お知らせ
-
ホワイトニングについて
さて、今回のテーマは歯を白くする 『ホワイトニング』についてお話していこうと思います。 まず歯のホワイトニングとは、専用の薬剤を使用して歯を白くする施術のことです。よく間違われてしまうのは、ホワイトニング=クリーニングと思われている方も多いのではないでしょうか?クリーニングは歯の表面を機械的に磨いてお茶やコーヒー、タバコといったステインを除去するという処置になります。 例えば普段からよくお茶やコーヒーを飲んでいる方は歯の表面に着色が付きます。そのような場合、表面の汚れを機械的にクリーニングをして落ちる方はホワイトニングは必要ないかもしれません。 クリーニングを行っても落ちきらない歯の着色や、元々の歯の黄色味が気になる方はホワイトニングを検討された方が良いかと思います! ・ホワイトニングの種類について ホワイトニングには大きく分けてオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります! まずこの2種類についてご説明していきます。 ①オフィスホワイトニングとは オフィスホワイトニングでは歯科医院専用の薬剤を塗布し特殊な光を当て白くします。1度の施術白くすることができるため効果を実感しやすいのが特徴です。また毎日のセルフケア(ホームホワイトニング)が面倒という方にもおすすめです!しかしデメリットとしてその後の食生活などで後戻りがしやすいので、半年から1年ごとに繰り返し行う必要があります。また個人差はありますが、知覚過敏のような「歯がしみる症状」が出る場合がありますが、通常は数日でおさまります。 "当院のオフィスホワイトニング" 当院のオフィスホワイトニングの特徴として施術中の歯茎のピリ付き感やしみるといった症状が比較的少なく施術を受けて頂けるのが特徴です!! 1度受けて頂くだけでも、ワントーンお色が明るくなるので笑った時などの雰囲気が一気に明るくなりますのでおすすめです。是非気になる方はお声がけ下さい! ②ホームホワイトニングとは ホームホワイトニングは、歯医者さんにて型取りをしそれを元にして作ったマウスピースと専用の薬剤を使って自宅で行うホワイトニングです。 歯医者さんで行うオフィスホワイトニングよりも濃度の低い薬剤を使用するため、時間をかけて少しずつ歯を白くしていくのが特徴です。歯の内部まで時間をかけて白くするため効果が長持ちしやすいのがメリットですが、効果の実感に時間がかかるのと毎日行わなければいけないためそれが苦になってしまうという方にはそれがデメリットになってしまうかもしれません。 ・ホワイトニングでは白くならない歯について ホワイトニングしても白くできない歯がありますのでそれについて説明します! 次の歯においてはホワイトニングしても白くできないため注意が必要です。 ①神経を失った歯 神経を失った歯は栄養が届かず、黒く変色してしまいます。この場合ホワイトニングをしてもあまり効果が期待出来ません。 ②形成不全の歯 遺伝などによって歯の表面や歯の内部に形成不全が生じていることがあり、その場合に歯が変色するケースがあります。 濃く変色しているとホワイトニングをしてもほとんど白くなりません。 ③人工物 詰め物、被せ物、インプラント、入れ歯などが当てはまりますがこれらはいずれも人工物であり、天然の歯ではありません。なので薬剤を使用して白くするのは不可能です。 ・最後にホワイトニングをお考えの方へ! 同じホワイトニングの治療を行ったとしても、効果が出やすい方と出にくい方がいるため個人差があります。 もちろん回数を重ねれば効果は出てくると思いますが、回数がどの程度必要かどうかは目標の白さによって変わってきます。 また、自分自身では色の変化が分かりにくい事も多いので、当院では施術を受ける前と受けた後に写真を撮影し比較を行います!! 少しでもホワイトニングについて興味がある方、また今の自分の歯の色がどのくらいの明るさなのか気になる方は短時間で調べることも可能ですので気軽に私たちスタッフにお声がけ下さいね! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
【歯科医師解説】治療した歯(差し歯)の根元が黒くなってきた!『ブラックマージン』の原因とセラミックによる改善法
治療前:前歯のかぶせ物の根元に黒い境目(ブラックマージン)が見られます 治療後:金属を使わないかぶせ物にやり直し、根元まで自然できれいな状態に改善しました こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 皆さんの前歯には、過去に治療した「詰め物」や「かぶせ物」は入っていますでしょうか? もしも前歯にかぶせ物が入っているならば、鏡で見たときに「かぶせ物と歯ぐきの境目」はきれいな状態ですか? 今回は、前歯などにかぶせ物(差し歯)を入れた後、年月が経つにつれて境目や歯ぐきが黒ずんでくる現象について詳しくご説明をいたします。 1. 差し歯の付け根が黒くなってきた!(ブラックマージンとは) 前歯が大きな虫歯になってしまったり、転倒などでぶつけて折れたりヒビが入ってしまったりすると、残った歯を削って「差し歯(かぶせ物)」をかぶせる治療が必要になります。 治療してかぶせた当初は白くてきれいであっても、数年してくると、冒頭の写真のように差し歯と歯ぐきの境目が出てきて黒っぽく見えたり、歯ぐきそのものが黒ずんで見えたりすることがあります。 当院でも、そのようなお悩みを持たれた患者さまが来院されて、「この根元の黒い部分だけを白い材料で埋めてほしい」とご相談される場合があります。また、すでに以前の歯科医院さんで、歯ぐきの付け根の黒い部分だけを白い樹脂(プラスチック)でカバーする処置を受けていることもあります。 このように、お顔の中心にある前歯の歯ぐきの付け根に現れる「黒いライン」は、お口元の美容・第一印象に大きく影響しますので、審美的な観点から気にされる方がとても多いです。 歯科では、このかぶせ物の根元の黒い部分を『ブラックマージン』とか『ブラックライン』と呼びます。 これ自体は虫歯ではないため緊急性はなく、痛みなどの自覚症状もないのですが、見た目が悪くなるだけでなく、長期的にみると溶け出した金属によって「金属アレルギー」の原因にもなります。 2. どうして『ブラックマージン』ができるのか? では、なぜ最初はきれいだった差し歯の根元にブラックマージンができるのでしょうか?ブラックマージンは、主に「金属を使ったかぶせ物」が入っている歯で発生します。 ① かぶせ物の内側の「金属の露出・腐食・影」 前歯のかぶせ物の内側に、強度を保つ補強のための「金属」を使用している場合、長年の間にお口の中でこの金属が露出したり、唾液によって腐食(さび)が生じたりすることで、歯ぐきとの境目が黒くなります。 特に、日本の健康保険の治療で前歯に使用されている『硬質レジン前装冠(こうしつレジンぜんそうかん)』(※裏側が金属で、表側に白いプラスチックを貼り付けた差し歯)に使用している金属は「金銀パラジウム合金」や「銀合金」のため、個人差や程度の差はありますが、経年変化で徐々に黒く変色していきます。 また、加齢や歯周病、あるいは強いブラッシングによって少しずつ歯肉(歯ぐき)の退縮(歯ぐき下がり)が進むと、最初は歯ぐきの中に隠れていた差し歯の境目が外に露出して、内側の金属のフチが見えてきます。この露出した金属そのものの色や、金属が光を遮ることでできる「影」によって、根元が黒っぽく見える場合があります。 ② 金属イオンの溶け出しによる「歯ぐきの黒ずみ(メタルタトゥー)」 また、かぶせ物の境目だけでなく「歯ぐきそのものが黒ずむ現象」ですが、こちらは差し歯に使用している金属の質が粗悪なもの(銀の割合が多いものなど)だと、お口の中で真っ黒に腐食して、溶け出した金属イオンが歯ぐきの粘膜にしみこんでいくために、入れ墨(タトゥー)のように黒くなってしまいます。 