お知らせ
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ワンタフトブラシの使い方
みなさんはワンタフトブラシをご存知ですか?ワンタフトブラシは、毛先が小さくまとまった“先の小さい歯ブラシ”で、ふだんの歯ブラシでは磨きにくい細かい部分や、一番奥の歯などを磨くのにとても適したアイテムです。 「歯ブラシは毎日ちゃんとやっているのに、検診で磨き残しを指摘される」「奥歯の奥がいつもザラつく気がする」「歯並びが重なっているところがうまく磨けない」そんな方にこそ、ぜひ一度使ってみていただきたいのがワンタフトブラシです。 ワンタフトブラシはどんなときに役立つ? 1)一番奥の歯(最後臼歯)を磨きたいとき 一番奥の歯を磨くとき、普通の歯ブラシだとヘッド(頭)の部分が大きくて、奥まで届きにくいことがありますよね。特に、 口が大きく開けにくい方 頬が張って奥まで入れづらい方 奥歯が生え方的に内側に傾いている方 こういった場合は、奥歯のさらに奥側(ほっぺ側・舌側)に毛先が当たりにくく、磨き残しが増えやすいです。ワンタフトブラシはヘッドが小さいので、狙った場所に毛先を当てやすく、奥歯の汚れをしっかり落としやすいのが大きなメリットです。 2)歯並びが重なっているところ(叢生)があるとき 歯並びが少しガタガタしていると、歯と歯が重なった部分に毛先が入りにくく、磨き残しが起きやすくなります。ワンタフトブラシなら、毛先を“点”で当てられるので、普通の歯ブラシでは届きにくい細かい凹凸にも入りやすく、歯垢(プラーク)をかき出しやすくなります。 3)矯正中、装置の周りを丁寧に磨きたいとき 矯正装置が付いている方は、ブラケットの周りに汚れが溜まりやすくなります。ワンタフトブラシは装置の周りに毛先を当てやすいので、矯正中のセルフケアにも向いています。 4)被せ物やブリッジの周り、歯ぐきの境目を狙って磨きたいとき 被せ物(クラウン)やブリッジの周り、歯ぐきの境目は、形の段差があると汚れが残りやすいことがあります。ワンタフトブラシで狙って磨くことで、磨き残しを減らしやすくなります。 ワンタフトブラシの使い方(コツは“こすらない、当てる”) 「小さい歯ブラシって、どうやって動かすの?」と聞かれることがありますが、コツはシンプルです。<strong>大きくゴシゴシこするのではなく、毛先を当てて小刻みに動かす</strong>のがポイントです。 基本の使い方 鏡を見ながら、磨きたい場所を決める 毛先を歯の面や歯ぐきの境目に“置く” 1〜2本ずつ狙って、小さく振動させるように動かす 奥歯は頬を軽く引っ張ると当てやすい 特に奥歯は、歯の表側(ほっぺ側)だけでなく、内側(舌側)にも汚れが残りやすいので、ワンタフトブラシで丁寧に当ててみてください。 どのタイミングで使えばいい? おすすめは、通常の歯ブラシで全体を磨いたあとです。まずは普通の歯ブラシで全体をしっかり磨いて、その後にワンタフトブラシで 一番奥の歯 歯が重なっているところ 磨き残しが出やすいところ を“仕上げ磨き”するイメージです。 「最初から全部ワンタフトで磨く」必要はありません。あくまで、普段の歯みがきを“ワンランク上”にする補助アイテムとして使うのが、続けやすくておすすめです。 よくある質問 Q1:ワンタフトブラシだけで、歯と歯の間もきれいになりますか? 歯と歯の間の汚れ(接触面の汚れ)は、ワンタフトブラシだけでは落ちにくいことが多いです。<strong>歯と歯の間はデンタルフロスや歯間ブラシ</strong>が得意分野なので、そこはぜひ使い分けてくださいね。 Q2:力を入れて磨いたほうが取れますか? 力を入れすぎると、歯ぐきを傷つけたり、歯ぐきが下がる原因になることがあります。ワンタフトブラシは“狙って当てる”だけで十分汚れが取れることが多いので、やさしい力で小刻みに動かすのがおすすめです。 Q3:どのくらいの頻度で使えばいい? 理想は毎日ですが、まずは「奥歯だけ」「磨き残しが出やすいところだけ」でも十分価値があります。毎日が難しければ、できる日だけでも続けてみてください。 まとめ:今の歯みがきをもうワンランク上へ ワンタフトブラシは、ふだんの歯ブラシでは届きにくい場所に毛先が届く、とても便利なアイテムです。 一番奥の歯が磨きにくい 歯並びが重なっていて磨き残しが出やすい 矯正中で装置の周りが磨きにくい 歯ぐきの境目や段差が気になる こんな方は特に、ワンタフトブラシの効果を実感しやすいと思います。今の歯みがきをもうワンランク上げるために、ぜひワンタフトブラシを使ってみてください。 歯科衛生士 白井 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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テレビ番組の撮影協力
