかなか広まらず、歯ブラシが本格的に普及したのは大正時代になってからだそうです。また、江戸時代の人の骨を調べると、年齢を重ねたときに健康な歯を維持することが難しく、歯を失ってしまう人がとても多いことがわかるそうです。当時の口中医や入れ歯師と呼ばれる人たちによる治療は、薬の塗布や抜歯がメインだったようで、むし歯治療はまだまだ進んでいなかったというわけですから、それも納得です。現代でも有名な俳人が、当時むし歯で困っていたなんて、有名・無名にかかわらず、歯の悩みは万人共通だったのですね。 少し親近感さえ湧いてしまいますが、むし歯や歯周病を甘く見ると歯を失ってしまう怖さは、江戸の頃から変わらないことがわかりました。歯に令をつけた『齢』を『よわい』と訓み、人間の年や人生・生命を示しているのも、まさに人間の歯の変化が、その人の齢を表すことからきているのでしょう。ですが江戸時代とは異なり、今は歯の治療だけでなく、予防に力を注ぐこともできるようになりました。 ●まとめいかがでしたか?昔の人達はあんまり良い治療が受けられず随分と苦労したのがわかりましたね。現代社会はかなり医療が進んでむし歯を予防できるものや、虫歯になりにくくする材料がたくさんできました。皆さんも松尾芭蕉や小林一茶のようにお口の悩みを抱える前に、日々のメンテナンスを心がけて、気になることがあればぜひ早めに相談してくださいね! 谷村歯科医院ネット予約はこちらから〒157-0072東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階TEL:03-3789-8241URL:https://tanimurashika.jp/Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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【活動報告】3年ぶりの「東京デンタルショー」へ!処理速度が劇的進化した最新CTと画期的な歯の型取り材料
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 少し前のことになりますが、10月に開催された国内最大級の歯科機材展示会『東京デンタルショー2022(TOKYO DENTAL SHOW)』に行ってまいりました。 この東京デンタルショーも、新型コロナウイルスの影響によってずっと開催が見送られており、今回が実に「3年ぶり」の現地開催となりました。 3年ぶりの東京ビッグサイトは歯科関係者で大盛況! 開催された10月下旬(10月22日・23日)は、ちょうど国内のコロナ感染者数が落ち着いていた時期だったこともあり、会場内はご覧の通りたくさんの人で埋め尽くされ、ものすごい熱気と賑わいを見せていました。 ちなみに、このデンタルショーは一般の方向けのイベントではなく、「歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士などの歯科関係者」および「歯科関連学校の学生さん」のみが入場できる専門展示会となっています。つまり、この広い会場にいる大勢の人たちは、全員が歯科関係の仕事に携わっているプロか、未来の歯科医療を担う学生さんということになります。 やはり3年ぶりの開催ということもあり、最新の機材を直接見て触れようと大盛況でしたが、会場全体のブース規模としては以前よりもややコンパクトになっており、完全にコロナ禍前の規模に戻るにはまだもう少し時間がかかりそうだなという印象も受けました。 画像表示が劇的に速い!『ヨシダ』の最新式歯科用CT 会場を回る中で、まず私が足を運んだのは、いつもお世話になっている老舗歯科機械メーカー『ヨシダ(YOSHIDA)』の展示ブースです。 実は、私たち谷村歯科医院に設置している診療台(ユニット)やレントゲンなどの大型歯科機械は、信頼性とメンテナンス性の高さからすべてこの『ヨシダ』の製品を導入しています。 今回、ヨシダのブースで最新式の『歯科用3次元CT』の実機とモニターを確認したのですが、一番驚いたのが「撮影後に3D画像が処理されてモニターに出てくるまでのスピードが、劇的に速くなっていたこと」です! 現在当院で稼働しているCTでは、撮影を行ってからコンピュータが膨大なデータを3次元に画像処理し、診察室のモニター上に表示されるまでに「数分間」の待ち時間がかかります。そのため、外来の予約が混み合って忙しい時間帯などは、その場で画像が出そろうのを待つことができず、撮影したCT画像を患者さまと一緒に確認してご説明するのが「次回の診療時(後日)」になってしまうことが多くありました。 しかし、今回の最新モデルのスピードであれば、撮影してすぐその場で立体画像を確認できるため、患者さまをお待たせすることなく診断・ご説明ができ、診療時間の大幅な効率化にもつながるため非常に素晴らしい進化だと感じました。 学生時代からの常識を覆す!画期的な「歯の型取り」材料 そして今回の東京デンタルショーの中で、私がもう一つ非常に衝撃を受け驚いたのが、こちらの「新しい歯の型取り(印象採得)の材料」です。 虫歯治療などで歯を削ったあとは、詰め物やかぶせ物を作るために必ず「歯の型取り」を行います。 日本の歯科医院で保険診療の型取りを行う際、通常は『寒天(かんてん)』と『アルジネート』という2種類の異なる材料を組み合わせて使用します(専門的には「寒天・アルジネート連合印象」と呼びます)。 寒天(かんてん): いわゆるスーパーで売っている「食べる寒天」と同じような海藻由来の成分でできていますが、もちろん歯科医療用に作られた材料ですので食べることはできません。温めるとドロドロの液体になり、冷えると固まる性質があります。 アルジネート: 専用の粉と水を練り合わせると軟らかいペースト状になり、お口の中に入れて数分経つとゴムのように固まる、歯科の型取りで最もポピュラーな材料です。 従来の型取りでは、まず「専用のヒーターで温めて軟らかくした寒天」を注射器のような器具で削った歯の周りの細かい隙間に流し込み、その上からすぐさま「少し冷たい水で練ったアルジネート」をトレーに盛ってパッと被せるようにして、2つの材料を一体化させて型を取ります。 しかし、ここに従来の大きな弱点がありました。 つまり、「温かい寒天」と「冷たいアルジネート」という温度も性質もまったく違う2つの材料を重ねるため、お口から外す際に材料同士がパカッと剥がれて分離してしまったり、うまく接着せずに失敗してしまったりすることがあるのです。 もし分離してしまえば、精密な詰め物が作れないため最初からやり直しとなり、それが時間と労力の大きな無駄になっていました。何より、お口を大きく開けて何度も同じ型取りをやり直される患者さまご自身も、本当にうんざりしてしまいますよね。 ところが、今回展示されていたこの新しいシステムは、なんと「最初に削った歯の周りの精密なところを取る注射器の材料も、上から被せる材料と同じ『アルジネート』でできている」という画期的なものだったのです! 同じアルジネート同士が化学的にピタッと一体化して固まるため、温度差によって材料同士が分離してしまうリスクがほぼゼロになります。 「精密な型取りは、寒天とアルジネートを組み合わせるもの」というルールは、私が東京歯科大学の学生だった頃から何十年も当たり前の常識として決まっていましたので、この「オール・アルジネート」のシステムを目の当たりにした時は本当に衝撃的でした。 ただし、一見すると良いことずくめに思えるこの新しいシステムにも、従来の熱でトロトロになる寒天と比べると「歯ぐきの奥の極めて細い隙間などには材料が流れ込みにくく、細かい部分の型が取れないことがある」といった欠点(限界)もあります。 そのため、すべての治療をこれ一つに変えるのではなく、削った歯の形や部位など、患者さまのケースによって従来の方法と適切に使い分けていくのがベストだと考えています。 3年ぶりに訪れた東京デンタルショーでしたが、歯科医療の機材や材料が日々着実に進化していることを肌で感じることができました。これからも患者さまのご負担を少しでも減らし、より精密で快適な治療をご提供できるよう、優れた最新の機器や材料を積極的に取り入れてまいります! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7