お知らせ
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歯とお口に関するマメ知識
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。今回は、『歯とお口に関するミニ知識』 をクイズ形式で説明していきます。知っているようで意外と知らない歯とお口に関するウソとホント。皆さんは知っていますか?1 『歯垢』 は食べかすが集まったもの?答え ×歯垢とは、食べかすを餌に増えた細菌が集まったものです。歯ブラシをしなかったり、歯垢が取れていないと唾液の中のカルシウムと結合して3ヶ月経つと硬い 『歯石』 になります。歯石はそれ自体に毒性があるわけではありませんが表面はとてもザラついていて、歯周病菌や虫歯菌が付きやすく結果として歯周病や虫歯ができやすくなってしまいます。一度歯石が付くと歯ブラシでとることができなくなってしまうため、歯科医院で定期的に歯石を取り除いてもらいましょう。2 コーラを飲み過ぎると歯が溶ける?答え ○コーラを始めとする甘い炭酸飲料水やスポーツドリンクさらにお酢などには、かなり強い 『酸』 が含まれています。歯は人体の中で一番硬い組織なのですが、酸に触れると溶けてしまいます。通常は歯の表面は 『ペリクル』 という酸から歯を守る膜で覆われており、簡単には溶けることがありません。また歯がごくわずかの量溶けたとしても、また歯ができる 『再石灰化』 が起きるため問題はありません。しかし歯が多量の酸、高濃度の酸に触れたり長時間酸にさらされてしまうと歯は徐々に溶けていき元に戻らなくなってしまいます。たとえどこにでも売っているコーラでも大量に飲んだり、ダラダラ飲みをしていると歯が溶けてしまうのです。歯が酸によって溶けてしまった状態を 『酸蝕歯(さんしょくし)』 といい、酸を扱っている工場では定期検診が義務づけられています。3 歯垢の中の細菌は数は大便の中よりも多い?答え ○とてもビックリしますが、歯垢の中の細菌数は1g中に100~1000億個!も存在します。大便の中の細菌数は1g中に1000万個ほどですから、いかに歯垢が細菌の固まりだということがよくわかりますよね。お口の中がネバネバしたカスで覆われている場合、それは食べかすではなくて膨大な数の細菌の塊なのです。毎日の歯ブラシで歯垢をしっかりと落としましょう!4 歯ブラシは食後30分以内に磨いた方がいい?答え ×この答えも皆さんエッと思われたかもしれません。歯科医院でも歯ブラシ指導のたびに、「食べたらすぐに磨きましょうね」 といわれますからね。確かに昔は、「食後30分以内に3分以上、一日に3回は歯を磨きましょう」 といわれてきました。今でもこのように指導している歯科医院はとても多いです。しかし食後30分以内のお口の中はまだ飲食物によって酸性になっていて、また食べかすがお口の中に残っていてその状態で歯を磨くと歯を逆に傷つけてしまいます。そのため最近では、30分ほど経ってお口の中が唾液でだいぶ洗い流されてから(自浄作用)、歯を磨くほうがいいとされています。また歯ブラシも毎食後に磨くよりは、唾液が少なくなって細菌が繁殖する就寝前と起床後すぐに歯ブラシをするほうがおすすめです。5 飛行機に乗る時は虫歯があるとよくない?答え ○飛行機は上空約10,000mの高度で飛行します。もちろん機内は与圧されていますが、それでも標高2,000メートルと同じぐらいの低い気圧です。このような状態に急になると、虫歯になっている歯は歯の神経(歯髄)に刺激が加わり激痛が生じることがあります。また歯の根の先に病巣があったり治療中の場合も、気圧の変化で痛みが生じることがあります。飛行機とは逆に海の中も通常よりも気圧が高くなることで、虫歯があると痛くなってしまいます。海でスキューバダイビングを楽しむ人は、前もって虫歯を治してしまいましょう。ちなみに自衛隊の潜水艦勤務の人は、虫歯があると業務に支障がでてしまうため潜水艦に乗ることができないとのことですよ。我々の生活している大気圧と歯は大きく関係しているのですね。
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【活動報告】インディアナ大学歯学部インプラントコース修了式と英語での症例発表!客員研究員に就任しました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 6月9日に、昨年から1年間にわたって受講してきたアメリカの名門『インディアナ大学歯学部(Indiana University School of Dentistry)』インプラントコースの最終講義と修了表彰式が開催され、出席してまいりました。 このコースは1年を通じた本格的なプログラムとなっており、先日の4月には修了必須科目としてグアム大学での「解剖実習と認定試験」も行われました。 4月に行われたグアム大学での実習の様子はこちら インプラント治療は、外科処置から噛み合わせの構築まで、極めて高度な技術と幅広い医学的知識が要求される治療です。 一度学んだからといって満足するのではなく、常に世界の最新治療技術を取り入れたり、解剖学などの基礎を徹底的に見直したりして、自分自身の知識と技術を日々バージョンアップさせ続けることが、患者さまの安全を守る上で何よりも重要だと考えています。 このインディアナ大学のインプラントコースの座学は東京で開催されますが、毎回インディアナ大学歯学部の現役の教授陣がわざわざアメリカから来日して直接講義を行ってくださいます。