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 5月21日に、テレビ朝日の『くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館』の撮影が当院で行われました。 この番組は、バラエティ番組です。しかし決してふざけた内容ではなく、歯の治療時に患者さんが疑問に思うことを再現ビデオで見せるという内容でした。 今回、私は医学的アドバイスだけだと思っていた所、制作スタッフに、 「先生役ででてください。ついでにインタビューもお願いします!」 と言われてしまいました。 私は正直カメラが苦手なのですが、なかなかない機会なので今回も協力させていただきました。 今回も大勢の撮影クルーが来ました。治療とは違った意味で緊張します。 内容は見てのお楽しみです。放映日程は6月上旬とのことでした。
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デンタルフロスの使い方
みなさんは日頃、デンタルフロスを使用されていますか?「歯みがきは毎日しているのに、虫歯ができやすい」「歯ぐきが腫れやすい」「検診で“歯と歯の間が磨けていない”と言われた」…そんな方にぜひ取り入れていただきたいのがフロスです。 デンタルフロスは、歯の間に挟まった食べカスを取るだけではありません。 実は一番の目的は、歯ブラシだけでは取り除けない“歯と歯の間の歯垢(プラーク)”を落とすことです。 歯垢は細菌のかたまりで、放っておくと虫歯や歯周病の原因になります。 歯の表面は歯ブラシで磨けても、歯と歯の間は毛先が届きにくいので、どうしても磨き残しが出やすい場所なんです。 そこで今回は、まだフロスを使っていない方のために、できるだけ簡単に分かりやすく使い方をお伝えします。 最初は少しだけコツがいりますが、慣れると「歯みがきだけだった頃には戻れない」と感じる方が多いですよ。 そもそも、フロスは毎日必要? 結論から言うと、できれば毎日1回がおすすめです。タイミングはいつでもOKですが、個人的には「夜、寝る前」に取り入れるのが続けやすいと思います。 寝ている間は唾液が減って細菌が増えやすいので、寝る前に歯と歯の間まできれいにしておくと安心です。 ただ、最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。「まずは奥歯だけ」「まずは上の歯だけ」など、できるところから始めてみてください。 糸巻きタイプ(ロールタイプ)の基本の使い方 1)長さは40cmくらい まず、フロスを40cmくらい(手に持って肘のあたりまで伸ばすイメージ)に切ります。短すぎると操作しにくく、長すぎると扱いにくいので、最初はこのくらいが目安です。 2)左右の中指に2〜3回巻き付ける 左右の中指に2〜3回巻き付けて持ちます。このとき、片側の指に少し多めに巻いておくと、使い終わった部分を巻き取って「きれいな部分」に交換しやすくなります。 3)親指・人差し指でつまんでピンと張る 使う場所(上の歯/下の歯、前歯/奥歯)によって、親指や人差し指で押さえて糸をピンと張ります。フロスの“作業する部分”は1〜2cmくらいが扱いやすいです。 4)歯の間にゆっくり入れる(勢いよく押し込まない) 歯と歯の間に差し入れるとき、勢いよく「グッ」と入れると、歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。ポイントは、ノコギリを引くように小刻みに動かしながら、ゆっくり入れること。これだけで痛みや出血が起きにくくなります。 5)歯の側面に沿わせて“こすり取る” 歯間に入ったら、フロスを歯の側面に沿わせます。イメージとしては、歯にフロスを「抱きつかせる」感じで、C字(カーブ)を作ると汚れが落ちやすいです。 