さらに、外側の差し歯だけでなく、保険治療で歯の根の中に使用している「金属のコア(土台)」も、銀の含有量が多いために経年変化で唾液に触れてイオン化して溶け出し、歯の根や周囲の歯肉を内側から黒変(こくへん)させてしまうことが分かっています。 3. ブラックマージンができたときの正しい治療方法は? 一度できてしまったブラックマージンが気になる場合は、古い差し歯を外して、かぶせ物を新規に作り直す必要があります。 その際、もし再び「保険適用のかぶせ物(金属を使った硬質レジン前装冠)」にした場合、せっかくやり直しても、人によってはまた何年かすると同じように金属が腐食・露出してブラックマージンができてしまいますので、審美的な改善としてはあまり意味がありません。 根本的に黒ずみを防ぐためには、金属を一切使用しない「かぶせ物」や「土台(コア)」にする(メタルフリー治療を行う)必要があります。 具体的には、外側のかぶせ物は強度と審美性、そして対アレルギー性に優れた『セラミックス冠(オールセラミック)』や『ジルコニア冠』にすることをお勧めします(※健康保険適用外となります)。 また、内部の土台(コア)についても、金属ではなく十分な強度と適度な柔軟性を併せ持った白い『グラスファイバーコア』がありますので、かぶせ物とあわせてこちらに交換することをお勧めします。 【要注意】黒い部分だけを「樹脂(レジン)」でカバーするのをお勧めしない理由 なお、「作り直すのは大変だから、見た目が気になる根元の黒い部分だけを白い樹脂で塗ってカバーしてほしい」と希望される方もいらっしゃいますが、当院では部分的に樹脂でカバーする処置はお勧めしておりません。 なぜなら、ブラックマージンの境目の部分だけを上から無理に樹脂でカバーすると、歯と歯ぐきのキワに不自然な「段差」ができたり、表面がザラザラしてしまったりして、そこだけ非常に歯垢(プラーク)がたまりやすくなるからです。 すると、溜まった細菌によって歯肉が慢性的な炎症を起こして「歯周病」になり、歯を支える骨の吸収が進んで歯ぐきがさらに退縮し、もっと歯の根が出てきてしまいます。 歯の根が露出して出てくると、歯と歯の間の隙間が大きくなって食べ物が挟まりやすくなったり、歯が長くなって「昔より歯が伸びたような不自然な感じ」になってしまったりと、かえって見た目も健康状態も悪化してしまうのです。 4. ブラックマージンにならない「かぶせ物」と「コア(土台)」の種類 金属を一切使用していない素材(メタルフリー素材)を選ぶと、経年変化で根元や歯ぐきが黒くならないだけでなく、もし将来加齢などで歯ぐきが少しずつ退縮してかぶせ物の境目が出てきても、土台も歯も白いためほとんど目立ちません。また、金属アレルギーの心配も全くないため、お体にとてもやさしい素材と言えます。 ブラックマージンを防ぐ代表的なかぶせ物には『ジルコニアクラウン』と『オールセラミックスクラウン』があり、土台には『グラスファイバーコア』があります。それぞれの特徴をご紹介します。 ① ジルコニアクラウン(ポーセレンジルコニア/フルジルコニア) 「ジルコニア」とは、別名『人工ダイヤモンド』とも言われており、歯科材料の中で非常に硬く丈夫な白い素材です。 この強靭なジルコニアを前歯のかぶせ物のフレームとして使用できるように白く加工し、その表面に天然の歯のような透明感とグラデーションのあるセラミック(陶材)を熟練の技工士が何層も盛り上げて焼き付けたものが『ポーセレンジルコニア』です。内側の強さと表面のセラミックスの美しさを兼ね備えているため、前歯でもとても自然できれいに仕上がります。 なお、強い噛む力がかかる「奥歯」では、強く噛んでも欠けたり壊れたりしないように耐久性を最重視し、ジルコニア単体のみで作製する『フルジルコニア』があります(非常に頑丈ですが、ポーセレンジルコニアに比べると透明感はあまりありません)。 ② オールセラミックスクラウン 金属やジルコニアを使わず、耐久性のある「ガラス系のセラミックス(二ケイ酸リチウムなど)」のみを使用して作製するかぶせ物です。 前歯の治療では、ジルコニアと同様に表面に何層かセラミックスを焼き付けて、天然の歯さながらの奥深い立体感や色調を再現します。 素材自体に非常に高い「透明感」があるためとてもきれいで、単体で作製しても前歯から奥歯まで自然な美しさが再現できます。天然の歯よりも硬い素材ですが、人工ダイヤモンドであるジルコニアと比較すると、極端に強い衝撃にはややもろい面があるため、噛み合わせの状態を見極めて選択します。 ③ グラスファイバーコア(歯を守る白い土台の材料) 深い虫歯などで歯の神経を取り除く「根の治療(根管治療)」をした後は、残った歯にそのままかぶせ物を直にかぶせるわけではなく、まず歯の根の中に補強の芯棒となる『コア(土台)』を入れます。 この土台の材料に、金属ではなく白い樹脂とガラス繊維を束ねた『グラスファイバーコア』を入れることで、光を綺麗に透過し、歯の内部からの金属イオンによる黒変や腐食を完全に防ぐことができます。 さらにグラスファイバーコアの最大のメリットは、象牙質に近い「適度な柔軟性(しなり)」を有している点です。硬すぎる金属の土台だと、強い衝撃が加わったときに楔(くさび)のように歯の根を真っ二つに割ってしまいますが、グラスファイバーコアであれば、歯に限界以上の強い力が加わったときに「大切な歯の根が折れる前に、ファイバーの土台自身がしなって折れる(力を逃がす)」ことで、致命的な歯根破折を防ぎ、抜歯にならずに済む場合があります。 万が一ファイバーが折れた際は、もちろん土台とかぶせ物をもう一度作り直す必要はありますが、歯の根が割れて「抜歯」になるよりははるかにましであり、歯の寿命を大きく延ばすことができます。 以上、今回は治療後の差し歯の根元の黒ずみ『ブラックマージン』の原因と改善法についてご説明いたしました。 特に「前歯」は、食べ物を噛み切るという機能以上に、笑顔や会話の際の「審美的な意味合い(見た目の美しさ)」が非常に強い場所です。もし昔入れた古いかぶせ物が入っていて、根元や歯ぐきが黒く変色して気になっているなら、お口の健康と美しさを守るためにも、そろそろ金属を使わない「メタルフリーの素材」に変えることをお勧めします。 自費のかぶせ物に関しては、健康保険外となりますとどうしても治療費がかさむ場合がありますが、それぞれの素材の違いや費用について丁寧にご説明いたしますので、ご不明な点はどうぞお気軽に谷村歯科医院のスタッフまでお声がけください! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
【歯科医師解説】口臭の原因について!90%以上を占める「お口の中の5大原因」と今日からできる予防・対策法