特に、昨年6月の開講式と今回の修了式という節目の回には、歯学部長の先生ご自身も来日されるという非常に格式高いプログラムです。 有明での最終講義と、喫煙がインプラントに及ぼす悪影響 今回の最終講義および修了式は、東京・有明にあるホテルの大きな国際会議場で開催されました。 会場には、私と同じく1年間のカリキュラムを走り抜いた今年の卒業生(修了生)たちと、これから次年度のコースを受講する新しい先生方も一堂に会し、熱気に包まれていました。 午前から夕方にかけて行われた最終講義も、非常に豪華で濃密なラインナップでした。 まずはインディアナ大学歯学部長のJohn N. Williams先生の講義から始まり、続いて4月のグアム解剖実習でもお世話になった医学部解剖学教授のDavid B. Burr先生による「成功する歯科インプラント外科手術における解剖学の持つ重要性」、歯周病学教授のVanchit John先生、そして補綴学(かぶせ物)教授のDean Morton先生による講義が夕方までみっちりと行われました。 講義の中で改めて強調されていたのが、インプラントの長期的な成功率を左右するリスク要因(Complications:偶発症・合併症)についてです。 噛み合わせの強い力や細菌感染など、インプラントに悪影響を与える要素はいくつかありますが、中でも「喫煙(タバコ)」はインプラントに極めて大きな悪影響を与えます。タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は、歯ぐきの毛細血管を収縮させて血流を悪化させ、インプラントと骨が結合するのを妨げるだけでなく、免疫力を下げて「インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)」を引き起こす最大の原因となります。インプラントを一生モノとして長持ちさせるためには、やはり禁煙や徹底したプロフェッショナルケアが欠かせません。 念願の「フェロー認定証」授与式 すべての講義が終了した後、いよいよ待ちに待った修了授賞式が執り行われました。 1年間の厳しいコースをすべて修了し試験に合格すると、インディアナ大学歯学部より『フェロー(Fellow)認定証』が授与されます。 壇上でアメリカ国旗(星条旗)を背に、来日された教授陣お一人おひとりと固い握手を交わした後、全員で記念撮影を行いました。歯科医師になって何年経っても、こうして努力が実を結んで表彰される瞬間というのは、やはり一番嬉しく誇らしいものですね。 さらなる高みへ!英語での症例発表と「客員研究員」への就任 実は私、今回の1年間のフェロー受講コースとは別に、さらに一段階上のステージである『インディアナ大学歯学部 客員研究員(Visiting Scholar / 役員)』へステップアップするための申請を密かに行っておりました。 この「客員研究員」として大学から正式に認められるためには、ただ講義を受けるだけでなく、自らの臨床における「症例発表(ケースプレゼンテーション)」を行って審査を通過しなければなりません。 症例発表にはスピーチ形式やポスター発表などの形式がありますが、私はこの日のために日々の診療の合間を縫って、特大の学術ポスターを制作いたしました。 こちらが、会場に掲示された私の症例発表ポスター(テーマ:『Uncovering Implant Head with 940-nm Diode Laser』/940nm半導体レーザーを用いたインプラント二次手術の症例)です。私が得意とするレーザー治療とインプラント治療を組み合わせ、患者さまの痛みや腫れを最小限に抑えた臨床ケースをまとめました。 このポスターの前で、インディアナ大学の教授陣が一人ずつ順番に閲覧し、厳しい目で内容をチェックしていきます。もちろんアメリカの大学ですから、ポスターの文章も質疑応答も「すべて英語」になります。準備は本当に大変でしたが、なんとか教授陣にもしっかりと評価していただけるクオリティに仕上げることができました。 そして、先ほどのフェロー授賞式と同時に、無事に審査を通過して『客員研究員(Visiting Implant Research Fellow)』の承認式も開催されました! 手に持っている盾は、一見すると先ほどの年間コースの認定証と同じように見えますが、こちらは「客員研究員」の特別な認定証です。先ほどのフェロー認定証よりも額が一回り大きく重厚で、なんと6人の教授陣全員の「直筆サイン」が書き込まれています(フェロー認定証のサインは印刷のみです)。 式の後には、医学部解剖学教授のDr. Burrと個人的に記念撮影をしていただきました。 4月のグアム大学での解剖実習では本当に大変お世話になりましたが、あの実習がこれほどまでに深く自分の血肉となったのも、Dr. Burrの妥協のない熱心で厳しいご指導の賜物です。心から感謝をお伝えしました。 ちなみに、来年のグアム大学での解剖実習も、参加費を支払えば卒業生が「オブザーバー」として再び一緒に参加することができるそうです。解剖の知識は何度復習しても得るものがあるため、来年も参加しようかどうか現在前向きに検討中です! 1年間にわたるインディアナ大学での学びと、客員研究員としての名誉ある認定を糧に、これからも当院にご来院いただいた患者さまへ世界基準の安全・確実なインプラント治療をご提供できるよう、さらなる研鑽を続けてまいります! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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虫歯は遺伝…!?