片側の歯の面を上下に数回こする 反対側の歯の面も上下に数回こする 最後にゆっくり引き抜く この流れでOKです。「歯と歯の間の真ん中を1回通すだけ」だと汚れが十分に取れないことが多いので、左右それぞれの歯の面をこするのが大事なポイントです。 6)歯と歯の間ごとに“新しい部分”を使う 同じ場所を使い続けると、取れた汚れを別の歯間に押し込んでしまうことがあります。歯と歯の間を1か所終えたら、指で少しずつ送って、きれいな部分に変えていきましょう。 使っていて不安になりやすいこと(よくある質問) 「血が出たけど大丈夫?」 フロスを始めたばかりの方は、歯ぐきに炎症があると出血することがあります。 多くの場合、正しく続けて清潔になると落ち着いていきます。ただし、強い痛みがある、出血が毎回大量に出る、数日〜1週間たっても改善しない場合は、歯ぐきの炎症が強い可能性もあるので、遠慮なくご相談ください。 「歯の間が狭くて入らない」 歯の間がきつい方は、無理に押し込むと歯ぐきを傷つけがちです。まずは“滑りが良い”タイプ(ワックス付き)を選ぶと入りやすいことがあります。それでも難しい場合は、歯並びや詰め物の状態によっては別の清掃用具が合うこともあるので、医院で一緒に選ぶのがおすすめです。 「詰め物が取れたりしない?」 基本的に、適切な使い方であれば問題ありません。 ただし、引き抜くときに上に引っ張ると、補綴物(詰め物など)に引っかかることがあります。抜くときは「上に引っ張る」より、横からスッと抜く意識にすると安心です。 難しい方には「持ち手つき(フロスピック)」もおすすめ 「糸巻きタイプは難しいな…」という方には、持ち手つきのタイプ(フロスピック)もあります。手が届きにくい奥歯にも使いやすく、初心者の方にはとても良い選択肢です。 ただし、慣れてしまえば糸巻きタイプも簡単ですし、コスト面では糸巻きタイプの方が優れています。歯間が多い方ほど、ロールタイプのほうが経済的に続けやすいと思います。 糸巻きタイプは当院の受付でもご購入できますので、気になる方はお気軽にお声がけください。 フロスの種類(ワックス付き/なし、太さ、素材)もいろいろありますので、「自分に合うものが分からない」という方は、スタッフが選び方のポイントもお伝えします。 まとめ:まずは“1日1回”からでOK フロスは、「やったほうが良いのは分かるけど、面倒そう」と感じやすいケアかもしれません。 ですが、最初の数日だけ頑張ってみると、意外とすぐ慣れます。 そして歯の間がすっきりすると、気持ちよさを実感できると思います。 まずは、今日から「夜の歯みがき+フロス1回」ここから始めてみてください。 ぜひお試しください! 歯科医師 藤田 谷村歯科医院 ネット予約はこちらから 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷3-32-2 渡辺ビル2階 TEL:03-3789-8241 URL:https://tanimurashika.jp/ Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/oAfUwBSwhy8V7bcp7
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米国レーザー歯学会で別の試験
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。今年も4月5日から9日までアメリカのレーザー歯学会 (Academy of Laser Dentistry :ALD) の年次大会に参加して、試験を受けに行きました。実は私、昨年の学会ですでに指導医クラスの試験をパスしております。昨年の学会参加の様子はこちら今回は何の試験だったかといいますと、別の波長の試験でした。歯科用レーザーは主に4つの波長が使われておりますが、それぞれ使い方や効果が異なります。指導医の試験では、それぞれの波長で試験があります。今回申し込んだClinical Simulationのテストは、レーザーに関する一般的な安全管理とこの波長にあった使い方とデモンストレーションを30分説明と実演して85点以上取らなくてはなりません。3年前にも受けたテストをまたやることになりましたが、波長が違うため半分以上は新しく勉強する必要がありました。今年の学会の開催場所はアリゾナ州のツーソンです。