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 今回は多くの方が密かに気にされている『口臭』の原因について詳しく解説していきます。 皆さんは、普段から何か口臭対策はされていますでしょうか? お口のニオイである口臭は、他人のものは気になっても、自分自身のものは鼻が慣れてしまっているためなかなか気が付きにくいものです。 大切な相手や周りの人に不快感を与えないように、日ごろから正しい口臭予防を心がけましょう。 1. そもそも「口臭予防」はなぜ必要なのか? まず初めに知っておいていただきたいのは、生きている人間である以上、生理現象として「口臭は誰にでもあり、完全に無臭にすることはできない」ということです。 とはいえ、お口の匂いにも「程度」があります。 たとえば、大切なデートや仕事の重要な商談の場で強い口臭があると、それだけで相手から敬遠されて嫌われたり、せっかくの商談が破談になったりする可能性があります。 つまり、強い口臭があるというだけで、その人がどんなに清潔できれいな身なりをしていたり、イケメンや美人であったり、あるいはとても性格が良くても、周囲から嫌われて距離を置かれてしまうことがあるのです。 しかも厄介なことに、口臭は自分では自覚しにくいため、デリケートな問題として周りも指摘してくれず、「自分の何が悪くて嫌われたのかが最後まで分からない」という悲しい事態になりかねません。そのため、口臭を完全にゼロにすることはできなくても、日ごろのケアで「できるだけ少ない状態」に抑えておくに越したことはありません。 ちなみに、周囲が気になるほどの口臭の原因のうち、実に「90%以上はお口の中にある」といわれています(※そのほかの残り数%の原因は、胃腸などの消化器系からくるものだったり、実際には臭っていないのに臭うと思い込む精神的なものだったりします)。 今回は、口臭の大多数を占める「お口の中に原因がある場合」に、具体的にどのような原因があり、それぞれどのような対策をしたらよいのかを5つのポイントに分けて解説をしていきます。 2. 口臭の原因①:『歯周病』 まず初めに、お口の中の口臭の原因として最も多く考えられるのは『歯周病』です。 歯周病は今や「国民病」とさえ言われており、日本の成人の約80〜90%以上が多かれ少なかれ罹患(りかん)しているとされています。 毎日の歯磨きで歯と歯ぐきの境目に残った歯垢(プラーク)は、しばらく放置すると唾液の成分で固まり、石のように硬い『歯石』になります。 すると、この歯石の周囲や歯周ポケットの奥深くに、強い「毒素」を持った歯周病の原因菌が集まって塊(コロニー)を形成し、タンパク質を分解して強烈な臭気(腐敗臭ガス)を放つようになります。 歯周病の怖いところは、かなり重症にならないと痛みなどの自覚症状が無く、いざ痛みや歯ぐきの腫れ・出血がひどくなってから気づいたときには、すでに顎の骨が溶けていて「歯を残すことが難しくなる」という点です。 また、重症の歯周病を放置していると、新型コロナウイルスに感染・重症化しやすくなったり、睡眠中に細菌が気管へ入って「誤嚥性肺炎(ごえんせいえん)」を引き起こしたりと、全身に深刻な悪影響を与えますので、定期的に歯科医院を受診して専門の器械で歯石を取ってもらいましょう。 3. 口臭の原因②:『歯垢(プラーク)』 よく患者さまも勘違いされがちですが、歯の表面につく白くてネバネバした『歯垢(プラーク)』は、単なる食べかすではありません。 歯垢はお口の中の「生きた細菌が何億個も集まった塊」であり、粘着質でネバネバしています。この大量の細菌からも嫌な臭気が出ますが、固まった歯石とは違い、柔らかい歯垢はご自身の毎日の「歯ブラシ」で取り除くことができます。 ただし、歯並びが重なっている場所や、歯列矯正中でお口の中にワイヤーなどの装置が入っている場合などは、通常の歯ブラシだけでは毛先が届かない場合があります。 そのため、普段の歯ブラシの他にも、「歯間ブラシ」や「デンタルフロス」、殺菌効果のある「マウスウォッシュ(洗口液)」を積極的に併用しましょう。 当院では、国家資格を持った予防のプロである「歯科衛生士」が、患者さまそれぞれのお口の状態や歯並びに合わせた最適な歯ブラシの方法をご提案いたします。もし「今まで一度も歯科医院で正しい歯ブラシの仕方を教わったことがない」という方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談してみましょう。 4. 口臭の原因③:進行した『虫歯』 ごく初期の小さい虫歯からは口臭はほとんど発生しませんが、虫歯が進行して歯の中に大きく深い穴が開いてしまうと、その穴の中に毎日の食べかすなどが入り込んで取れなくなり、お口の温度で腐敗することで強烈な腐敗臭を発生させます。 さらに、歯の中心部にある『歯髄(しずい=歯の神経)』にまで虫歯が到達して神経が腐ってしまうと、歯の根の中に膿(うみ)がたまり、その膿からも独特な強い悪臭が発生します。 虫歯が進んでズキズキと歯が痛くなってくると、さすがに皆さん歯科医院を受診されますが、神経が死んでしまって痛みがなくても、虫歯で歯に穴が開いていると常に口臭の元になってしまいます(詰め物やかぶせ物の隙間にできた二次虫歯も同様です)。3ヶ月ごとの定期検診で、隠れた虫歯がないかしっかりとチェックしてもらいましょう。 5. 口臭の原因④:舌の表面の汚れ『舌苔(ぜったい)』 鏡でベロを出して見たときに、舌の表面に、食べかすや舌の表面からはがれ落ちた粘膜の組織、そしてお口の細菌が混ざり合ったものが、白い糊(のり)や苔のようにべったりとついている場合があります。 これを専門用語で『舌苔(ぜったい)』と言い、実はお口の中で発生する強烈な臭気の大きな原因となっているのです。 この舌苔は、疲れが溜まって体調が悪かったり、風邪薬や血圧の薬・抗アレルギー薬など「唾液が出にくくなるような副作用のある薬」を服用した時、あるいは口呼吸でお口が乾燥している時などに特に分厚くできやすい傾向があります。 朝起きたときなどに鏡で舌を見て、表面が真っ白になっていたり茶褐色になっていたりしたら、1日1回、丁寧に舌苔を取り除きましょう。 なお、舌苔を取り除く際は、普通の硬い歯ブラシを使用すると舌の表面の味覚を感じる組織(味蕾)や粘膜を傷つけてしまうため、必ず薬局や歯科医院で売っている専用の『舌磨き(舌ブラシ)』を使用するか、濡らした清潔な『ガーゼ』で優しく拭き取るようにしてください。 6. 口臭の原因⑤:『唾液の減少(ドライマウス)』 私たちの唾液には、お口の中の汚れを洗い流してきれいにする『自浄作用』や、細菌の繁殖を抑える『抗菌作用』があります。健康な状態であれば、この唾液の力によってお口の中に残った食べかすや細菌を自然に洗い流すことができるのです。 しかし、加齢やストレス、お薬の副作用、口呼吸など何らかの原因で唾液の分泌が少なくなると(ドライマウス)、この自浄作用が働かなくなり、お口の中で細菌が一気に繁殖して、残った食べかす・歯垢・舌苔から強い悪臭が発生するようになります(朝起きた直後に口臭が強くなるのも、睡眠中に唾液が減るためです)。 体質やお薬の影響でどうしても唾液が出にくい方は、薬局や歯科医院で「お口の中を湿潤させる保湿ジェルやスプレーなどの市販薬・ケア用品」が販売されていますので活用してみましょう。 また、キシリトールガムを噛んだり食事でよく噛んだりすることで唾液腺を刺激して唾液の分泌を促進したり、こまめにお水や緑茶でお口の中を潤してすすぐことでも、唾液の代わりに食べかすを洗い流して口臭を抑えることができます。 以上、今回はお口の中で発生する『口臭の主な原因と対策』についてご説明いたしました。 口臭予防は、ご自身の健康を守るだけでなく、周囲の人と気持ちよく社会生活を営む上での大切な「エチケット」です。 日ごろから、今回ご紹介したような正しい歯磨き・フロス・舌ケア・水分補給といった様々な方法を用いて、口臭の予防に努めましょう。 そして、ご自身のケアだけでは取り除けない「歯石」や「隠れた虫歯・歯周病」を治すため、ぜひ定期的に歯科検診へお越しください。もしも皆さんがご自身の口臭にお悩みでしたら、どうぞ一人で悩まず、お気軽に谷村歯科医院のスタッフまでお声がけくださいね! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
子供の口の中の事故