今日は虫歯は遺伝するのかについてお話したいと思います。 虫歯が遺伝だと思っている人は多いかと思います。 実際患者さんとお話していても、親の虫歯が多いと子どもも虫歯は遺伝すると思っている人が意外と多いように感じます。 しかし虫歯は遺伝ではなく、赤ちゃんの頃に大人から虫歯の菌が感染したことが原因なのです。 口の中にはたくさんの細菌が住んでいます。 虫歯の原因であるミュータンス菌は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいません。 実は、両親やおばあちゃんやおじいちゃんなど身のまわりにいる大人によって、赤ちゃんがミュータンス菌に感染してしまうのです。 大人が口をつけた箸やスプーンで赤ちゃんにごはんを食べさせたり、大人の食べかけを赤ちゃんに食べさせたり、可愛くてキスをしてしまうなど、そのようなことが原因で、両親のミュータンス菌が赤ちゃんの口の中に入って感染してしまい、将来虫歯になる危険性を高めるのです。 現在、虫歯になってしまっている人はもちろん、過去に虫歯になったことがある人は必ずミュータンス菌を持っており、その割合は日本人の約9割にのぼると言われています。 [虫歯菌に感染させないために] 赤ちゃんへのミュータンス菌の感染を防ぐには、次のような方法があります。 1、赤ちゃんが生まれる前にお母さん、お父さん、おじいちゃんなど同居する家族の虫歯や歯周病の治療、歯石取りや歯のクリーニングなどを行い、口の中の細菌の数を減らす。 2、生後1歳前後まで、食べ物の口移しや食べかけを与えない。 スプーンや箸などの食器は、赤ちゃんと大人とそれぞれ別のものを使う。 哺乳瓶には虫歯菌が増える砂糖の入ったジュース、スポーツドリンク、乳酸菌飲料などを入れて飲ませないようにする。 3、1~3歳ごろまでは食事や間食に砂糖の多く含んだ食べ物はできるだけ食べさせないように気をつける。 また毎日の歯みがき、歯科医院でのフッ素塗布などの予防処置をおこなう。 ここまで色々と注意点を挙げましたが、虫歯菌の感染を怖がって、赤ちゃんとのふれあいを控える必要はありません。 スキンシップをはかる前に、まず周りにいる大人の口腔内を清潔にすることを心がけましょう。 また歯が生えてきたら、早めに歯ブラシに慣れさせて毎日歯磨きをすることも大切なのです。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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『デンタルフロス』の種類について
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。皆さん毎日しっかりと歯は磨いていますでしょうか?普段自分でできるお口のケアは歯ブラシを使用したブラッシングが基本ですが、できれば歯ブラシに加えて 『デンタルフロス』 も使用してみましょう。『デンタルフロス』 とは、おもにナイロンでできた歯と歯の間を掃除するための細い糸のことです。この糸ですが、1本の糸のように見えますが、実は無数のもっと細い糸が束ねてあり細い隙間の歯垢や食べかすを効率的に取り除くことができるのです。最近日本でもこのデンタルフロスを日常のお口のケアに取り入れている人が増えてきましたが、アメリカや北欧などではデンタルフロスを歯ブラシと併せて使用する人がとても多いのです。歯ブラシだけだと、歯と歯の隙間に磨き残しができてしまいます。大人の虫歯はこの歯と歯の隙間から発生する場合がほとんどなのです。治療費が高額なアメリカや口腔ケアの意識が高い北欧では、日常的にこのデンタルフロスを使っているのです。そこで今回はこの 『デンタルフロス』 の種類について説明していきます。薬局やスーパーに行くと様々な種類のデンタルフロスが販売されています。ただの糸に見えるデンタルフロスですが、よく見ると付加価値をつけたものや材質を工夫したものなど数多くの種類があります。① ワックスがコーティングされているタイプデンタルフロスの定番のタイプになります。糸にコーティングがないと歯と歯の間の抵抗が強すぎて入りずらいため、滑りをよくするワックスがコーティングされています。万能タイプなので、デンタルフロス選びに迷ったらこれを選べば間違いないでしょう。② ワックスのないタイプワックス付きは滑りがよくなる反面、歯垢の引っかかりが弱くなってしまいます。ワックスのないタイプだと、デンタルフロスを動かすと確実に歯垢や食べかすをキャッチすることができます。しかしワックス無しは歯と歯の間に入れることが難しく、無理に入れることで歯ぐきを傷つけてしまったり詰め物や金属のすきまに引っかかってちぎれたり詰め物がとれてしまうことがあります。