ツーソンの場所は、メキシコに近く、砂漠地帯です。なかなか観光で行くことはないと思いますので、貴重な体験です。ロサンゼルス空港で乗り換えて1時間30分でツーソンの空港につきました。夕方でしたが日が暮れる前に到着することができて良かったです。ホテルまでタクシーで行こうと思いましたが、1台もいません!旅行客はみんなUberなどの配車アプリで地元の人の車に次々と乗ってしまい、気がついたら空港出口にはほとんどいなくなってしましました。。。私のSIMカードでは電波が入らなかったためUberが使えませんでしたが、なんとかシャトルバスを見つけて、時間はかかりましたがホテルまで行くことができました。学会会場のあるホテルはツーソンの郊外にあり、外は巨大なサボテンに覆われています。特に山の頂上まですべてサボテンが生えている様子は圧巻でした!ちなみにこれらのサボテンは小さく見えますが、1本の長さが大体7~8メートルぐらいありものすごく大きいです。次の日から学会が始まりました。私のネームタグに注目です。ADVANCED PROFICIENCY つまり上級資格です。私は昨年すべての試験をパスしたので、今年からこの肩書をつけることができます。今までこれをつけている先生が眩しくて、このタグを付けたい一心で頑張っていました。アメリカの先生もこれをみて、「ただ遊びに来ている日本人ではないのかー」と思ってくれます。ちなみに試験官や発表者だとさらに肩書が増えていきます。幾つかの講演を聞きましたが、試験が2日目なので落ち着きません。時差に関しては調整のコツを覚えたのか、コーヒーをがぶ飲みしなくてもあまり眠くなりませんでした。夜になると軽く食事を済ませたあとは、いつもどおり勉強です。今年は自分の勉強をしつつ他の先生のサポートもしていました。英語で説明する試験なので、何度も何度も繰り返して時間内にできるようにしなければなりません。試験は朝6時30分からです。6時には試験会場につくようにするので5時に起きました。参加4年目ともなると何も驚きません。試験前に最後のチェックをしています。今回も無事合格することができました。日本人メンバーで集合写真。私の隣の若い先生は学会から招待されてきていた大学の先生です。研究の発表を行い、賞をとっていました。すごいです!今回私の試験官だったBeatrijs Deruyter先生です。この先生は今年の学会で最高賞のLeon Goldman賞を受賞されました。今回もいろいろなことがありましたが、とても充実した学会参加でした。来年の学会は昨年と同じフロリダのオーランドで開催されます。ただ、この5年間ほぼ毎年参加していたのと、試験は今年で一区切りついたので来年はパスしようと思っていました。しかし指導医の永井先生に、「来年も必ず参加するように。25周年大会で日本からの参加者を多く募るので、認定医試験の試験官をしてもらいます。」と言われてしまいました。つまり教わる立場から教える立場になるということです。指導医として恥ずかしくないようにさらに勉強して、また来年の学会に臨もうと思います!
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大阪で歯科放射線のセミナー
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。先日、大阪歯科大学で 『日本歯科放射線学会』 のアドバンス・セミナーがありましたので行ってきました。私の専門は、歯科用インプラントと歯科用レーザーですが、実は レントゲンなどの放射線に関する専門家 でもあります。実は歯科大学を卒業した後に、母校の東京歯科大学の 『歯科放射線学講座』 に在籍していたことがあります。その時は口腔外科医と連携して、主に癌などの腫瘍の画像診断や研究と病院内での診察や、歯科大生の授業や試験の監督などを朝から夜遅くまで仕事をしていました。朝は口腔外科医と研修で、昼間は学生の講義、夕方から夜にかけて自分の研究です。当時は月曜日から土曜日までびっちり仕事が入っていましたので、毎日がとてもハードでした。今回のセミナーは大阪で朝8時から開催されますが、調べたところ始発の新幹線も飛行機もセミナー会場に時間までに到着することができません。そこで今回、1月にできたばかりの個室の夜行バスで前日の夜から行くことにしました。大阪に到着する時間も早朝の7時前なのでちょうどいいです。