お正月のニュースでは、お餅を喉に詰まらせてしまうご高齢の方が報道されることがありますよね。 喉に詰まらせてしまうものは、お餅だけではありません。 そして、口の中の事故は、高齢者だけではなく、子供でも起こります。 今回は、『子供ではどのような口の中の事故が起こりやすいですか?』 という質問にお答えしていきたいと思います! 子供の口腔領域の事故としては、歯や口の外傷・誤飲・誤嚥・窒息事故があります。 主として口腔外傷は、『歯の外傷』 と、『軟組織(口唇、歯肉、舌、頬粘膜)の外傷』 に分けられますが、歯の外傷と軟組織の外傷が同時に発生することも少なくありません。 誤飲、誤嚥、窒息事故は3歳未満の低年齢児に起こりやすく、重篤な症状に陥ったり、死亡事故に繋がることもあります。 1 歯の外傷 乳歯の外傷は、歩行が開始されてまだ運動機能が未熟な1歳〜2歳児に多く見られます。 『上顎の乳切歯』 と言われる、上の歯の前歯に受傷します。 転倒や、転落、衝突が原因になります。 低年齢児は頭部の比率が大きいので重心が高く、歩行にもまだ慣れてないので、転倒しやすいのです。 2 軟組織の外傷 軟組織の外傷は、歯の外傷と同時に、口唇、歯肉、口腔粘膜などに裂傷や挫創として生じることがあります。 箸やスプーン、フォークなどの鋭利な器具による口唇や舌、口腔粘膜の損傷は多いです。 歯ブラシによる口腔外傷も1歳〜2歳児に多くなっていて、これらの外傷は食事中や歯磨き中に遊んでいたり、くわえたまま歩き回ることが原因となっています。 先端が鋭利なもの以外の歯ブラシでも、勢いよく転んだりぶつかったりすると、頬粘膜や口蓋、咽頭に突き刺さるので気をつけましょう。 歯ブラシをしているときは必ず座らせる、立ち歩き始めたら歯ブラシを中断させる、歯ブラシは子供の手が届かない所に保管するなど保護者の方の協力も、必要です。 3 誤飲・誤嚥・窒息事故 異物の誤飲、誤嚥、窒息事故は、手に触れたものや興味のある物何でも口に持っていく0歳〜1歳児に起こりやすいです。 薬(錠剤)やタバコ、洗剤、化粧品、コイン、ボタン電池などがよく誤飲されてしまいます。 おもちゃでも小さい部品などは取り出して飲み込んでしまうリスクがあります。 異物の誤飲、誤嚥、窒息事故の予防については、子供の行動をコントロールすることは難しいため、環境の整備で対応する必要があります。 子供がくちに入れると危険なもの(タバコ、化粧品、洗剤など)は、子供の手の届かない所に収納するか、床から1m以上高いところに置くのをオススメします。 食べ物による窒息事故は、高齢者と、3歳以下の乳幼児に起こりやすく、異物の誤飲、誤嚥より頻度が高いといわれています。 3歳以下の乳幼児では、まだ乳歯列完成前で咀嚼機能が充分に獲得されていないので、事故が起こりやすいです。 餅や飴、ピーナッツは事故が起こりやすいことが知られていますが、他にもパン、ミニトマトなどの野菜、リンゴやブドウなどの果物、菓子類でも事故の報告が多くみられます。 丸く詰まりやすいものは、飴、ピーナッツ、ミニトマト、ぶどう、団子類、キャンディーチーズ、枝豆などがあります。 水分を吸ってくっつきやすいものは、パン、餅、菓子類のウエハース、ラムネ菓子、豆菓子などです。 乳歯が生え揃わないと噛み砕きにくいものは、生のニンジン、リンゴ、こんにゃく、ソーセージ、かまぼこなどです。 低年齢児では、乳歯の生え方や、噛む力に、合わせた食べ物をまわりの大人が確認してあたえるようにするのが大切です。 噛みやすいように小さく切ったり、少量ずつ食べさせるようにしてみましょう。 高齢者や低年齢児だけでなく、 どの方もよく噛んでお食事はしましょうね。 よく噛んで食べることで食べ過ぎ防止にもなります。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
【歯科医師解説】歯磨きで新型コロナウイルス予防!お口を清潔に保つことがウイルス感染や肺炎の重症化を防ぐ理由
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 日本でもようやく2月中旬に、新型コロナウイルス感染症のワクチンが届くみたいですね。 しかし、医療従事者から順次始まり、一般の方々への接種は5月頃以降ということなので、新型コロナウイルスのパンデミックが完全に収束するにはまだまだ時間がかかりそうです。それまでは、私たち一人ひとりが各自でできる限りの予防を心がけましょう。 感染の予防方法には、「手洗い・うがい」「マスクの着用」「こまめな換気をする」「人との距離をあける(ソーシャルディスタンス)」「人前で大声を出さない」などいろいろありますが、今回は歯科の視点から『毎日の歯磨きをすることが、新型コロナウイルスの感染を積極的に予防する』という非常に重要なテーマについてご説明していきます。 1. 新型コロナウイルスの主な感染経路は? 新型コロナウイルスは、主に感染者の「咳(せき)」や「くしゃみ」、会話などの際に飛び散るしぶき(飛沫)によって大気中にウイルスが放出され、それを周囲の人が口や鼻から吸い込むことで感染します(飛沫感染・エアロゾル感染)。 また、空気中に飛散したウイルスは、ドアノブ・電話・共用タオル・食器・電車のつり革や手すりなど、私たちが普段何気なく触るところに付着したり、冬の乾燥した空気中にもすぐには死滅せずに長時間とどまったりします。 このように物の表面や空間に残ったウイルスは、数時間はまだ感染力があるといわれており、そこに触れた手で口や鼻、目などの粘膜を触ったり、空気とともに吸い込んだりすることによっても感染するのです(接触感染)。 特に「くしゃみ」をすると、咳以上にウイルスを含んだ飛沫が広範囲に勢いよく飛び散ります。マスクをしていない時に急にくしゃみをする際は、ハンカチやティッシュ、あるいは手や袖(腕の内側)で口元をしっかりと押さえる「咳エチケット」を心がけ、周囲に飛沫を拡散させないようにしましょう。 2. 基本となる感染予防方法を徹底しよう 感染力の強い新型コロナウイルスに対しては、日頃から基本的な予防対策を徹底しましょう。 一時より感染のピークは下がってきた傾向にあるものの、現在の東京都の新規感染者数はまだとても多い状態が続いていますので、いつ・どこで・誰がかかっても決しておかしくありません。 しかし、毎日の予防を正しく徹底することで、新型コロナウイルスの感染リスクは大きく下げて避けることができます。まずは基本となる下記の3つについて確実に実行しましょう。 ① こまめな「手洗い・うがい」と手指消毒 何よりもまず、手をこまめに洗いましょう。「手を洗うこと」はあらゆる感染症予防の中で一番大切です。 外出先から帰ってきたときと、食事をする前には必ず石鹸で手を洗いましょう。普段、私たち人間は無意識のうちに自分の顔(目・鼻・口)を手で何度も触っていますので、ウイルスを粘膜に運ばないよう、手指は常に清潔にしておきましょう。 手を石鹸で洗う際は、ウイルスや汚れが特に残りやすい「爪(つめ)の間」「指の付け根や指の間」「手のひらのくぼみ・手首」を意識して良く洗いましょう。そして、手を洗って水分を拭き取った後に、仕上げとして「アルコールで手指消毒」をするとさらに効果的です。 ② 免疫力を保つ「規則正しい生活」 新型コロナウイルスの感染予防には、体を内側から守る「質の高い十分な睡眠」と「栄養バランスのとれた食事」が大切です。 疲労の蓄積や睡眠不足で基礎体力が無くなると、ウイルスと戦う全身の「免疫力」が低下してしまい、新型コロナウイルスに感染しやすくなります。あまり夜更かしをせず、過度な飲酒も程々にしましょう。 ③ 不要不急の外出を避け、換気の悪い場所で大声を出さない 新型コロナウイルスのワクチンがある程度社会全体に行き渡るまでは、引き続き不要不急の外出はできるだけ避けるようにしましょう。 これまでの集団感染(クラスター)は、密閉された空間で声を大きく出すようなところで多く発生しています。特にカラオケ店や賑やかな飲食店などは空気が淀みやすく、ウイルスを含んだ飛沫によって感染が蔓延しやすい環境にあります。このような場所へ行くのは、新型コロナウイルスが収束した後の楽しみに取っておきましょう。 3. なぜ『歯磨き』で新型コロナウイルスを予防できるのか!? ここまで述べてきた基本的な予防法は、テレビやニュースなどでも連日報じられており、皆さんすでにご存じかと思います。 実は、これらの一般的な予防法に加えて、毎日しっかり『歯を磨く(お口を清潔にする)』ことで、新型コロナウイルスの感染や重症化を防ぐことができるのです。 