そのためワックスなしは、主に歯と歯の間があいていてワックス付きだとスカスカで歯垢や食べかすが残ってしまう人にお勧めです。③ 機能が付加されたタイプデンタルフロスにミント味やホワイトニング効果を持たせたものがあります。ミント味は歯磨き粉と同じく使用後に爽快感が味わえるので、定期的に使用するためのモチベーションを維持する効果が期待されます。またホワイトニングの成分が染み込んだデンタルフロスもあります。しかしこれだけで劇的に歯が白くなるということは期待できません。④ 1本のテープタイプ通常のタイプは細い糸を束ねて1本のデンタルフロスにしていますが、実際に1本でできたタイプもあります。このタイプは横長のテープの形をしていてとても頑丈です。フロスを歯と歯の間に通すとすぐ切れてしまうという人にオススメです。⑤ スーパーフロスタイプスーパーフロスとはすでにカットされているフロスの先端が硬くなっていて、そのさきがスポンジ状になっているタイプです。ブリッジが入っている人はかぶせものがつながっているので、デンタルフロスを通すことができません、しかしスーパーフロスは先端が硬いので、横から歯間ブラシのように入れてブリッジの間の下の部分も磨くことができます。⑥ プラスチックホルダータイプ1.5センチほどの両端がプラスチックで固定されて持ち手が付いたタイプです。糸だけだとなかなか使うのが難しい人でも易しく使えます。何度も使うと衛生面で問題で、毎回使い捨てるとコストが割高になるのが欠点です。デンタルフロスは上手に使うと虫歯予防に最適です。歯と歯の間の隙間がとても大きい人や歯周病で歯ぐきが退縮した人はデンタルフロスではなく針金にナイロンの毛が、 『歯間ブラシ』 の使用をおすすめします。歯ブラシとデンタルフロス、そして定期的な歯科検診でいつまでも健康な歯と歯ぐきを手に入れましょう!
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虫歯がないと歯周病にはならない?
今日は、『歯周病』 について少しお話したいと思います。 「歯肉からの出血はよくあることで、放っておけば治る!」......なんて思っている方はいませんか? それは、おおきな間違いです!!!!!! 歯肉から出血があるということは、歯肉が腫れていて炎症が起きている証拠です。 磨き残しの汚れ(歯垢、プラーク)や、歯石が固まってついていると、歯肉は腫れてきます。 そのまま放置していると、歯周病がどんどん進んでしまい、歯がグラグラしてきたり、痛みが出てきた時にはすでに重度の歯周病になってしまっているケースもあります! 「虫歯がないから歯周病にならない!」......そう思ってる方もきっといますよね? それは大きな間違いです。 なぜなら、虫歯の菌と、歯周病の菌は種類が違うんですっ!!!!!! 専門的に言うと、虫歯菌は 『ミュータンス菌』 という菌が原因で虫歯になります。 歯周病の名前が長いのですが、 『アクチノバチルス・アクチノマイセテムコミタンス』、『プロフィロモナス・ジンジバーリス』 という種類の菌が歯周病の原因菌です。 なので、虫歯がないから大丈夫!と、油断してはいけませんね! また、「歯周病で歯が抜けても、インプラント治療すれば大丈夫!」と、おもっている方はいませんか? インプラント治療とは、歯が抜けてしまったところに人工歯根を埋入して、被せ物を被せて噛めるようにする治療です。 お口の中のケアが出来ず歯周病になってしまった方が 『インプラント治療』 を行っても、インプラントの周りが炎症をおこしてしまう、 『インプラント周囲炎』 になる場合もあります。インプラント周囲炎になると、せっかく埋入したインプラントも抜け落ちてしまいます!! 歯が抜けても大丈夫!と、思わずに、自分の歯をなるべく残せるようにしましょう! 特にタバコを吸う方は、体の免疫力が低下するのでかなりの確率で歯周病になってしまいます。 せっかく入れたインプラントも、インプラント周囲炎になりやすくなってしまうので、禁煙するようにがんばりましょう! その他にも歯周病は、 『早産』 や 『低体重児出産』 とも関係しています。 歯周病も感染症なので、歯周病にかかった歯周組織から出てくる炎症の菌が血液中に混ざり、子宮頚管を柔らかくして子宮を収縮させてしまうため、早産になりやすくなるそうです。 妊娠中は、つわりのせいで歯磨きが充分にできなかったり、ホルモンの影響で歯周病菌が増えたり、食事の時間が不規則になったりと、虫歯や歯周病になりやすいです。 お口のトラブルが大きくなる前に、歯科検診の受診をオススメします。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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『メタボ』と歯周病の関係は?