池袋のバスターミナルから出発です。ちなみに料金は新幹線とほぼ同じでした。車内の様子です。みたことのない景色です。とてもバスの中とは思えません。できたばかりなのでとてもきれいで、気持ちがいいです。乗客はたったの11人だけです。みんな車内の写真を撮っていました。(*''ω''*)中の前後の仕切りはカーテンではなく完全に壁で個室になっています。なんだかすぐに寝て早朝には降りてしまうのがもったいないです。バスを降りてから地下鉄に乗って20分で天満橋駅にある大阪歯科大学に着きました。私、大阪の地理はさっぱりです。到着するまでグーグル・マップとにらめっこでした。(^_^;)大学病院の裏に校舎があり、そこでセミナーが行われました。歯科放射線学会の会長の挨拶もそこそこに、8時20分から早速講義です。全国の歯科大学の教授の講義が夕方まで40分ごとに全部で12コマあります。時間が40分ごとで限られているためか先生がみんな猛スピードで講義をするので、眠くなる暇がありません!このセミナーはアドバンスクラスだったのでベテランの先生が多かったです。しかしみんな終わったあとはぐったりです。もちろんわたしもさすがに疲れました。。。家に帰ったのは夜9時でしたが、とても有意義な1日でした。
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8020運動
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 今回は、『8020運動』についてです。 8020運動はずいぶん前からあるので、聞いたことのある方もいるのではないでしょうか? 8020運動で、一生自分の歯で生活できるようにしましょう。 1 『8020運動』とは? 『8020運動』(ハチマル・ニイマル・ウンドウ)とは、「80歳になっても自分の歯を20本以上残そう」という、厚生労働省や日本歯科医師会により推進されている運動です。 日本歯科医師会のホームページ 厚生労働省のホームページ ヒトの歯は全部で永久歯で32本あります。 そのうち4本は親知らずですから、残りの28本のうち20本あれば健康に過ごすことができるとの見解から推奨されています。 単純に本数だけではありませんが、20本あれば大抵のものを噛み砕いて食べ物を美味しく食べることができるとのことです。 これからの時代、人生100年と言われていますので、80歳で自分の歯を20本維持することはとても重要なことです。 2 80歳で20本以上歯を残すにはどうすればいい? 80歳で20本の歯を残すためには、まだ若いうちから取り組まなければなりません。 「まだ80歳まで何十年あるから大丈夫」 と思っていても、気づいたときには歯がみんなグラグラで重度の歯周病になってからではおそすぎます。 またタバコを吸う人は、吸わない人と比べて歯の残存率が極端に悪くなります。 タバコに含まれているニコチンが血管を収縮させ、栄養が歯肉まで届きにくくなって免疫力が低下します。 その結果、病原菌が出す毒素に対して対抗することができなくなるため、歯がだめになっていきます。 タバコを吸う人で将来自分の歯を少しでも残そうと思うなら、今すぐタバコから卒煙しましょう! さらに、普段どんなに頑張って歯を磨いていても、すべてをきれいにすることはできません。 歯に残った歯垢が固くなって取れなくなる歯石になるのが3ヶ月と言われていますので、3ヶ月毎の定期検診と歯石の除去を行いましょう。 歯がなくなる一番の原因は歯周病ですが、次に多い原因は虫歯です。 虫歯ですごく痛くなっても、我慢しているうちに痛くなくなることがあります。 これは決して虫歯が治ったわけではなく、痛みを感じていた歯の神経が虫歯菌にやられて腐ってしまったため痛みを感じなくなっただけです。 そのうち歯が使えなくなり抜歯となってしまいますので、痛くなったら速やかに歯科医院で虫歯の治療をしましょう。 『8020運動』で80歳になっても20本以上の歯を残すためには、以下のことをしましょう。 ① 虫歯・歯周病を治す ② 毎日正しくブラッシングとスロス、歯間ブラシ、マウスウォッシュを行う ③ タバコを止める ④ 歯ぎしりや食いしばりは歯を壊すので、歯科医院でマウスピースを作る ⑤ 3~6ヶ月に一度は歯科医院で検診と歯石取りをする いつまでも自分の歯で、なんでも噛めるように頑張りましょう!