「なぜ歯を磨くとコロナウイルスの感染を防ぐことができるの?」と不思議に思われるかもしれません。そこには医学的に明確な3つの理由があります。 理由①:お口の細菌が出す酵素『プロテアーゼ』がウイルスの侵入を助けるから 口や鼻から体内に入ってきたコロナウイルスは、まずのどや気道の粘膜に付着します。 本来、私たちの健康な粘膜の表面には「タンパク質の覆い(保護バリア)」があって、外から入ってきたウイルスや細菌が簡単には細胞内へ感染を起こさないような防御の仕組みになっています。 しかし、『プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)』という酵素が粘膜にあると、この大切なタンパク質の覆いを破壊してしまい、コロナウイルスが容易に気道の細胞内へと侵入することができてしまうのです。 そして驚くべきことに、このウイルスの侵入を手助けしてしまう『プロテアーゼ』という酵素は、実は「お口の中の細菌(歯周病菌などの歯垢・歯石に潜む菌)」が作り出しているのです。 そのため、毎日丁寧に歯を磨いたり、歯科医院で歯石を取って口腔内を衛生的に保ったりすることで、この悪玉酵素(プロテアーゼ)の発生を抑え、新型コロナウイルスの粘膜への感染を防ぐことができるのです。 理由②:舌の上の汚れ『舌苔(ぜったい)』がウイルスの受け皿になるから さらに、新型コロナウイルスは、舌(ベロ)の表面に付着している細菌や毒素、そして舌の粘膜に多く存在する受容体(ACE2受容体)を足がかりにして細胞へ入り込みます。コロナウイルスに感染すると初期症状として「味覚障害(味がわからなくなる症状)」が多く起きるのは、このためです。 したがって、感染予防のためには、歯ブラシで歯の表面の歯垢(プラーク)を取り除くと同時に、舌の表面にたまった白い細菌層である『舌苔(ぜったい)』も取り除くようにしましょう。 なお、以前の記事でもご説明した通り、舌の表面を磨く際に普通の硬い歯ブラシを使用すると、味覚を感じるデリケートな組織(味蕾)や粘膜を傷つけてしまいます。薬局や歯科医院で専用の『舌磨き(舌ブラシ)』が売っていますので、舌は必ず専用のツールを使って奥から手前へていねいに優しく磨きましょう。 理由③:お口の細菌による「細菌性肺炎」の併発・重症化を防ぐから また、万が一新型コロナウイルスに感染してしまうと、ウイルスによって肺に炎症が起きる「ウイルス性肺炎」を起こします。 その際にお口の中が不衛生で「歯垢・歯石」がたくさん溜まっていると、ウイルス性肺炎でダメージを受けて弱っている肺の細胞に、唾液とともに誤嚥(ごえん)されたお口の中の虫歯菌や歯周病菌が入り込み、二次的な『細菌性肺炎(誤嚥性肺炎)』へと移行して重症化してしまいます。 特にご年配の方や、糖尿病・心疾患などの基礎疾患をお持ちで免疫力が低下している方の場合、肺に入り込んだお口の細菌がさらに血流に乗って全身へとまわり(敗血症)、最終的には多臓器不全を引き起こして死に至るケースも少なくないのです。 毎日の丁寧な歯磨きと「3ヶ月に1度の歯石除去」で命を守ろう! このように、毎日の歯ブラシなどでお口の衛生状態を良く保つことは、虫歯や歯周病を防ぐだけでなく、新型コロナウイルスの感染そのものを防いだり、万が一感染した際の肺炎の重症化を食い止めたりすることができる非常に有効な防衛策なのです。 毎食後や就寝前にはご自宅でていねいに歯ブラシやフロス・舌ケアを行い、さらに「3ヶ月に1度」は歯科医院の定期検診を受診して、普段の歯磨きでは取りきれない頑固な「歯垢・歯石」を専門の器械で徹底的に除去してもらいましょう。 コロナ禍が収束するまで、あともう少しの辛抱です。 毎日歯をしっかり磨いてお口を清潔に保ち、ウイルス感染にも虫歯・歯周病にも負けない健康な体を作っていきましょう! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
歯の神様について
今回は歯の神様について調べてみました。 日本各地に歯に纏わる神様がたくさんいるのを知っていますか? 少しご紹介します! 真田阿梅・大八の墓(宮城県) 境内の中に真田幸村の娘(阿梅)のお墓があります。 この石像は頬杖をついて瞑想してるポーズをしているので周りの人々が虫歯で痛い頬を押さえているように見えるため、"虫歯の仏" と呼んだそうです。 味噌なめ地蔵(群馬県) 群馬県天桂寺に味噌なめ地蔵が二体います。 このお地蔵さんは口の周りに味噌がたくさんついています。 病や歯痛の時にこのお地蔵さんに味噌を塗り祈願すると治ると言われています。 なぜ味噌かというと、発熱や歯痛の時に味噌を塗ると熱冷ましの効果がある言われているからだそうです。 歯形地蔵(京都府) このお地蔵さんはもともと、"逆さ川地蔵" とよばれていたそうです。 なんで逆さ川地蔵から歯形地蔵になったかというと、昔川の近くに大工の夫婦が暮らしていたそうです。 大工の夫はとても容姿がよく妻は他に取られるのではないかと不安になっていたそう。 ある雨の日に夫が帰って来ず不安になり迎えに行くと、夫が若い女と相合い傘をしているのを目撃したそう。 妻はとても怒り夫に噛みつこうとしました。 夫は驚いて近くにあった逆さ川地蔵の陰に隠れました。 妻は夫の肩に噛み付いたつもりが地蔵に噛み付いていたそう。 妻の歯は地蔵に食い込み離れなくなり妻はそのまま亡くなったそう。 そこにお坊さんが通り過ぎると噛み付いたまま亡くなりかわいそうということでお経を上げると妻は地蔵から離れることができたそうです。 しかし地蔵の肩には妻が噛んだ"歯形"が、残ったそうです。 その後逆さ川地蔵から歯形地蔵になったそうです。 塗りこべ地蔵(京都府) 伏見稲荷神社の一角に鎮座しているそうです。 なぜ塗りこべ地蔵と呼ばれてるかというと、 ①昔土を塗った壁に安置されていたから ②塗り込めという言葉が病を封じ込めるという意味に転じ病の痛み、歯痛を封じるご利益があると自然に塗りこべ地蔵と呼ばれるようになったそうです。 歯神社(大阪府) この神社は大阪府梅田にあります。昔に近くの川が氾濫し梅田が水没しかけたことがありました。 しかしこの神社の大きな石が"歯止め"したことから "歯止めの神様" と言われるようになったそうです。 また、今でも撫で石という石を撫でてから歯痛の部分を撫でると痛みが和ぐとか...。 また、海外でもアポロニアという聖人がいます。彼女は歯を全て抜かれるという拷問を受けて亡くなりました。そのため、彼女は歯に関する全ての守護聖人として崇敬されてきました。 彼女の絵には抜歯するためのはさみが手に握られています。 一部をご紹介しましたが日本だけでもたくさんの歯に関する神様がいました! 是非皆さんも調べてみてくださいね。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
歯ブラシの種類について