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。皆さん、毎年定期健康診断や人間ドックを受診していますか?その際『メタボ』のチェックがありますが、それに引っかかった人はいますでしょうか?最近コンビニやスーパーなどでは脂肪を吸収しにくくするお茶などがとても人気で、『トクホ』に認定されて多くの種類販売されています。これらのお茶をメタボや肥満対策で、定期的に摂取している人は多いみたいですね。ところでこの『メタボ』ですが、これはメタボリック症候群(Metabolic syndrome)の略です。『メタボ』イコール肥満や健康に悪いというイメージがあると思いますが、今回はこの『メタボ』がお口の中の歯周病とどう関係があるのかということを説明していきます。1 メタボリック症候群とは平成28年の厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要」によると、成人男性の31.3%、成人女性の24.2%と、それぞれ3割と2割もの人が肥満とのことです。そしてメタボリック症候群が強く疑われる人は、成人男子の実に2人に1人!、女子の5人に1人と推定されています。この『肥満』と、『メタボリック症候群』とはどう違うのでしょうか?肥満の状態には大きく2種類あり、『皮下脂肪型』と『内臓脂肪型』に分けられます。『内臓脂肪型』は『皮下脂肪型』:肥満よりも病気のリスクが高く、高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中・高脂血症などの成人病や生活習慣病を引き起こしやすくします。『メタボリック症候群』とは、この高リスクな内臓脂肪が増加して生活習慣病や血管に起因する病気になりやすくなっている状態をいいます。メタボリック症候群イコール内臓脂肪症候群なのです。ちなみに健康診断でメタボのチェックがありますがその基準は、ウエスト周りが男性で85cm以上、女性で90cm以上となっています。ウエストのサイズだけでメタボかどうか正確な判断はできませんが、これらの数値に近い人は生活習慣を見直したほうがいいでしょう。2 メタボリック症候群と歯周病の関係は?『歯周病』とは歯と歯茎の間の歯周ポケットから歯周病菌が侵入し、炎症によって歯を支えている骨を溶かして最終的に歯が抜けてしまう病気です。メタボリック症候群の状態の人は内臓脂肪が多く、血管の中も脂肪が蓄積して血流が悪くなっています。血流が悪いと血液がどろどろになって、栄養や酸素を全身に運ぶ能力が低下してしまいます。そうすると免疫力も低下して歯ぐきの血流も悪化して、歯周病にとてもなりやすい状態になっていますのです。また歯周病の人は病原菌が血流にのって心臓や全身に回るため重篤な病気の原因になったり、逆にメタボリック症候群の進行を進めてしまうことが分かっています。3 歯周病を治してメタボを改善しましょう『メタボ』を改善すると同時に、歯周病の治療や予防をすることがとても大切です。そのためにはこれらのことを心がけましょう。・生活習慣を改める食べ過ぎない、糖分や脂肪、炭水化物を控えめにする、タバコを控える、適度な運動、十分な睡眠をとる、ストレスをためない。・お口の中を清潔にする食後30分したら歯を磨く、歯ブラシのほかにも歯間ブラシやデンタルフロス、マウスウォッシュを併用する。・定期的に歯石を取る歯垢歯石はセルフケアだけでは取り切れません。3か月に一度は歯科医院で歯垢・歯石をプロのケアで取り除くことが大切です。しっかりと噛めることが消化を助け、メタボリック症候群を予防します。定期検診と規則正しい生活で、歯周病とメタボリック症候群を予防しましょう。
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歯科衛生士のお仕事
みなさんは、『歯科衛生士』の仕事内容をご存知ですか? 歯科衛生士は歯科医師の指導のもと、歯科予防処置・歯科診療補助および歯科保健指導等を行う専門士です。 この歯科予防処置・歯科診療補助・歯科保健指導は歯科衛生士の三大業務とも言われています。 《歯科予防処置》 名前の通り、虫歯や歯周病など歯科疾患を予防するために、フッ素塗布を行ったり歯垢、歯石を取ったりすることです。 フッ素塗布は国家資格を持っている歯科医師または歯科衛生士のみができる業務です。 《歯科診療補助》 患者さんに安全で安心して治療を受けていただけるため歯科医師の指示のもと治療の補助を行います。 また、器具の準備や管理、消毒、滅菌も行います。 《歯科保健指導》 小さな子供からお年寄りまでの歯の磨き方や食生活について専門的な指導をします。 患者さんが家に帰ってからも正しく歯を磨いたりケアができるように指導します。 また、歯科衛生士が活躍する場は歯科医院だけではなく、保健所で1歳6ヶ月検診や3歳児検診で歯並びの相談を受けたり、歯の磨き方、間食指導も行っています。 他にも、病院、介護保険施設、事業所、歯科衛生士学校の先生などがあります。 そんな歯科衛生士を育てる学校は日本にどのくらいあると思いますか? 北海道 12校 東北 12校 関東/甲信越 52校 東海 21校 近畿/北陸 25校 中国/四国 21校 九州/沖縄 23校 計166校 日本には166校もの歯科衛生士学校があるんです。 では、どのような勉強するのでしょうか。 《1年生》 基礎分野を勉強します。 