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歯がしみる・・・知覚過敏について
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。 冷たいものを食べたり飲んだ時に、歯が「キーン」としみることがあります。 また歯ブラシをしているときも、「ズキン」としみることがあります。 虫歯があればそこから痛みが出ますが、虫歯でもないのに歯がしみる場合は 『知覚過敏』 の可能性があります。 今回はこの知覚過敏について説明をいたします。 1 『知覚過敏』とは? 歯は主に表面の『エナメル質』とその内面と根の大部分を占める『象牙質』、そして歯の中心にある知覚を感じる『歯髄』からなっています。 この中心にある歯髄は、痛みのみを感じる神経と歯に栄養を送ったり歯を硬くする細胞を送ったりする血管が混ざったものになります。 冷たいものなどの刺激が歯にあたっても通常は固いエナメル質で守られているため、中心の歯髄にまで伝わりません。 しかし何らかの原因でエナメル質の内側の象牙質に当たると、そこから歯髄に刺激がさらに伝わって鋭い痛みになるのです。 象牙質はエナメル質と同様に硬い組織ですが、顕微鏡で見ると歯髄まで無数の管が走っています。 これを『象牙細管』といいます。 刺激はこの象牙細管を伝わって、痛みを感じる歯髄に達することでまるで電気が走るようにしみるのです。 2 『知覚過敏』の原因は? 知覚過敏は様々な原因で発生します。 最もよくある原因は歯ブラシのしすぎです。 歯を磨くことはとてもいいことですが、多くの人は力を入れすぎています。 特に朝は忙しいため、歯ブラシも短時間で終わらせるのでつい力を入れすぎてしまいます。 また食後すぐに歯を磨くと口の中が酸性のため、歯の表面のエナメル質や象牙質が削れてしまいます。 歯を磨くのは食後30分経たってからにしましょう。 その他の原因として多いのは、歯周病による歯の根の露出です。 歯周病は歯茎の奥の実際に端を支えている顎の骨が細菌の出す酸で溶けてしまう病気です。 それはゆっくりと進むため自覚症状がないまま進行していき歯の根が露出してきてようやくしみるなどの症状が出るようになります。 また加齢による歯肉の退縮も歯の根が露出することで知覚過敏になります。 そしてとても怖いのが、歯ぎしり・食いしばりによる知覚過敏です。 寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをする人が多いのですが(皆さん寝ているのでほとんど自覚はありません)、強い力で歯が揺さぶられるので全体に歯の根が露出してしみるようになります。 歯が全体にしみると感じたら歯ぎしり・食いしばりをしている可能性があります。 歯ぎしり・食いしばりはしみるだけでなく、歯肉と骨の吸収や歯をする減らしたりかけたり被せ物が壊れたりしていきますので、出来るだけ早く歯科医院で歯を保護するマウスピースを作ってもらってください。 ただし、口の中は自分ではよく見えないため、知覚過敏だと思っていても虫歯の可能性もありますから気をつけてください。 3 『知覚過敏』を防ぐには? 歯ブラシは強く当てずに、食後30分以上経ってから磨くようにしましょう。 また歯ぎしり・食いしばりのある方はマウスピースを作りましょう。 歯科医院では、しみ止めの薬を塗ることで改善することがあります。 薬局ではしみ止め成分の入った歯磨き粉もあります。 当院でも歯科医院専用のしみ止め効果のある歯磨き粉を販売していますので、お気軽にご相談ください。
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40代 男性 O.K様 メタルセラミックスブリッジ・メタルセラミックス冠
<概要> 上下の歯の治療を行いました。被せ物・ブリッジの治療にメタルセラミックスを使用しています。 <治療説明> 施術名:メタルセラミックスブリッジ・メタルセラミックス冠 施術の説明:メタルセラミックスは色や形の悪い歯を治してできるだけ自然な歯に近づけます。内側は金属、外側はセラミックスでできており、白さは変色せず、耐久性が高いです。 施術の副作用(リスク):痛み・咬合時痛・冷温水痛・抜歯する場合は腫脹や出血や神経麻痺などを生じる事があります。麻酔を行う場合、アナフィラキシーショックを生じるリスクがあります。セラミック・仮歯が欠けたり、外れる事があります。場合により歯の神経の治療をします。 施術の価格(保険適用外):1本あたり 110,000円