歯ブラシは、正しく歯垢を落とすことで虫歯や歯周病、口臭を予防できます。 ですが、自分に合っていない歯ブラシを使うと十分に歯垢を落とせません。 歯ブラシはヘッドの大きさや毛の硬さ、毛先の形状など実に様々な種類があります。 口と歯の状態は1人1人違うため、自分の口と歯の状態に合った歯ブラシを選ぶことが大切です。 ●ヘッドの大きさ ⚪︎大きめ 『大きめ』 サイズは、一度に磨ける面積が広いです。 細かい部分に毛先が届きにくく磨き残しがでやすいですが、高齢の方や歯ブラシを細かく動かすのが苦手な方に向いています。 ⚪︎小さめ 『小さめ』 サイズは、細かい部分や奥歯まで届きやすいです。 歯並びが悪い方や歯ブラシが奥歯に届きにくい方は、ヘッドが小さめの物が向いています。 ●毛の硬さ ⚪︎かため 『かため』 の歯ブラシはしっかりとした磨き心地で、歯垢を落とせます。 ゴシゴシと力を入れて磨くと歯や歯茎を傷める可能性があります。 なので、高齢の方や歯を磨く力が弱い方に向いています。 磨く力をコントロールできる方はかためでも問題はありません。 ⚪︎ふつう 『ふつう』 の硬さの歯ブラシは適度な硬さで扱いやすいため、効率よく歯垢を除去できます。 歯や歯茎の状態が良い方は、「ふつう」の歯ブラシを選ぶのがおすすめです。 ⚪︎やわらかめ 『やわらかめ』 の歯ブラシは歯や歯茎を傷つけにくく、細かいところまで毛先が届きやすいです。 刺激が少なく優しく磨けるので、歯茎に炎症がある方や歯茎が過敏な方、高齢の方などに向いています。 ただ、歯垢を落とす効果が低いので丁寧に磨くようにしましょう。 ● 毛の材質 ⚪︎人工毛 一般的に使われているナイロン製の毛先で、吸水性が低く、細菌が繁殖しにくいです。 ⚪︎自然毛 豚毛や馬毛などの 『自然毛』 を使った歯ブラシは適度な弾力があり、『人工毛』 より柔らかいため歯や歯茎を傷つけにくいです。 ただ、吸水性が高く雑菌が繁殖しやすいです。 ● 毛先の形状 ⚪︎ラウンドカット毛 一般的な歯ブラシは、毛先を丸く加工した 『ラウンドカット毛』 を使用しています。 毛先が丸いため歯茎を傷つけにくく、隙間に引っかからずに入り込むので歯の表面の歯垢を効率よく除去できます。 ⚪︎テーパード毛 『テーパード毛』 は、付け根から先端に向かって毛先の太さがだんだん細くなっています。 歯と歯の間や、歯と歯茎の間に毛先が届きやすく、歯や歯茎への刺激が少ないです。 歯周病ケアをしたい方、やさしい磨き心地が好みの方におすすめです。 ● ブラシの形状 ⚪︎フラット 毛先が平らになっている 『フラット』 タイプは均等に圧力をかけられるため、歯の表面の歯垢を落としやすいです。 ⚪︎山形 市販されている歯ブラシには、毛先が内側と外側の長さが違う 『山形』 にカットしたタイプがあります。 毛先の全体の形を変えることで、歯と歯の間までよく磨けるような工夫がされています。 このように歯ブラシには様々なタイプがあります。 なお、歯ブラシは消耗品です。歯ブラシは毎日使用しますので、段々と毛先が曲がったりすり減ってきてしまいます。 そのため歯ブラシは1ヶ月に1本を目安に定期的に交換しましょう。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
【口腔外科医解説】痛み止めの話
こんにちは、谷村歯科医院 歯科医師・口腔外科医の鈴木 孝美です。 今回は、『痛み止め』についてお話致します。 痛み止めは痛いと思ったとき、飲むお薬ですね。 今回は痛み止めはどうやって、痛みを取るのかをご説明していきたいと思います。 鎮痛剤(痛み止め)には、中に入ってる成分や、効く場所により大きく分けて4種類あります。 ① 非ステロイド性抗炎症薬 ② ステロイド性抗炎症薬 ③ プロスタグランジン製剤 ④ オピオイド ちょっと難しいですよね。痛みといっても、色々病気に使うお薬が日本にも沢山あります。 この中でも、歯医者さんで使う薬は①非ステロイド性抗炎症薬ですので、この種類のお薬のお話を致します。 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) エネセイドという薬のお話です。このエネセイドは、下の英語表記を略しています。 Nonsteroid anti-inflammatory drugs:NSAID(以下NSAIDsと書きます。)s NSAIDsは、抗炎症作用つまりは、痛いと思ったところの炎症を鎮める作用、鎮痛作用、痛みを取る作用、解熱作用、身体全体の熱を下がる作用など様々に効く特徴を持ち、 リウマチ、頭痛、歯痛、外傷、術後痛、発熱に対し、日常の医療で頻繁に用いられています。 しかし、ここであえてお話ししますが、痛いからといって、お医者様に言われた量より多く飲んでも、天井効果といって、痛みを鎮めるには天井がある、つまりは、沢山飲んでもそれ以上の痛み止めの力は得られないと報告されています。 ですから、指示通りの服用をお願い致します。 痛みをどうやってNSAIDsは止めているの? 痛みを感じると(歯、歯茎、頭痛等)その部分の神経細胞自身を作っている膜、身体でいうと皮膚の事ですね、そこからアラキドン酸という痛みを脳にまで感じさせる物質がでます。 このアラキドン酸は、シクロオキシゲナーゼ(COX)やリポキシゲナーゼという身体の分解作用により、さらに、痛みの原因物質である、プロスタグランジンを作ります。このプロスタグランジンこそが、痛みを伝えるなので物質なのです。 NSAIDsは、シクロオキシゲナーゼを止めて、痛みの物質のプロスタグランジンを作らないようにして、痛み止めの力を発揮します。 以下に表で示します。 上の図のように、しかし、NSAIDsの問題点として、シクロオキシゲナーゼ(COX)は、2種類COX1とCOX2があり、COX2のみがで腫れたり炎症に関わるもので、COX1のプロスタグランジンは、悪いことばかりでなくて、、体のを保つ健康を保つのに役立っているのです。 以下に図を示しますが、よく痛み止めを飲んで胃が痛くなったご経験がある方もいらっしゃると思いますが、NSAIDsの作用がCOX1にも影響しているため、胃粘膜の保護を阻害しているからです。 胃が弱い方には、痛み止めと一緒に胃腸薬も処方いたしますので、お申し出ください。 最近では、このCOX2のみに作用する、 セレコックスという痛み止めも開発されています。 代表的なお薬のロキソニンは、COX1,2両方に働いてしまいますが、新しい薬セレコックスは炎症を抑えたいところだけに作用します。 NSAIDsの種類 当院でよく処方いたしますのは、ボルタレンとロキソニンですが、これだけ様々な薬がありますので、患者様のお身体に合わせて考えてまいります。 このほか、解熱鎮痛剤として、アセトアミノフェン(商品名カロナール)があります。アセトアミノフェンは、妊婦の方、喘息のある方などにお飲みになられても安全な薬です。 最後に、このアセトアミノフェンの作用機序についてご説明致します。 上の図のように、アセトアミノフェンは、脳の視床下部に作用して解熱作用、鎮痛作用を発揮します。 直接脳に作用いたしますので、局所の痛みが起こっている場所(歯、歯茎、等)の炎症に対しては、効きませんが、COX阻害作用が弱いので、妊婦の方や、喘息のある方には、安全な痛み止めになります。 今回は痛み止めについてお話しました。研究がすすみ、痛み止めも安全に使用できるので、当院では、患者様の全身のお身体の状態を考えて、お薬の相談も受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。 歯科医師・口腔外科医 鈴木 孝美 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
【歯科医師解説】インプラントに関するQ&A!手術の流れ・期間・費用・寿命・保証制度までよくある9つの疑問に回答