口の中だけではなく、体全体の構造や仕組み、薬理学や病理学、歯科に関する英語も勉強します。 そしてアシスタント基礎の勉強も始まります。 《2年生》 いよいよ基礎科目を活かし臨床科目を勉強します。 歯科矯正学や口腔外科、歯周病学、放射線学などなど専門的なことです。 また、歯周ポケットの深さを測ったり、歯石をとったりする相互実習も始まります。 《3年生》 いよいよ大学病院や歯科医院などでの実習が始まります。 2年生の実習ではクラスメイトに行なっていた相互実習も3年生では実際に患者さんに行うため、様々な場面で学んだ知識を活かさなければなりません。 3年生の中旬からは就職活動や国家試験勉強が始まります。 試験に合格して初めて 『歯科衛生士』 と呼ばれます。 3年間培った技術や知識を活かして患者さんに笑顔で帰っていただけるように頑張りますので、よろしくお願いします。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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【活動報告】インディアナ大学インプラントコース海外研修でグアム大学へ!解剖実習と認定医試験に合格しました
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 4月20日に、グアムにある『グアム大学(University of Guam)』にて開催された解剖学の海外研修と認定試験に参加してまいりました。 今年の4月はアメリカ本土の学会へ行ったり、ゴールデンウィークの大型連休前で診療を長く休むわけにはいかなかったりと非常に忙しかったため、2泊3日というかなりタイトな弾丸スケジュールでの渡航となりました。 以前のブログでもご報告いたしましたが、私は昨年より1年間のカリキュラムでアメリカの名門『インディアナ大学歯学部(Indiana University School of Dentistry)』のインプラントコースを受講しております。今回のグアム大学での海外解剖研修と試験は、この年間コースの修了認定を受けるための「必須科目」となっていました。 インディアナ大学歯学部のインプラントコース第一回目の受講の様子はこちら 常夏のグアムへ到着!リゾート気分はお預けで早朝集合 現地に到着し、まずは集合場所となっているホテルへと向かいました。全国から集まった今回のコース受講者は約25名ほどです。 この日のグアムの気温はなんと「31度」もあり、東京から向かうと真夏のような猛烈な暑さでした。 研修当日は、朝7時20分という早朝にホテルのロビーへ集合です。 集合時間はとても早かったのですが、アメリカ本土の学会へ行く時と違って、グアムは日本との時差が「わずか1時間」しかありません。深刻な時差ボケに悩まされることなく、朝からスッキリとした頭で研修に臨めるのは本当にありがたいですね。 ロビーに集まった先生方と何台かの車に分乗し、さっそく本日の舞台であるグアム大学へと向かいます。目の前には美しい南国の海が広がっており、普段ならビーチでのんびりしたいところですが、今回は厳しい研修と試験が待っているため、残念ながらリゾート気分は完全にお預けです(笑)。 グアム大学へ到着!外科手術の基礎である「解剖学」の直前講義 ホテルから車で15分ほど走ると、グアム大学の広大なキャンパスに到着しました。 グアム大学は、ホテルやショッピングモールが立ち並び観光客で栄えている島の北側(タモン地区など)とは反対側の、落ち着いた島の南側に位置しています。海外の大学のキャンパス内に足を踏み入れる機会はなかなかないため、こうして訪れることができてとても新鮮で良かったです。 敷地内にはいくつもの校舎が点在していましたが、今回私たちが使用するこちらの建物は、生化学や解剖学などに関する専門学部の棟のようでした。 建物の中に入り受付を済ませると、まずはじめに1時間ほど、これからの実習に向けた「解剖学に関する直前講義」が行われました。 スライドにも『外科手術の基礎は解剖である! 〜解剖の理解無くして、手術の成功は有り得ない〜』と大きく掲げられている通り、実は日々の歯科治療、とりわけ外科処置を伴う「インプラント治療」は、一歩間違えれば大きな偶発症や医療事故につながりかねないリスクを孕んだ治療です。 顎の骨の周囲や軟組織(歯ぐきや筋肉)の奥には、絶対に傷つけてはならない太い血管(動脈)や重要な神経が複雑に走行しています。万が一の緊急処置(気道確保など)や確実な伝達麻酔の手技を含め、解剖学に関する正確な立体構造の知識を頭と体に叩き込み、常に万全の体制で患者さまの治療に当たらなければなりません。 これから始まる実践的な実習を前に、会場の先生方も皆、緊張感を持って真剣な眼差しで講義に聞き入っていました。 貴重な解剖実習と、英語での「認定医試験」に無事合格! 座学での講義が終わると、全員ブルーの手術着(ガウン)とマスク、グローブに着替え、いよいよ解剖の実習室へと入ります。 専門的な場ですので詳細な描写は控えますが、現在の日本の法律上、一般の開業歯科医師がこのような環境で実際の解剖実習を行うことは非常に難しいため、海外の大学ならではの極めて貴重で有意義な体験となりました。 午前中は約2時間みっちりと解剖実習を行い、午後は知識と技術の習得度を測る「実地試験」が行われます。ちなみに実習室には、現地のグアム大学の学生さんたちも熱心に見学に来ていました。 