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80代 女性 S.S様 ノンクラスプデンチャー・オールセラミックス冠(emax+ポーセレン)・フルジルコニア冠・ピュアセラミックemaxインレー・ジルコニアインレー・メタルセラミックス冠
<概要> 義歯(入れ歯)および上下の歯(詰め物・被せ物)の治療を行いました。フルジルコニア、オールセラミックス、e-max、メタルセラミックスを使用しています。 <治療説明> 施術名:ノンクラスプデンチャー、オールセラミックス冠、フルジルコニア冠、ピュアセラミックemaxインレー、ジルコニアインレー、メタルセラミックス冠 施術の説明:ノンクラスプデンチャーはバネがない入れ歯です。オールセラミックス・フルジルコニア・emaxは色や形の悪い歯を治してできるだけ自然な歯に近づけます。金蔵を使用していないため、金属アレルギーの原因にもならず、体に優しい素材です。メタルセラミックスは色や形の悪い歯を治してできるだけ自然な歯に近づけます。内側は金属、外側はセラミックスでできており、白さは変色せず、耐久性が高いです。 施術の副作用(リスク):痛み・咬合時痛・冷温水痛・抜歯する場合は腫脹や出血や神経麻痺などを生じる事があります。麻酔を行う場合、アナフィラキシーショックを生じるリスクがあります。セラミック・仮歯が欠けたり、外れる事があります。場合により歯の神経の治療をします。 施術の価格(保険適用外):1本あたり 66,000~330,000円
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国際インプラント学会の年次大会
こんにちは、谷村歯科医院 院長の谷村です。先週の日曜日に舞浜のホテルで、『国際口腔インプラント学会の年次大会』がありましたので、参加しに行ってまいりました。通常日本の学会は、大学の歯学部の講座がそれぞれ持ち回りで主催をします。そのため学会の学術大会は主に研究発表が主になり、参加者も大学に残っている医局員がほとんどのため、私みたいな一般臨床医はなかなかなじむことができません。しかしこのインプラント学会は開業医の歯科医師の会員で成り立っています。学術大会も研究より実際の臨床に焦点をあてており、参加することで日々の診療にとても役に立ちます。学会の開催される場所は毎年変わります。今年は東京ベイ舞浜ホテルの会議場で開催されました。この日はとてもいい天気だったため、ディズニーランドに行く家族連れでホテルのロビーは大混雑でした。私は残念ながら?会議室にこもって1日お勉強です。(*^。^*)会場の前にはインプラントに関する歯科用機器メーカーがブースを出していました。インプラントは超精密な医療器具で日々進化しますが、このようなところで最新情報を仕入れることができるのでとてもありがたいです。この国際口腔インプラント学会はドイツインプラント学会と提携しており、ドイツ本国でその学会の認定医試験を受けることができます。この試験はなかなか難しいみたいで合格者は年に数人です。今年の日本人の合格者は一人だけだったみたいで、この学会の開催中に授賞式がありました。私もこの資格を目指して頑張ります!受講中の様子です。学術大会なので正装で参加です。朝から1日講義があったのでちょっとお疲れです。国際口腔インプラント学会(ISOI)は、学会の性質上ベテランの開業医の先生が多い学会です。しかも皆さん目つきが気のせいかとても鋭かったです。今までに様々な困難を経験してきたのでしょう。ところで、会場内で2年前のアメリカのレーザー学会で一緒だった先生とお会いしました。この学会に10年前に最初に参加したときは知り合いの先生が一人もいなかったのですが、今では理事の先生方にも懇意にしていただき、毎年学会に参加するのがとても楽しみです。インプラント治療は、歯がなくなったあとも入れ歯を入れたり隣の歯を削ってブリッジにしなくてもいい素晴らしい治療方法です。特に歯がなくなった隣の歯がぐらぐらになっていると、ブリッジや入れ歯にするとまただめになって歯を失ってしまいます。インプラントを入れることで、弱い歯の負担を少なくすることででき結果的に少しでも長く自分の歯を残すことができるのです。しかしインプラント治療はリスクが大きいことも事実です。そのため我々のようなインプラントを扱う歯科医師は常に最新の知識と技術の取得に日々努力する必要があります。これからも患者様の豊かな人生に役立つように頑張ります!