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 虫歯や歯周病、あるいは不慮の事故などで歯を失ってしまった後に、あごの骨に人工の歯根(チタン製のネジ)を埋め込み、その上にかぶせものを入れる治療法を『インプラント治療』といいます。 もしこのインプラント治療という選択肢がなければ、歯が無くなった後は、両隣の健康な歯を削ったり神経をとったりして橋渡しのかぶせものをする「ブリッジ」にするか、あるいは取り外し式の「部分入れ歯」にするしかありません。 しかし、ブリッジにする場合は、本来削る必要のない両隣の健康な歯を大きく削ってしまいますし、失った歯の分の噛む力まで支えている両隣の歯に大きな負担としてのしかかるため、将来的に支えの歯が折れて(破折して)しまうリスクがあります。 一方、部分入れ歯にする場合は、両隣の歯を大きく削らなくてもいい代わりに、笑ったときに金属のばね(金具)が見えてしまったり、お口の中の異物感が強かったり、噛むたびに少しずつ入れ歯が動くので硬いものをしっかり噛むことが難しいという欠点があります。 そのような理由から、残っている周囲の大切な歯を守り、自分の歯と同じようにしっかりと噛める機能を取り戻すため、当院では歯がない部分の治療としては『インプラント治療』をお勧めしております。 とはいえ、インプラント治療は外科手術を伴う治療になりますので、患者さまにとっては「やはり手術が怖い」「万が一の事故やトラブルはないのか」「保証や寿命はどうなっているのか」「費用はいくらかかるのか」など、様々な疑問やご不安があると思います。 そこで今回は、実際に患者さまから寄せられる『インプラント治療に関するよくある9つの質問』をQ&A方式でまとめてみましたので、一つひとつ詳しくご説明していきます。 Q1. インプラント手術はどのように行うのですか? A. まず人工歯根を埋め込む「一次手術」、人工歯根にカバーをつける「二次手術」、「型取り」、「かぶせもののセット」と、通常4つの工程になります。 インプラントの手術自体は、普段の虫歯の治療や抜歯と同じ「部分麻酔(局所麻酔)」を使用して行いますので、入院などの必要はありません。 また、かぶせものを作るための「型取り」に際しては、通常の虫歯治療のようにご自身の歯をキーンという音のする機械で削る工程はありません。さらに、インプラントの場合は「土台(アバットメント)」と「かぶせ物(上部構造)」が技工所で同時に出来上がりますので、型取り自体も1回だけでスムーズに終わります。 Q2. 治療が終わるまでどのくらいの期間がかかりますか? A. 最短で「約3ヶ月」かかります。 歯を失った場所が「下の顎(下顎)」で、周囲の骨がしっかりしている場合は、全体の治療期間として3ヶ月ほどになります。一方、「上の顎(上顎)」の骨は下の顎に比べて骨の質が柔らかいため、インプラントが骨としっかり結合するのを待つために5ヶ月ほど期間を見たほうが安全です。 インプラント(人工歯根)は、あごの骨の中に埋め込んだ後、骨の細胞と強固に結合して固定される(オッセオインテグレーションといいます)までに一定の治癒時間がかかりますので、安全に長く使っていただくためにも、どうしても数ヶ月間の期間が必要になります。 Q3. インプラントの手術がどうしても怖いのですが……。 A. 手術は抜歯と同じ部分麻酔で行い、時間は1〜2時間ほどです。また、不安や恐怖心が強い患者さまには「鎮静処置(静脈内鎮静法)」を行いますので、うとうととリラックスした状態で処置を受けることができます。 実際の手術時間は本数や状態にもよりますが、全体の準備も含めて2時間ほど、処置自体は最短で1時間程度で終わります。もちろん手術中はしっかりと麻酔を効かせていますので、痛みを感じることはありません。 さらに当院では、インプラント手術において豊富な経験を持つベテランの口腔外科医が連携して担当しますので、手術への恐怖心が強い方には「鎮静剤の点滴下(静脈内鎮静法)」で治療することが可能です。 全身麻酔ではないので完全に意識が無くなるということではないのですが、点滴を始めるとお風呂に入っているような心地よいまどろみの状態になり、処置中の恐怖心や不安、緊張がすっかり無くなります(「気づいたら手術が終わっていた」とおっしゃる方がほとんどです)。 Q4. インプラントの寿命はどれくらいですか? A. 治療後にしっかりと定期的なメンテナンスをしていれば、「一生持たせること」も可能です。 インプラントは人工物なので虫歯にはなりませんが、自分の歯ぐきを貫通して立っているため、天然の歯よりは周囲の細菌感染(インプラント周囲炎=歯周病のような状態)に弱いという側面があります。 ただし、現在のインプラント製品は長年の研究によって品質がかなり熟成されており、毎日の丁寧な歯磨きと歯科医院でのしっかりとしたメンテナンスを継続していれば、インプラント本体にほとんど経年変化はありません。 また、上に入れる白い「かぶせもの」の素材についても、従来のセラミック(陶材)だけだと強い噛む力で表面が欠けてしまうことがありますが、当院ではスペースシャトルの断熱材や人工ダイヤモンドにも使われるほどとても頑丈な『ジルコニア』という白い材料を使用していますので、耐久性も非常に優れております。 それでも万が一、不幸にして将来インプラントがだめになって抜去することになったとしても、骨の回復を待てば、患者さまが望まれれば数ヶ月後にまたインプラント治療を行うことができます。 (※ただし、睡眠中の「歯ぎしり」や日中の「食いしばり」が極度に強い方は、想像以上の強い負荷がかかるため、まれに脱落や破損を繰り返してしまうことがあり、インプラント治療が難しい場合があります)。 Q5. インプラントは何歳から(何歳まで)できますか? A. あごの骨の成長が落ち着く「20歳ぐらい」からお勧めしています。上限は「80歳」を一つの目安としています。 時々、中学生や高校生のお子さまがスポーツの事故や転倒・けがなどで前歯を失ってしまった際に、心配された親御さんから「インプラント治療をしてあげたい」とご相談を受けることがあります。 しかし、高校生ぐらいまではまだ体とともに「あごの骨」が成長段階にあるため、その時期に動かないインプラントを埋めてしまうと、周囲の骨や歯の成長とズレが生じてしまうためお勧めできません。 多感なお年頃ですので、特に女の子などは前歯がないと大きなコンプレックスになってしまうことでしょう。そのため、あごの成長が終わるまではインプラント治療はまだ難しいため、見た目と機能を補う「仮歯(接着性のブリッジや取り外し式の義歯など)」を作って成長が止まるまで様子を見ていただいております。 また逆に、「何歳までインプラント治療ができるか」という上限についてですが、当院では『80歳』を一つの区切り・目安とさせていただいております。 もちろん年齢だけでなくお体の全身状態に大きく左右されますので、80歳以上の方でもお元気で手術が可能と判断すればお勧めしますし、逆にさまざまな重い全身疾患がある場合は、ご高齢でなくても安全を第一に考えてお断りしております。 Q6. 金属アレルギーがあるのですが、インプラントは可能でしょうか? A. 医療用の人工関節に主に使われる、アレルギーの極めて少ない「チタン合金」を使用しておりますので基本的に可能です。 当院のインプラント治療では、日本人の骨格に合わせて開発された『京セラ製の純国産チタン合金』のインプラントを使用しております。 「チタン」という金属は、整形外科で腕の関節や股関節などの「人工関節」として体内に一生埋め込まれる医療用金属であり、生体親和性が極めて高く、歯の代わりとしてもとても丈夫で優れた長期安定性を持った素材になります。 これまで当院でもチタンによって金属アレルギーが発生した症例はありませんが、もし重度の金属アレルギーをお持ちでどうしてもご心配な場合は、手術の前に皮膚科にて「チタンに対するアレルギーのパッチテスト」を受けて確認してもらいましょう。 Q7. インプラントは費用がいくらぐらいかかりますか? A. 当院のインプラント治療は、1本あたり合計で「46万2千円(税抜価格 42万円)」になります。 インプラント治療は、私たち歯科医師にとっても非常に高度な知識・技術・設備を要する大変な治療です。手術前のCTなどによる精密な診査と診断、安全で無菌的な外科処置、そして治療後のメインテナンス、さらに信頼性の高い高価な純国産材料やジルコニアの使用などが含まれます。 そのため、当院では基本的に1本あたりの費用内訳を以下のように明確に定めております(すべて消費税10%込みの価格です)。 一次手術(人工歯根の埋入): 22万円 二次手術(頭出し・カバー装着): 2万2千円 インプラント用土台(アバットメント): 5万5千円 上部構造・かぶせもの(ジルコニア): 16万5千円 【1本あたりの合計費用】: 46万2千円(税抜 42万円) なお、お支払いにつきましては、最初に総額を一括でお支払いいただくのではなく、治療の進み具合に合わせて「各工程ごと」にそれぞれ都度お支払いいただく形をとっておりますのでご安心ください。