昼食を挟んだ午後からは、いよいよ最大の関門である『インディアナ大学医学部解剖学 顎顔面頭頸部認定医試験』が行われました。 試験では、現地の解剖学の教授陣を前にして、「この神経の部位はどこか」「この動脈はどのように走行しているか」といった質問に対し、実際の部位をピンセット等で一つひとつ正確に指し示しながら口頭で答えていきます。 もちろん試験のやり取りは「すべて英語」で行われるため、普段聞き慣れない英語の解剖学専門用語が飛び交い、頭をフル回転させて答えるのは本当に大変でした! 張り詰めた緊張感の中でしたが、これまでの勉強の成果を出し切り、無事にすべての試験項目をクリアして「合格」をいただくことができました! 2泊3日の強行日程ではありましたが、今回も医療人として大変有意義な海外研修を受けることができて本当に良かったです。 教科書の平面のイラストだけでは決して得られない、実際の立体的な神経や血管の走行を自らの目と手で確認したこの貴重な経験は、今後の日々の診療やインプラント手術の安全性を高める上で、間違いなく大きな財産になります。 これからも世界水準の確かな知識と安全な技術をもって、当院にご来院いただいた患者さまに安心・安全な歯科医療をご提供できるよう、精進してまいります! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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歯の不思議
歯はなぜ白いのでしょう? 歯は外側(表面)がエナメル質、その下に象牙質があり、象牙質の中に歯の神経があります。 白色のエナメル質は実際は半透明で、歯が白く見るのはエナメル質の下にある象牙質が透けて見えているからだそうです。 象牙質は真っ白では無く、黄色っぽい色をしていて、歯が少し黄色みを帯びているのは、象牙質の色が透けているからなんですね。 また、神経の治療をして神経がなくなってしまうと、歯の表面は透明感を失って黄色っぽくなったり黒ずんでしまうことがあります。 他にも歳を重ねていくうちに黄色っぽくなってしまうのは、神経が小さくなってしまっているからだそうです。 神経が小さくなったところは黄色い象牙質が作られるので、年をとると表面のエナメルもすり減って、より黄色くなったり濃く見えるようになります。 日本人は特にエナメル質が欧米人に比べて薄いので、中の象牙質が見えて黄色っぽく見えやすいです。 歯の色には個人差がありますよね。 これは、エナメル質の色・透明度・厚さや、象牙質の色が歯によって異なり、この組み合わせによって歯の色が決まるので、色は人それぞれ違ってくるんですね。 人間の歯はなぜ生え変わるのでしょう? 人間の歯は、3歳頃には乳歯は全て生えそろい、6〜13歳頃に乳歯から永久歯へと生え変わっていきます。 お母さんのお腹の中にいる、妊娠7週目ぐらいから、口の中に歯の素になる組織ができてきます。 3歳頃乳歯が生えそろい、その後も体は発達し、顎も大きくなりますが、乳歯はそのままの大きさのため、次第に歯と歯の間に隙間ができて、食べ物を噛むのが十分に出来なくなります。 乳歯の数は20本しかありません。そのため永久歯に生え変わることで本数も32本に増やすことができます。(親知らずを除けば28本) つまり、成長した顎に合った大きさと数の歯が必要になるため、乳歯から永久歯に生え変わるのだそうです。 永久歯は、乳歯の下で成長していきます。 永久歯の根が作られ始めると、乳歯の根を溶かす細胞が作られ、少しずつ溶かされて根がなくなると、乳歯はグラグラして抜け落ち、永久歯に生え変わるそうです。 永久歯は乳歯を目指して伸びていくので、乳歯が早く抜けてしまうと、永久歯が目標を失ってずれた場所に出てしまうことがあるようです。 毎日当たり前に使っている永久歯は、乳歯があってのものなんですね。 もしもお子さんで、乳歯が生え替わらない・永久歯が横から生えてきた等に気がついたらお早めに歯科医院を受診してください。 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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【活動報告】米国レーザー歯学会(ALD)2019年ダラス大会に参加!最新の根管治療レーザーと口腔がん検診機器
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村 将光です。 毎年欠かさず参加している『米国レーザー歯学会(ALD:Academy of Laser Dentistry)』の年次大会へ、今年も参加してまいりました。 前回のALD(2018年フロリダ州オーランド)の参加の様子はこちら 今年の開催地は、テキサス州を代表する巨大都市・ダラスです。 東京(成田空港)からダラスまでは便利な直行便が就航しているため、長時間のフライトでも移動はとても楽でした。海外の学会へ行く際、乗り換え(トランジット)があると待ち時間を含めて5時間ほど余計に時間がかかってしまい、到着する頃にはヘトヘトになってしまいますからね。 ちなみに、到着したダラス・フォートワース国際空港は全米で2番目の敷地面積を誇り、なんと「東京都の大田区よりも大きい」という途方もない広さです! 建物の中には、テキサス州の歴史を象徴するカウボーイや牛(ロングホーン)の大迫力のオブジェが飾られており、アメリカのスケールの大きさと「テキサスにやってきた!」