また、お支払いには各種クレジットカードがご使用いただけます。 Q8. インプラント治療には「保証」はあるのでしょうか? A. はい、骨に埋め込む「人工歯根で10年」、上の「かぶせものは5年」の保証期間を設けております。 先ほどもお伝えした通り、適切な位置に正しく埋入されたインプラントは、患者さまご自身の毎日のセルフケアと、歯科医院での定期的なメインテナンスをしっかりと行うことで、一生に近い期間持たせることが可能です。 そのため、当院では治療後も患者さまに安心してお使いいただけるよう、人工歯根(フィクスチャー)に10年間、かぶせもの(上部構造)に5年間という長期の保証制度を設けております。 ただし、極度に強い歯ぎしりや食いしばりがある方や、ご自身の残っている歯の本数が少なくてインプラントばかりに噛む力が集中してしまうようなケースでは、想定外の破折のリスクが高いため、まれに保証の対象外となる場合があります(事前にしっかりとご説明いたします)。 Q9. インプラントができない場合はどんな時ですか? A. 年齢や全身の病気(全身疾患)、喫煙習慣、またはメンテナンスに通えない場合などはできないことがあります。 年齢に関してはQ5でお話ししたとおりですが、お体の病気(全身疾患)としては、以下のようなケースでは手術のリスクや骨が結合しないリスクが高いため、インプラント治療はほぼ不可能です。 重度の骨粗鬆症(ビスフォスフォネート系薬剤等を服用中の方を含む) コントロールされていない重度の糖尿病・肝臓病・心臓疾患・血液疾患のある人 最近、大きな病気で全身麻酔による手術を受けたばかりの人 薬物やアルコール依存症の人、重度のヘビースモーカーの人 先天性の骨形成不全の人 顎や頭頸部のがんなどで放射線治療を受けた人 また、全身の病気以外にも、上の奥歯の手術において、骨の上にある『上顎洞(じょうがくどう)』という鼻の横の空洞内が蓄膿症(副鼻腔炎)などで腫れている場合で、手術の際にこの空洞を触れる可能性がある場合も、感染を防ぐためそのままでは手術ができません(先に耳鼻科等で治療が必要です)。 さらに、非常に重要な点として、インプラントは「一度入れたら何もしなくていいメンテナンスフリーの歯」ではありません。そのため、毎日の丁寧な歯ブラシや、治療後の「定期検診(メンテナンス)」の重要性をどうしてもご理解いただけない場合も、術後にインプラント周囲炎を起こして予後不良・トラブルになりやすいため、当院では治療をお断りしています。 また、「喫煙(タバコ)」は歯ぐきの血流を悪化させ、手術後の傷や骨の回復を大幅に遅らせます。細菌感染に対しても弱くなり、せっかく埋めたインプラントが骨と結合せずに脱落するリスクが跳ね上がりますので、インプラント治療を受けられる方には禁煙を強くお勧めしています。 「あごの骨が足りない」と他院で断られた方も一度ご相談ください! 一方で、これら全身の制限とは逆に、「歯周病などで痩せてしまって、あごの骨の厚みや高さが足りない」という理由だけであれば、現在では『人工骨(骨補填材)』などを適切に使用して骨を造る処置(骨造成)を行うことで、ほとんどの状態でインプラント治療が可能です。 もしこれまでに他院で「あなたはあごの骨が足りないのでインプラントができません」と言われた経験がある方でも、ぜひ諦めずに一度当院までご相談ください。 ご希望の方に院長執筆『インプラントに関する小冊子』を差し上げています 当院では、インプラント治療を検討されている患者さまに正しい知識を持っていただけるよう、私(院長・谷村)が執筆した『インプラントに関する小冊子』(希望小売価格 1,100円)を、ご希望される患者さまに無料で差し上げております。 インプラント治療に関するさらなるご質問や、ご自身のお口にインプラントが可能かどうかの個別相談がありましたら、どうぞお気軽に谷村歯科医院のスタッフまでお声がけください! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
-
洗口液について
今回のテーマは 『洗口液』 についてです! みなさん普段洗口液は使っていますか? この呼び方よりは、『マウスウオッシュ』 などと言ったほうが馴染みのある方も多いかもしれないですね! そのなかで私たちが薬局やスーパーなどで一般に購入できるのは、「医薬部外品」「化粧品」で、さらに「医薬部外品」「化粧品」に分類される洗口剤を、その用途から見るとまた2つにわかれます。 ①口に含んでゆすいだあと吐き出す洗口液 ②いわゆる歯みがき剤と同じように使用する液体歯みがきです。 パッケージにはどちらか書いてありますが、よくわからないっていう方も多いようです。 今回は特に洗口液について詳しく説明していきます! ・『洗口液』とは 主に、お口の細菌を殺菌する為や、口臭を抑えるために使用します。 歯磨きだけでは、歯と歯の間の汚れは除去しにくいので、洗口液を使用することで歯の隙間に浸透し、効果が得られます。なので歯磨きの後の仕上げに洗口液を使用すると良いです! 洗口液を使うと口の中に爽快感がひろがり、歯の表面もつるつるして、歯みがきの代わりになるような感じがします。 しかし、実際は歯と歯の境目や歯と歯茎の間に溜まったプラーク(歯垢)は、ブラッシングをしないと取り除くことが出来ません。 洗口液はあくまで、ブラッシングの補助的役割だと考えてください。 補助的役割と言っても歯みがきと併用することで、予防効果が期待できます! ・洗口液の使い方 ブラッシング後に適量(10~20ml)を口に含んでクチュクチュすすぎます。 マウスウォッシュをなるべく全体に行き渡らせることが、使用効果を高めるポイントです! またマウスウォッシュを口に含んですぐに吐き出してしまうと洗口液が薄まって効果が落ちてしまいます。15秒から30秒ほどゆすいでから吐き出すようにしましょう。 そしておすすめの使用する時間帯は、就寝前の使用です。 寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、細菌が繁殖しやすい環境になるからです。 朝起きたとき、口臭が気になる方や口の中がネバネバするような方も使ってみてください! ・洗口液の選び方 歯周病や口臭の予防には、殺菌作用、消炎作用、歯石沈着防止作用などの成分を含んだものを使うとよいでしょう。 口臭の主な原因である歯周病菌を殺菌したり、プラークが歯に付着しにくくします。 虫歯予防に効果があるのは、フッ素成分が含まれる洗口液です。 フッ素は、歯の再石灰化を促進する効果や歯の表面のエナメル質を強化する効果があるので初期虫歯に有効的です。 またお口の中に口内炎などの炎症がある人は低刺激なノンアルコールタイプを選ぶようにしましょう。 アルコールには、口臭の原因菌を殺菌する働きもありますが、大部分は清涼感が得られるというメリットのために配合されています。 そのため、アルコールによるピリピリとした刺激が苦手な人やお口の中にに炎症がある人は、無理をせずに刺激の少ないノンアルコールタイプを選ぶと良いです。 洗口液には様々な成分が配合されているのでパッケージの記載をチェックしてご自身にあったものを選んでみてください! 洗口液は手軽に使用できるので、歯みがきに加え、普段のエチケットとして使用するのもよいでしょう。 最近はお口の健康を気にかける方も増えてきて、口腔ケア製品も多様になってきました。 正しい使い方を守って、お口の健康を保ちましょう! ホームケアに関しても何か分からないことがあれば私たち歯科衛生士や歯科医師に気軽にご相談くださいっ! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7