という実感をいきなり味わうことができました。 徹夜でのサポートと、3年前の記憶 無事に宿泊先のホテル(Hilton)に到着しました。 部屋について一息入れたのも束の間、休む間もなく今回の重要なミッションの一つである「指導医試験を受ける先生のサポート」へ向かいます。 私のレーザーの師匠でもある永井先生がつきっきりで症例レポートの最終チェックと修正を行っており、私もレイアウトの調整や英文の校正などをお手伝いし、結局そのまま徹夜での作業が続きました。最終的に完璧なレポートが出来上がったのは、なんと試験開始のわずか「20分前」!ギリギリの戦いでしたが、無事に間に合って本当に良かったです。 また、今回は新たに認定医の試験を受ける若い先生の「試験監督」も務める予定でした。しかし、今年から認定医試験の制度が変わり、実技試験が廃止されてペーパー試験のみになったため、私の試験監督としての出番はなくなってしまいました。試験監督をするのは初めての経験だったので、少し残念な気もしました。 認定医試験の会場を後ろから見守りながら、ふと「3年前の自分の試験」の時のことを思い出しました。3ヶ月間、毎日休みなく診療の合間を縫って英語で症例レポートを作成し、それでも時間が足りずに飛行機の中やホテルの部屋でもパソコンに向かってギリギリで提出したあの過酷な日々……。とても大変だった分、無事に合格して上級資格(Advanced Proficiency)を取得できた時の感激は、今でも鮮明に覚えています。 3年前のALD(2016年フロリダ州オーランド)参加(指導医合格)の様子はこちら 英語力の成長と、最先端レーザー医療の進化 試験が無事に終わった翌日からは、学会のメインである様々な最新の発表や講義を受講しました。 思い返せば6年前に初めてアメリカの学会に参加した時は、飛び交う英語や専門用語がさっぱり分からず、手元の電子辞書が手放せませんでした。しかし継続して参加し続けたおかげで、今回は辞書や翻訳アプリをほとんど使わなくても、講義の内容がかなりスムーズに理解できるようになりました。まあ、私も「指導医」の資格をいただいている身ですから、講義が分からないと困ってしまうのですが(笑)。 昨年も非常に驚かされた「歯の根の治療(根管治療)に役立つレーザー技術」ですが、今年はさらに進化を遂げていました。 もはや顕微鏡レベルの精密さで、複雑な歯の根の中のあらゆる隙間をレーザーの光で徹底的に洗浄・殺菌するという画期的なものです。まだまだ非常に高価な機材ではありますが、当院の患者さまにより確実な治療を提供するためにも、今後ぜひ導入を前向きに検討したいと強く思いました。 また、企業が新製品を紹介する業者展示ブースでも、とても面白い最先端のレーザー機器を見つけました。一見するとペンのような形をしたコンパクトなレーザーなのですが、先端のヘッド部分を付け替えることで、歯科用の光照射器として使えるだけでなく、今話題になっている「口腔がん・舌がんのスクリーニング検査」までできるという優れものです。買おうかどうか会場でさんざん迷ったのですが、海外製のため故障時のメンテナンスや保証の面に不安が残り、今回は見送ることにしました。 学会での素晴らしい出会い 会場では、学会のExecutive DirectorであるGail(ゲイル)さんともお会いしました。毎年参加している私のことをしっかりと覚えてくださっていて、親しく声をかけていただきとても嬉しかったです。 また、学会の評議員の一人であるDr. Jamesとも再会しました。学会へ行くたびにいつも気さくに話しかけてくれる、とても楽しくて温かい先生です。こうした国境を越えたネットワークも、国際学会に参加する大きな喜びの一つですね。 歴史的瞬間の現場、ケネディ大統領暗殺現場へ 今回、水曜日の午後に少しだけ空き時間ができたため、ダラス市内のダウンタウンにある「ケネディ元大統領の暗殺現場」を訪れることができました。当時の暗殺現場となったテキサス教科書ビルが、現在は「シックス・フロア・ミュージアム」という歴史博物館になっています。 ビルの6階の窓から外を眺めると、犯人とされているオズワルドがここからパレード中のケネディ大統領に向けて発砲したという、まさにその場所を見下ろすことができます。 館内には当時の状況を詳細に説明するジオラマ模型なども展示してありました。しかし、実際にその場に立って窓からの景色を見てみると、「う〜ん、どう見ても動いている車をこの角度で撃つのは至難の業なのでは…しかもあれだけ正確に…」と、様々な考えが巡りました。 ダラスという街は、学会のような機会でもない限り一生のうちに2度も訪れることはない場所だと思いますので、歴史的な現場を自分の目で実際に見ることができて本当に良い経験になりました。 来年はサンディエゴへ! 来年のALD年次大会は、4月2日からカリフォルニア州のサンディエゴで開催されることが発表されました。 毎年アメリカまで足を運ぶのも体力的に大変なので、「来年あたりは一旦おやすみしようかな…」とこっそり考えていたのですが、指導医の永井先生から「谷村先生、来年も必ず来るように!」と力強く念を押されてしまいました(笑)。 これからも最新の歯科医療を学び続け、世田谷の皆様にしっかりと還元してまいります! 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7